無料 DeepSeek API はどこで使えますか?
BeatAPI の無料 DeepSeek API では、DeepSeek V4.1 Flash をモデル ID deepseek-v4.1-flash-free で利用します。入力・出力の料金は USD 0。初回チャージ前はアカウント全体で成功したリクエストが毎分 1 回まで、チャージ後は毎分最大 10 回です。小規模な自動処理では、呼び出しを順番待ちにし、HTTP 429 が返ったら待機し、完了した結果を保存してから次へ進みます。
- API キーを作成し、既定の
autoグループを維持します。 - 無料モデル ID を明示し、アカウントの上限に合わせて呼び出し間隔を設けます。
- レート制限時の再試行には回数と待ち時間の上限を設定します。
- 途中から再開できるよう、入力ごとに完了状態を保存します。
- 有料モデルへの代替切り替えは、予算を決めた場合だけ有効にします。
接続先と条件はDeepSeek V4.1 Flash API のページで確認してください。公開の料金一覧では無料モデルと有料モデルが別々に掲載されています。現在の対応形式と頻度上限は、公開のモデル仕様でも確認できます。モデル紹介ページでは有料版が先に表示される場合があるため、この記事の無料モデル ID を明示してください。無料提供が終了する可能性もあります。このガイドは、待ち時間を許容できる小さな文章処理を扱います。既存アプリの変更についてはOpenAI SDK の移行ガイドを参照してください。
無料 DeepSeek API の接続設定
| 確認項目 | BeatAPI の接続先 |
|---|---|
| キーの作成 |
ダッシュボードの API Keys。グループは auto
|
| 無料モデル | deepseek-v4.1-flash-free |
| OpenAI 互換の接続先 | https://api.beatapi.io/v1 |
| 対応するリクエスト形式 | Responses または Chat Completions |
| 入力・出力の料金 | USD 0 |
| 初回チャージ前 | アカウント全体で成功したリクエストが毎分 1 回まで |
| チャージ後 | 成功したリクエストが毎分最大 10 回。モデルは無料のまま |
無料 DeepSeek API と、無料チャット、モデルのダウンロード、キャッシュ読み取りだけの無料料金、初回の試用残高は区別します。無料チャットが使えても、アプリに接続するための無料 API が付属するとは限りません。
この無料 DeepSeek API を選ぶ判断材料は、待ち時間を含む少量の処理が利用条件に合うかどうかです。以下では、途中結果を失わずに作業を進める設計まで説明します。
無料 DeepSeek API の利用枠を比較する
「無料」という検索結果でも、対象モデルと利用枠の単位は異なります。以下は2026年10月2日に確認した条件です。
| 接続先 | 公開されている利用枠 | 比較するポイント |
|---|---|---|
| Cloudflare Workers AI | 毎日10,000 Neurons | 掲載されているR1蒸留モデルは別のモデルです。V4 FlashとProには有料の支払い方法が必要です |
| Hugging Face Inference Providers | 無料アカウントには毎月 USD 0.10 分のクレジットが付与されます。変更の可能性あり | トークン単価がゼロになるのではなく、クレジットを消費します。モデルの提供状況も確認します |
| Fireworks | 初回USD 1のクレジット | 試用向けの枠です。料金ページは定期的な補充を保証していません |
| BeatAPIの無料 DeepSeek API | 専用のFlash無料モデルで入力・出力がUSD 0 | アカウント単位の頻度制限があります。提供条件は変更される可能性があります |
無料 DeepSeek API は処理量に合わせて選びます。蒸留モデルの実験には日次の計算枠、短期の評価にはクレジットが適する場合があります。Flashで入力・出力を無料にし、待機を許容できる少量の処理ならBeatAPIの接続先を評価できます。Neuronsや金額を、そのまま保証されたリクエスト回数に換算しないでください。
無料の自動処理が最初からやり直しになる理由
QwenPaw の利用者からの報告には、無料 DeepSeek の呼び出しが途中で制限され、複数段階の作業が繰り返し最初からやり直しになる、という問題があります。その利用環境の報告であり、BeatAPI の実測ではありません。ただし、接続が一時停止したときに進捗を守る設計は共通して役立ちます。
429 が返っても、前に完成した結果まで無効になるわけではありません。全体を再実行すると、既に終わった作業のために再び呼び出しを増やしてしまいます。
処理単位ごとに、入力の識別子、状態、モデル ID、結果、取得できればリクエスト識別子を保存します。回答を確認し、保存が成功した時点でその入力を完了にしてください。
無料 DeepSeek API のレート制限に合う処理
| やりたいこと | 無料利用との相性 | 必要な設計 |
|---|---|---|
| 一つの文章を要約する | 最初の確認に向く | 1 回呼び出して内容を確認 |
| 締め切りのない少量の未処理データ | 試しやすい | 間隔を空けた順番待ちと進捗保存 |
| 多数の利用者に即時回答する | 初期上限では厳しい | 必要な処理量に合うサービス枠を選ぶ |
| 何度もツールを呼ぶ自律的な処理 | 個別評価が必要 | 作業あたりの呼び出し回数と再開方法を設計 |
10 回の成功には、毎分 1 回ならおよそ 10 分、毎分 10 回ならおよそ 1 分の呼び出し枠が必要です。これは計画用の目安です。回答の生成時間、再試行、同じアカウントの別処理、提供状況によって実際の時間は変わります。
キーを増やしても無料枠がキーの数だけ増えるわけではありません。同じアカウントで動く処理をまとめて調整してください。
順番待ちを作る前に 1 回呼び出す
サーバー側の環境変数 BEATAPI_API_KEY にキーを設定し、次の例を実行します。
curl --fail-with-body https://api.beatapi.io/v1/chat/completions \
-H "Authorization: Bearer $BEATAPI_API_KEY" \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{
"model": "deepseek-v4.1-flash-free",
"messages": [{
"role": "user",
"content": "Summarize this release note in one sentence: We added CSV export and fixed duplicate rows in downloads."
