Google Apps ScriptでHello Worldを出力するまで

はじめに

Google Apps Script（GAS）は、Googleのサービス（Gmail、Googleスプレッドシート、Googleドキュメントなど）を自動化するためのスクリプト言語です。
この記事では、初めてGASを使用する方を対象に、開発環境のセットアップから「Hello World」を出力するまでの手順を説明します。

ステップ1：Google Apps Scriptのセットアップ

1. Googleアカウントにログインする
   まず、Googleアカウントにログインしてください。

2. Google Apps Scriptエディタを開く
   Google Apps Scriptエディタにアクセスします。新しいプロジェクトを作成するために、「新しいプロジェクト」をクリックします。

3. プロジェクトの命名
   プロジェクトにわかりやすい名前をつけましょう。ここでは「HelloWorld」とします。

ステップ2：Hello Worldスクリプトを作成する

エディタが開いたら、以下のコードを入力します。

// Hello Worldをコンソールに出力する関数
function helloWorld() {
  // 「Hello, World!」をログに出力します
  Logger.log('Hello, World!');
}

ステップ3：スクリプトを実行する

1. 保存
   コードを入力したら、プロジェクトを保存します。

2. 関数の選択
   スクリプトエディタの上部にあるドロップダウンメニューから helloWorld 関数を選択します。

3. 実行
   「実行」ボタンをクリックします。初回実行時には、Googleアカウントへのアクセス許可を求められるので、必要な許可を与えてください。

4. ログの確認
   実行が完了したら、「表示」メニューから「ログ」を選択して、出力結果を確認します。「Hello, World!」と表示されていれば成功です。

ステップ4：テストコードにコメントを追加する

コードの各処理に日本語のコメントを追加し、理解しやすくしましょう。

// Hello Worldをコンソールに出力する関数
function helloWorld() {
  // 「Hello, World!」をログに出力します
  Logger.log('Hello, World!'); // ここで「Hello, World!」とログに出力します
}

// テスト関数
function test_helloWorld() {
  // helloWorld関数を呼び出します
  helloWorld(); // ここでhelloWorld関数を実行します

  // 期待されるログ出力を確認します
  // ※手動でログを確認するか、Logger.getLog()を使ってプログラムで確認することも可能です
}

以上