ジャーニーマン( @beajourneyman )です。長いの"ジャニ"と呼ばれています。
こちらは生成AI Advent Calendar 2024の16日目の記事です。"AIサービスを使ってみた系から学術的なものまで、生成AIに関することならなんでもOKです!"とのコトで、直近の空いていた日にお邪魔しました。
今回は AWS re:Invent 2024で発表された新機能 Amazon Nova Canvas と Amazon Nova Reel を試します。
AWS whats New
AWS News Blog
Amazon Nova 製品ページ
試す元ネタについて
JAWS FESTA 2024 in 広島 で開催された 生成AI絵画展 に出展した1枚です。テーマは「ハッピーな広島」で、写実的でなく絵画である点がポイントです。
使用モデル:Stable Image Ultra 1.0
プロンプト:Bedrockで英語に翻訳していますが、イラスト風で広島カープ優勝の際の花束贈呈の報道写真をイメージして、プロンプトエンジニアリングしました。
A portrait of a Japanese woman in a warm and celebratory atmosphere, presenting a large bouquet of flowers to the manager of the Hiroshima Carp baseball team, who is shown from behind wearing the team’s uniform. The woman has a cheerful expression on her face. The background features a beautiful blue sky with some clouds.
余談ですが、JAWS FESTA 当日の模様はレポートにしていますので、ご興味あればご覧ください。とてもホスピタリティに溢れたイベントでした。
Amazon Nova Canvas で画像生成してみる
対応しているバージニア北部リージョンで試してみます。必要に応じて「モデルアクセスの有効化」を実施してください。
モデル選択で「Nova Cavas」を選択して「適用」します。
では、前述のプロンプトで生成します。枚数はデフォルト3枚ですが、あえて1枚にします。
生成できました。意図したイメージと遠くない画像が生成されています。生成に要した時間は手元のストップウォッチですが13秒ほどでした。写真に近い出来栄えです。
Amazon Nova Reel で動画生成してみる
現在は6秒の動画生成が試せます。将来的は20秒まで対応するようです。
モデル選択で「Nova Reel」を選択して「適用」します。S3バケットが作成される旨のポップアップが出るので「確認」します。
S3バケットが正常に作成されたメッセージが出たら、冒頭の出展画像を開始画像(Start frame)としてアップロードし、プロンプトとして以下を与えます。
プロンプト:背景の雲がゆっくり流れている中、二人は嬉しそうに笑っている
The two of them are smiling happily as the clouds move slowly in the background.
サイズ違いで怒られました。アスペクト比を無視してサイズ変更します。
動画生成ジョブが開始されました。
凡そ5分ほどかかると表示されて待つこと4分13秒(手元のストップウォッチ)、生成が成功しました。果たして出来栄えは!?
以下のYouTubeにアップしたのでご覧ください。前評判で聞いていた通り、人物の動画はまだ苦手そうです。凝り出すとキリがないので、今回はこの辺で終わりたいと思います。
生成動画をダウンロードしたら、S3バケットを空にして削除します。
まとめ
- 他の生成モデルと同様の感覚で利用できる
- 画像生成はちょっとした作成には良さそう
- 動画生成は人物や複雑な動作はまだ苦手かも
1年ほど前に界隈で流行って試しましたが、直ぐに飽きてしまった勢でした。今回の「生成AI絵画展」や「アップデートのやってみた」など目的がある時、お世話になりそうです。
以上です。