}],
"max_tokens": 128
}'
これは実行用のリクエスト例であり、公開された実測結果ではありません。自分の環境で HTTP 状態と返った文章を確認してください。200 が返っただけでは要約の正しさは分かりません。ブラウザーのコードや共有する処理定義にキーを入れないでください。
公開のモデル仕様では、無料モデルの POST /v1/responses も確認できます。有料モデルが対応する形式を、そのまま無料版の保証と見なさないでください。DeepSeek のドキュメントで最新の対応形式を確認します。
待機して、未完了の入力から再開する
アプリ側の処理を次のように組み立てます。
保存先から次の未完了データを読み出す。
アカウント全体のスケジューラーが、次の呼び出しを許可するまで待つ。
設定済みの無料モデルを呼び出す。
200:回答を確認し、保存して、この入力を完了にする。
429:Retry-After があれば従い、なければ間隔を増やして待つ。
同じ入力を最大 3 回再試行し、解決しなければ未完了のまま残す。
認証や設定の恒久的な問題:停止して修正する。
タイムアウト:完了したか不明であることを記録してから再試行を判断する。
チャージ前のアカウントで一つの処理だけを動かすなら、最低 60 秒の呼び出し間隔が保守的な出発点です。少し余裕を設けると時計や実行時刻の差を吸収できます。ただし、429 を必ず防げるという保証ではありません。チャージ後の最大毎分 10 回でも、アカウント全体で調整する必要があります。
n8n の HTTP Request ノードには処理件数と間隔の設定があります。1 件ずつ適切な間隔で送れば、一つの実行内では呼び出しを調整できます。複数の実行が重なる場合は、別途アカウント全体の調整が必要です。
待機時間にも上限を設けます。5 分まで待てる作業なら、その時間を超えた入力は保留し、保存済みの結果は維持します。BeatAPI がアプリの順番待ちや進捗保存を提供するわけではありません。
具体例:12 件の更新情報を要約する
12 件を一つずつ要約する作業で、最初の 4 件を確認・保存したあと、5 件目が 429 になったとします。
1〜4 件目は完了のまま維持し、待機して 5 件目を再試行します。再試行の回数または待機時間の上限を超えたら 5〜12 件目を未完了として残します。次回の実行は、残った入力から始めます。
初期の毎分 1 回では、全体でおよそ 12 分の呼び出し枠に、生成と復旧の時間を加えて見積もります。待てる作業なら無料利用を試す価値があります。12 件すべてを 5 秒で返す必要があるなら、別の構成を検討してください。
呼び出しの成功、回答の採用、保存の完了は別々に管理します。空の回答や使えない回答を、HTTP 成功だけで完了扱いにしないでください。
意図しない有料呼び出しを防ぐ
| よくある間違い | 対処 |
|---|---|
無料のつもりで deepseek-v4.1-flash を指定 |
deepseek-v4.1-flash-free を設定に固定 |
| 429 の直後に何度も送る | 待機し、回数と経過時間を制限 |
| 一つ失敗したら全部再実行 | 入力の識別子ごとに完了を保存 |
| キーの追加で無料枠を増やそうとする | アカウント全体を調整 |
| 制限時に自動で有料モデルへ変更 | 予算を決めた明示的な方針にする |
チャージは無料モデルの頻度上限を引き上げますが、リクエストのモデルを自動で変更しません。有料版を使うには deepseek-v4.1-flash への明示的な切り替えが必要で、料金も別に発生します。
よくある質問
無料 DeepSeek V4.1 Flash は無制限ですか?
いいえ。トークン料金と呼び出し頻度は別です。継続的な無料提供も保証されていません。
最初の利用前にチャージが必要ですか?
無料モデルは事前チャージなしで利用するための接続先です。既定の auto グループと正確な無料モデル ID を使います。
429 が出たら残高を追加する必要がありますか?
まず応答と現在の利用条件を確認してください。頻度制限への対応は呼び出し調整が基本で、支払いだけで設計上の問題は解決しません。
定期実行も無料で試せますか?
待ち時間を許容する少量の処理なら候補になります。実行環境や保存先には別の費用がかかる可能性があります。
タイムアウト後に再試行すると重複しますか?
サーバー側では完了している可能性があります。どのリクエストにも重複防止の保証があるとは考えず、入力の識別子を保存し、後続の書き込みを重複させないようにします。
現在のモデル ID と制限はどこで確認できますか?
DeepSeek API のページ、公開の料金一覧、関連ドキュメントを確認し、まず小さなリクエストを一つ試してください。
著者は BeatAPI の開発に関わっています。この記事は処理設計とリクエスト例の解説であり、実測ベンチマークではありません。
