インフラと開発フローをより実務寄りに整える
1. コード管理・開発環境整備
- GitHubでリポジトリ管理(ブランチ運用やPRフローも意識)
- Dockerfileを作成してローカル開発環境をコンテナ化
- Linter(ESLintなど)やフォーマッター(Prettierなど)を導入してコード品質担保
2. CI/CD構築
- GitHub Actionsでプッシュ → ビルド → テスト → デプロイ自動化
- AWS CodeDeploy / ECS / Lambdaなどに自動デプロイ
- デプロイ前にDockerイメージビルド&テストを追加
3. IaC・環境管理
- TerraformでVPC/EC2/RDS/S3/ALBなどのリソース管理
- CloudFormationとの比較を学び、どちらも書ける状態に
- 環境ごと(dev/stg/prod)の変数管理
4. モニタリング・運用強化
- 既存Zabbix構成をDocker化して他環境でも再現可能に
- CloudWatchメトリクスやアラームも追加して監視レイヤーを強化
5. ポートフォリオとしての見せ方
- QiitaやGitHubで「コード+構成図+スクショ+自動化フロー」をまとめる
- Terraform + CI/CD + Docker + Node.jsアプリ + 監視まで一連で示す
1️⃣ GitHub管理・Lint/Prettier導入
2️⃣ Lambda + API Gateway + DynamoDB構築(CloudFormation → Terraform化)
3️⃣ GitHub ActionsでCI/CD自動デプロイ
4️⃣ 同アプリをDocker化
5️⃣ ECS(Fargate)で運用 + TerraformでIaC統合
(1) Lambda構成でCI/CDとIaC習得
↓
(2) 同アプリをDocker化
↓
(3) ECS(Fargate)へデプロイ + Terraform管理
1️⃣ GitHub管理・Lint/Prettier導入
・GitHub管理・Lint/Prettier導入の目的は、コード品質と管理体制を整えるための準備段階。
■Windows環境で「GitHub管理・Lint/Prettier導入」を行うためのローカル開発環境セットアップ+具体操作手順
💻 ローカル環境とは
自分のPC内で開発・実行・テストを行う環境。
AWSやクラウドを使わず、Node.js(実行環境)とGit(バージョン管理)**を使ってコードを書く場所。
🧩 1. 必要ツールのインストール
① Node.js(JavaScript実行環境)
-
公式サイト → https://nodejs.org/ja
-
「推奨版(LTS)」を選びインストール。
-
インストール後、PowerShellまたはコマンドプロンプトで確認:
node -v npm -vバージョンが表示されればOK。
② Git(ソース管理ツール)
-
公式サイト → https://git-scm.com/
-
Windows版をダウンロード・インストール。
(設定はデフォルトでOK) -
インストール後確認:
git --version
③ VS Code(開発エディタ)
-
公式サイト → https://code.visualstudio.com/
-
インストール後、「拡張機能」から以下を追加:
- ESLint
- Prettier - Code formatter
- GitHub Pull Requests
🧱 2. 作業ディレクトリの作成
- 任意の場所にフォルダを作成(例:
C:\projects\lambda-api) - VS Codeを開く → メニュー「ファイル」→「フォルダーを開く」でこのフォルダを選択。
⚙️ 3. Node.jsプロジェクト初期化
VS Codeのターミナルを開いて以下を実行:
npm init -y
→ package.json が作成される(Node.jsプロジェクトの定義ファイル)
🧹 4. Lint/Prettier導入
以下を順に実行:
npm install --save-dev eslint prettier eslint-config-prettier eslint-plugin-prettier
設定ファイル作成
eslint.config.js
import globals from "globals";
import pluginJs from "@eslint/js";
import prettierPlugin from "eslint-plugin-prettier";
export default [
{ languageOptions: { globals: globals.node } },
pluginJs.configs.recommended,
{
plugins: { prettier: prettierPlugin },
rules: {
"prettier/prettier": "error",
semi: ["error", "always"],
quotes: ["error", "double"]
},
},
];
.prettierrc
{
"semi": true,
"singleQuote": false,
"tabWidth": 2
}
・追加インストール
npm install --save-dev @eslint/js eslint-plugin-prettier globals
🧪 5. 動作確認
サンプルコードを作成(例:index.js)
const message = "Hello Lambda";
console.log(message);
コードチェック
npx eslint .
自動整形
npx prettier --write .
🔗 6. GitHubリポジトリとの連携
初期化
git init
GitHubで新規リポジトリ作成
(例:lambda-api)
リモート接続
git remote add origin https://github.com/<あなたのユーザー名>/lambda-api.git
コミット&プッシュ
git add .
git commit -m "初回コミット"
git push -u origin main
これらの操作では、VS Code(内部のGit機能)がローカルのコードをGitHub上のリポジトリに同期しています。
それぞれ何をしているかを分解して説明します。
🔹 前提
自分のPCのフォルダ(例:C:\Users\...\Projects\lambda-api)=ローカルリポジトリ
GitHub上の https://github.com/ユーザー名/lambda-api =リモートリポジトリ
①初期化
git init
②GitHubで新規リポジトリ作成
(例:lambda-api)
③リモート接続
git remote add origin https://github.com/<あなたのユーザー名>/lambda-api.git
目的:ローカルとGitHub(リモート)を接続する。
- VS Code(またはGit)は、今後このURLを「
origin」という名前で認識する。 - つまり、「このフォルダの中身を、このGitHubリポジトリに同期する」と設定しているだけ。
- この時点ではまだファイルは送られていない。
④あなたのGitHub情報を登録
git config --global user.name "好きな名前"
git config --global user.email "GitHub登録メールアドレス"
git config --list #設定確認コマンド(↑で登録した値の確認)
⑤ブランチ名を合わせる
git branch #現在のbranchを確認
git branch -M main #GitHubのデフォルトのbranchがmainなので合わせる(branch名をmainに設定)
git add .
目的:ローカルで変更したファイルを「ステージング領域」に登録。
- Gitは「変更をすぐに記録する」わけではなく、一時的に記録候補として登録します。
-
.は「すべての変更を追加」という意味。 - VS Codeでは左側のソース管理アイコン(枝のマーク)を開くと、ステージされたファイルが一覧表示されます。
git commit -m "初回コミット"
目的:ステージした変更を、ローカルリポジトリに保存(スナップショットを作成)。
-
commit=「この時点の状態を保存」 -
-m "..."はコミットメッセージ - ここで初めてローカル履歴として保存される。
- VS Codeの下部に「1 commit」と表示されることもある。
git push -u origin main
目的:ローカルの変更をGitHubへアップロード。
-
originは先ほど設定したGitHubのリポジトリ名 -
mainはブランチ名(メイン開発線) - 結果:GitHub上にローカルと同じフォルダ構成・コードが反映される。
📈 まとめ:流れのイメージ
ローカルで作成
↓
git add . ← 変更を登録
↓
git commit -m "" ← ローカルに履歴を保存
↓
git push origin main ← GitHubにアップロード
成功したら、GitHub上の
👉 https://github.com/ユーザー名/lambda-api
を開くと、index.jsやeslint.config.mjsが見えるはず。
💡 VS Codeでの視覚的操作
- 左の「ソース管理」アイコンを開く(枝のマーク)
- 変更したファイルを確認
- 上のチェックマーク(✓)でコミット
- 「…」メニュー → 「Push」でGitHubに反映
今後はブランチ設定済みなので、更新時は以下でOK:
git add .
git commit -m "update"
git push
今回行ったこと
- Node.jsプロジェクトがローカルで動作
- Lint/Prettierでコード整形
- GitHubにソースを安全に保管