はじめに
BizOptimars のいのうえです。
今回は Power Automate の日付の条件分岐の方法をご紹介させていただきます。
フローの内容としては、単純なものになりますが、
イベント情報リストへの新規登録をトリガーとし、登録されたイベント情報の開催日が 本日 のものであれば Teams チャットで通知するという内容でフローを作成します。
用意したもの
列名 | データ型 |
---|---|
タイトル | テキスト |
開催日 | 日付 |
フローの作成
ではフローを作成します。
「自動化したクラウドフロー」を選択します。
トリガーは「項目が作成されたとき」を選択し、作成をクリックします。
まず、「項目が作成されたとき」トリガーのパラメーターを設定します。
サイトのアドレスとリスト名をそれぞれ選択します。
次に、タイムゾーンを日本時間に変換するアクションを作成します。
アクションの追加から「タイムゾーンの変換」アクションを追加します。
Base Time にカーソルを当てて、「fx」アイコンをクリックします。
以下のように式を入れて、追加をクリックします。
utcNow()
Source Time Zone と Destination Time Zone をそれぞれ選択します。
次に、変換した日付のフォーマットを変換するアクションを作成します。
アクションの追加から「変数を初期化する」アクションを追加します。
Name を「本日の日付」、Type を「String」に設定します。
Value にカーソルを当てて、「fx」アイコンをクリックします。
まず、日付のフォーマットを変換するための formatDateTime 関数を入力します。
formatDateTime()
次に「動的なコンテンツ」を選択し、タイムゾーンの変換の「Converted time」をクリックします。
最終的な式は以下のようになります。
formatDateTime(body('タイム_ゾーンの変換'),'yyyy-MM-dd')
左の入力ボックスにカーソルを当てて、雷アイコンをクリックします。
次に、右の入力ボックスにカーソルを当てて、雷アイコンをクリックします。
最後に Teams へ通知するアクションを作成します。
True にアクションの追加から「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する」アクションを追加します。
テスト
フローの保存ができましたら、テストを行います。
リストに新しくイベント情報を登録します。
そうしますと、フローが正常に実行され、Teams へ通知をすることができました。
おわりに
今回は日付の条件分岐を行ってみましたが、日付以外でも条件分岐は使うことが多いので、ぜひチャレンジしてみてください!