この記事は デジタルキューブグループ エンジニアチームアドベントカレンダー最終日2024年12月25日分の記事です。
メリークリスマス2024年も残りわずかですね。
Amazon Qの日本語対応の記事を書こうと思ったのですが、まだサンタさんがきていないようなので、私の今年の思い出を紹介します。
今年の思い出 その1
今年参加したイベントで、
「JAWS DAYS 2017が初めてのコミュニティイベントだったんです!」
「JAWS DAYS 2017で登壇したんです!」
「JAWS DAYS 2017で人生変わりました!」
と私が実行委員長を務めた JAWS DAYS 2017 についてコメントしていただく機会が何度かありました。
その度に私は嬉しくて当時のサイトや資料などを見返しています
その中の一つにJAWS-UG関西でのLT資料があるのですが、個人的に自信作の一つだったりします。
当時発表されて間もないAmazon Rekognitionを使ってイベントを分析する観点は我ながらよく思いついたなと思ってます
是非以下からご覧ください!
今年の思い出 その2
続いて、今年一番印象に残っている仕事はクラウドお遍路in高知でも話させていただいた Rekogniton を使った案件です。
JAWS-UGを通じて知り合った全国の仲間と共に、トライアスロン大会のランナーの顔を分析するシステムを短期間で構築し、大会当日はたくさんの方々に喜んでいただいたのはとても印象深いです。
今年を振り返っていると...
などと、年の瀬に思っていたんですが、
そういえば、Rekognitonの精度ってすごく進化しているな...!!
JAWS DAYS 2017のデータを今の Rekogniton で分析するとどうなるだろうか
とふと思ったので、やってみました。
構成
7年経って少しは成長したことを証明するために、2017年はEC2を使っていた部分をLambdaに置き換え。
Lambdaのソースコードは当時はなかった生成AIに書いてもらいました。
(これは自分の成長ではなく、時代の進化なのでは...)
とりあえずこんな感じでS3に写真をアップロードするとRekognitonの画像解析の結果をQuickSightで可視化することができました。
データ
当時は、2400枚ほどのJAWS DAYS 2017の写真があったようなのですが、現在探すことができたのは、その中で約2000枚でした。
全く同じ条件でどうなるか試してみたかったので、少し残念...
分析の結果の比較
検出された顔の数
2017年当時は、2400枚の写真から3500人分の顔が検出されたました。
今回は...
!!!!
見間違えかと思い何度も確認しましたが、正しそうです。
写真の枚数が減っているのに、顔の数は3倍に!これは驚きの結果です
例えば、以下の写真内のBounding Boxが検出された顔ですが、
人の目で見ても誰なのか判別できないくらいのサイズや顔の向きでも顔として検出されていることがわかりました。
この写真は2017年時点では10名程度の検出だったので、写真によっては確かに検出される顔の数が10倍近くになっていました。
中にはどうみても判定が厳しそうな顔(らしきもの)も増えていたので、分析結果が全て正しいかは若干怪しい気もします...
当然枚数も変わってくると分析結果も変わってくる可能性があるので、いくつかの指標を2017年と2024年で比較してみました。
笑顔かどうかの判定
なんと、全く逆の結果に...
(発表者ではない人の顔が増えたから真剣な顔が増えたのだとポジティブに解釈)
感情の判定
CALMが一気に増えました。
同じように発表者ではない人の顔が増えたから真剣な顔が増えたのだと解釈...
中には怖がっている人も...初めてのJAWS-UGは怖いとよく言われるやつか...
性別の割合
イベントの男女比が9:1だったので、
写真班が女性を多く撮影していた事実は変わらない
寝ている人の感情判定
寝ている人はいつの時代でも幸せそうで良かったです
結論
精度の向上によって、同じ写真でも分析結果も大きく変わる可能性がありそうです。
Rekognitionを使ったシステムは、Rekognitionのアップデートの際には正しく判定できているか見直すことも大事そうですね!
そして JAWS DAYS 2025 へ
ということで、皆さんの人生を変えるかもしれない次回のJAWS DAYSは2025年3月1日開催です!
どんなイベントになるのか今から楽しみですね!
是非皆さんも参加を
JAWS DAYS 2025
https://jawsdays2025.jaws-ug.jp/