Google Chrome 78へのアップデート後にクラッシュして何も見れない現象が発生しているようです(2019/10/23 朝~)。エンジン自体が起動していないためか、設定画面含めてほぼすべて開けなくなります。また、再インストールしても最新バージョンがインストールされるため解消されません。
※現象がハッキリしてきたので対応方法を更新しました(19/10/24 19:00)
検証環境
- Windows 10 Pro
- Chrome 78.0.3904.70
- Endpoint Protection 12.1 RU6 MP7
※PCMaticでも不具合報告有
対応方法
バグでは無く互換性の問題のようなので下記のいずれかが正しい対処のようです。
- Symantec Endpoint Protectionをアンインストールもしくは、v14.2以降にバージョンアップする
- PcMaticをアンインストール(アップデート?
その他の類似ソフトでも発生する可能性があります。
入れ替えなどが難しい場合や、すぐに使いたい場合は次の暫定方法で起動可能になります。
対応方法(暫定
全てのChromeを閉じたのを確認してから、コマンドラインを開き以下を実行します。
"C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe" --disable-features=RendererCodeIntegrity
起動してしまえば、全てのタブを閉じて終了するまで使えます。chromeのプロセスが一つでも残っている場合は有効になりません。
暫定的に起動用バッチでも作った方が良さそうです。
追加情報(19/10/23 15:40)
Symantec Endpoint ProtectionのVersionが14.2より古いとRender Integrity機能との互換性がなくて発生する不具合のようです。
追加情報2(19/10/24 9:00)
PCMaticでも同様の現象になるとの情報をいただいています。また、Endpointでスキャン除外にChrome.exeを入れると良いとの情報もいただいていますが、自分の環境では除外では解消できていません。
参考
メモ
「RendererCodeIntegrity」による実行時チェックが問題のようですが、不具合の対象や環境については特にリリースは出ていません(19/10/23 12:00現在)
自動アップデート停止はmsconfigしたりしないといけないしリスクもあるので、せめて一時的に前のバージョンに戻す方法が本当は欲しいですよね...。
現象がハッキリしてきたので対応方法を更新しました(19/10/24 19:00)