#はじめに
AWS SAA取得のため勉強しております。今回は自分の備忘録も兼ねて、試験でも頻出のストレージサービスの特徴を比較しつつ、簡単にまとめたいと思います。
#EC2
インスタンスストア
・ホストコンピュータに内蔵されたディスクでEC2と不可分のブロックレベルの物理ストレージ。 ・EC2の一時的なデータが保持され、EC2の停止・終了とともにクリアされる。EBS(Elastic Block Store)
・ネットワークで接続されたブロックレベルのストレージでEC2から独立。 ・EC2から独立しており、EC2をTerminateしてもEBSには保持可能でSnapshotをS3に保持可能。#EBS
・上記の説明同様EC2にアタッチして利用できるブロックレベルのストレージサービス。
・OS/アプリケーションのインストール先、データの保存先などとして利用。
・確保した容量分で課金。
・データは永続的に保存。
・99.99%の可用性。
・サイズは1GB〜16TB。
ボリュームタイプの種類 | ユースケース |
---|---|
汎用SSD | 仮想デスクトップ。低レイテンシーのアプリケーション。開発・テスト環境。 |
プロビジョンドIOPS | 大規模なデータベース。ビジネスアプリケーション。 |
スループット最適化HDD | ビッグデータ。データウェアハウス。ログ処理。 |
コールドHDD | アクセス頻度の低い大量データ。バックアップ。 |
マグネティック | 旧世代のボリュームタイプで基本的には使用しない。アクセス頻度が低い場合などに利用。 |
#S3
・インターネット経由で利用できるオブジェクトストレージサービス。
・イレブンナイン(99.999999999%)の耐久性。
・結果整合性モデル データ更新・削除時、読み取りのタイミングによっては古いデータを読み込むことがある。
・容量無制限。
・安価。
ストレージクラス | 特徴 |
---|---|
S3 標準 | 耐久性が非常に高い |
S3 Intelligent-Tiering | 最もコスト効率の良いストレージクラスに自動的にデータを移動させる。 |
S3 標準-低頻度アクセス (IA IA:infrequent Access) | アクセス頻度が低いが、必要となったらすぐにデータを取り出せる。 |
S3 1ゾーン-低頻度アクセス(S3 1ゾーン-IA) | S3 標準-低頻度アクセスと同様にアクセス頻度が低く、かつ単一のアベイラビリティゾーン内でデータを保存でも良い場合に使われる。S3 標準-低頻度アクセスよりもコストをさらに20%削減できる。 |
S3 Glacier | アーカイブ用ストレージ。コストは安く済む。 |
#EFS
・複数のAZにある複数のEC2インスタンスから同時にアクセス可能な、ファイルストレージサービス。
・完全マネージド型のNFSファイルシステム。
#まとめ
AWSは以下の3つの形式のストレージサービスを、提供していることがわかった。
ストレージタイプ | ユースケース |
---|---|
ブロックストレージ | EC2にアタッチして活用するディスクサービス。データベースシステムやERP システムといった企業アプリケーションなど、低レイテンシーなストレージが必要な場合に最適。例:EBS、インスタンスストア |
オブジェクトストレージ | 安価かつ高い耐久性を持つ、オンラインストレージ。高い可用性や耐久性を備えている一方で、更新や削除がすぐに反映されない。HTTPSなどでアクセス可能なエンドポイントを提供。ゼロから最新のアプリケーションの構築、分析、バックアップなどに最適。例:S3 |
ファイルストレージ | 複数のEC2インスタンスから同時にアタッチ可能な共有ストレージサービス。ディレクトリ(フォルダ)構造という管理のしくみを備えている。大規模なコンテンツリポジトリ、開発環境、メディアストア、ユーザーのホームディレクトリといったユースケースに最適。例:EFS |
参考
この1冊で合格! AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト テキスト&問題集
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/ebs-volume-types.html
これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(SAA-C02試験対応版)
https://aws.amazon.com/jp/what-is-cloud-object-storage/
https://business.ntt-east.co.jp/content/cloudsolution/column-65.html
https://business.ntt-east.co.jp/content/cloudsolution/column-64.html
https://aws.amazon.com/jp/efs/features/