1. はじめに
先日OpenStudioのチュートリアルを試してみる その11の記事にて、以下のリンクの動画シリーズで紹介されているOpenStudioを用いたfire station(消防署)のモデル作成・シミュレーションの13番目の動画についての手順を追っていきました。今回はこの動画シリーズの14番目の動画の手順を追っていきたいと思います。
2. 実施環境
CPU: CORE i5 8th Gen
メモリ: 8GB
OS: Windows 11 22H2
3. 手順
本記事で内容・手順を追った動画(上記動画シリーズの14番目の動画):
3.1 Thermal Zoneの設定
以下の図の赤枠で囲んだ"Thermal Zones"をクリックします。
ここで"Name"の"TZ-105/106"のところを"TZ-105"に、"TZ-105/106 Plenum 3"を"TZ-105 Plenum"に、"Thermal Zone 1"を"TZ-106"に、"Thermal Zone 1 Plenum"を"TZ-106 Plenum"に変更し以下の図のようにします。
3.2 Cooling Thermostat ScheduleやHeating Thermostat Scheduleの設定
画面の右のLibraryから赤枠で囲んだ"CLG HVAC"モジュールを黄色枠で囲んだ"TZ-102"の"Cooling Thermostat Schedule"のところにドラッグアンドドロップして設定します。
その後同じようにLibraryから"HTG HVAC"モジュールを"TZ-102"の"Heating Thermostat Schedule"に"HTG Freeze Prot STPT"モジュールを"TZ-101"の"Cooling Thermostat Schedule"のところにドラッグアンドドロップして以下の図のように設定します。
次にPlenum以外のゾーンに対して"TZ-102"の設定をコピーするために、以下の図で赤枠で囲んだところにチェックを入れ、黄枠で囲んだ"Cooling Thermostat Schedule"や"Heating Thermostat Schedule"の項目の"Apply Selected"をクリックします。
3.3 Cooling Sizing Parameterの設定
以下の図の赤枠で囲んだ"Cooling Sizing Parameters"のタブをクリックします。
次に以下の図で赤枠で囲んだ"Zone Cooling Design Supply Air Temperature"の項目で、"TZ-101"のところを
57.200000から55.000000に変更します(黄枠で囲んだところ)。
そしてその設定は他のPlenum以外のゾーンにも適用するため、以下の図で赤枠で囲んだところにチェックを入れ、黄枠で囲んだ"Zone Cooling Design Supply Air Temperature"の項目の"Apply Selected"をクリックします。
3.3 Heating Sizing Parameterの設定
以下の図の赤枠で囲んだ"Heating Sizing Parameters"のタブをクリックします。
次に"Zone Heating Design Supply Air Temperature"の項目で、"TZ-101"のところを
104.000000から90.000000に変更します(赤枠で囲んだところ)。
そしてその設定は他のPlenum以外のゾーンにも適用するため、以下の図で赤枠で囲んだところにチェックを入れ、黄枠で囲んだ"Zone Heating Design Supply Air Temperature"の項目の"Apply Selected"をクリックします。
また以下の図で赤枠で囲んだ"Design Zone Air Distribution Effectiveness in Heating Mode"のところも"TZ-101"のところを1.0から0.8に変更した上で(黄枠で囲んだところ)、前述と同じ手順により他のPlenum以外のゾーンにも適用します。
4. まとめ
とりあえずここまでも特にエラーなく進めることができました。
次回は動画シリーズの15番目:https://www.youtube.com/watch?v=osftawugpL0&list=PLRW2KXkdSVUdY2iQ6yjohNT5E5ElLVIhU&index=15 を実施していきたいと思います。