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Power Automate でフィルタークエリを使ってみよう

Last updated at Posted at 2024-11-22

はじめに

BizOptimars の いのうえ です。
今回は Power Automate で SharePoint の「複数の項目の取得」アクションのフィルタークエリを使ってみました。
特定の項目を取得して、Teams に通知するフローを作っていきます。

用意したもの

SharePoint Lists を 1 つ用意しました。
image.png

列名 データ型
タイトル テキスト
DueDate 日付
Status 選択肢

フローの作成

今回はスケジュール済みクラウドフローを作成します。
image.png

image.png

トリガーの Time Zone は日本時間に変えておきます。
image.png

次にアクションの追加から「複数の項目の取得」アクションを追加します。
image.png

image.png

image.png

サイトのアドレスとリスト名をそれぞれ選択します。
image.png

詳細パラメーターの フィルター クエリ にチェックを入れます。
image.png

Status のフィルター クエリ

まず、Status が「未着手」のものを取得するフィルタークエリを作成します。
image.png

フィルタークエリを以下のようにします。
image.png

Status列の内部列名 eq '未着手'
内部列名の確認方法 (クリックすると開きます)
  1. リストを開いた状態で、右上の歯車マークをクリック
    image.png

  2. リストの設定をクリック
    image.png

  3. 内部列名を確認したい列名をクリック
    image.png

  4. URL の最後のイコールから後ろの文字列が内部列名です
    image.png

※日本語の列名の場合、URL の最後のイコールから後ろの文字列に「OData_」を頭に付けたものが内部列名になります
image.png

最初に日本語で列名を設定した場合は、内部列名がこのような文字列になりますので、お気を付けください。
この列の場合は、内部列名は「OData__x500b__x6570_」となります。

では、Teams 通知の設定を行います。
まず、通知用の文を変数で作っていきます。
「変数を初期化する」アクションを追加して、以下のように設定します。
image.png

次に、「文字列変数に追加」アクションを追加して、以下のように設定します。
image.png

最後に、「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する」アクションを追加して、以下のように設定します。
image.png

これでテストを行いますと、以下のように通知することができました。
image.png

DueDate のフィルター クエリ

次に、DueDate が本日以降のものを取得するフィルタークエリを作成します。
image.png

「複数の項目の取得」アクションの前に、現在の日付の取得をしておきます。
image.png

変数のパラメーターは画像の通りです。
image.png

今回使用してるサイトのタイムゾーンは 日本 に設定している状態です。

タイムゾーンの確認や変更の方法はこちらの記事を参考にしてください。

フィルタークエリを以下のように変更します。
image.png

DueDate列の内部列名 ge '日付の変数'

「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する」アクションの文言を変えておきます。
image.png

これでテストを行いますと、以下のように通知することができました。
image.png

おわりに

フィルタークエリは、最初は躓きやすいところになりますので、ぜひチャレンジしていただければと思います!

今回は、eq (等しい) と ge (以上) を使いましたが、以下公式ページでは、他の演算子についても記載がありますので、ご参考にしていただければと思います。

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