HTMLでCanvasを作成する
最初に、HTMLファイル内にCanvas要素を作成します。Canvasは、幅と高さを持つ要素であり、JavaScriptコードによって描画された内容を表示します。
<canvas id="myCanvas" width="500" height="300"></canvas>
JavaScriptでCanvasを取得する
次に、JavaScriptコード内でCanvas要素を取得します。これには、getElementById
メソッドを使用します。
const canvas = document.getElementById("myCanvas");
const ctx = canvas.getContext("2d");
図形を描画する
Canvasの主な目的は、図形や画像を描画することです。以下に、いくつかの基本的な図形の描画方法を示します。
- 線を描画する:
ctx.beginPath();
ctx.moveTo(50, 50);
ctx.lineTo(200, 50);
ctx.stroke();
- 四角形を描画する:
ctx.fillRect(50, 50, 100, 100);
- 円を描画する:
ctx.beginPath();
ctx.arc(150, 150, 50, 0, 2 * Math.PI);
ctx.stroke();
スタイルと色の設定
Canvasに描画する図形のスタイルや色を設定することもできます。以下に、いくつかの例を示します。
- 線の色を設定する:
ctx.strokeStyle = "red";
- 四角形の塗りつぶし色を設定する:
ctx.fillStyle = "blue";
- 線の太さを設定する:
ctx.lineWidth = 3;
アニメーションの作成
Canvasを使用してアニメーションを作成することも可能です。以下に、基本的なアニメーションの作成方法を示します。
function draw() {
// Canvasをクリアする
ctx.clearRect(0, 0, canvas.width, canvas.height);
// アニメーションの描画コードをここに追加する
// アニメーションの更新
requestAnimationFrame(draw);
}
// アニメーションを開始する
draw();
イベントの処理
Canvas上でのマウスのクリックやキーボードの入力などのイベントを処理することも可能です。以下に、マウスクリックイベントの例を示します。
canvas.addEventListener("click", function(event) {
const x = event.clientX - canvas.offsetLeft;
const y = event.clientY - canvas.offsetTop;
// マウスクリック位置での処理をここに追加する
});