原文:What Is Space Bunny?(BeatAPI)。本稿は日本語向けに構成を調整した解説です。仕様と提供状況は2026年9月28日に確認しました。
Space Bunnyは、開発元を伏せた状態で提供されたプレビュー用AIモデルの名前です。OpenRouterでは stealth/space-bunny-alpha、OpenCodeでは space-bunny-free として案内されました。長いコンテキストを扱える点が注目されましたが、開発元も正確なモデルの版も公式には確定していません。
何が確認されているか
2026年9月28日に確認したOpenRouterのモデルページでは、100万トークンのコンテキスト、テキスト・画像・動画の入力とテキスト出力、推論設定、ツール呼び出しが示されています。プレビュー中の料金と利用条件は経路ごとに異なり、今後変わる可能性があります。長い入力を受け付けることと、長いタスクを安定して完了できることも別の話です。
業務コードや顧客データで試す場合は、使う経路のデータ保持条件を確認してください。あるプラットフォームの条件を、別のプラットフォームにも当てはめてはいけません。
「MiniMax M3.1説」をどう読むか
独立した複数のトークナイザー比較は、Space BunnyがMiniMax系である可能性を強く示しています。一方、同じ系列でトークナイザーを共有する複数のモデルを、その情報だけで区別することはできません。MiniMaxがM3.1-Flash-Previewを発表したことも、Space Bunnyと同一だという公式確認にはなりません。
匿名モデルが自分を別企業のモデル名で名乗ったという報告もあります。しかし自己申告は、モデルの開発元を特定する証拠として弱いものです。英語の原文では、時系列と証拠の強さを分けて整理しています。
試すなら、比較できる記録を残す
話題のデモをそのまま性能評価とみなすのは危険です。比較実験では、次の条件を揃えます。
- 同じ課題、同じ入力資料、同じ制限時間を使う。
- プロンプト、推論設定、追加指示の回数、使用したツールを記録する。
- 待ち時間とトークン数だけでなく、最終成果物が要件を満たしたかを確認する。
- 長文入力では、答えの根拠となる箇所を示せるかを検査する。
公開事例をまとめたHugging Faceのケース集には、画像からのアプリ制作、SVG、動画理解、長文検索などの例と評価手順があります。これらは外部のテスターによる報告であり、BeatAPIが独自に再実行した結果ではありません。
BeatAPIでの提供状況
BeatAPIは現時点でSpace Bunnyの呼び出し用モデルIDや価格を掲載していません。提供状況ページも「Coming Soon」と明記しています。比較実験にはモデル一覧にある名前が確定したモデルを別の基準として使えますが、Space Bunnyの別名として扱わないでください。
匿名プレビューの正体、料金、提供状況は短期間で変わり得ます。実験前にOpenRouterのモデルページと、利用する経路の条件を確認してください。