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ジャーニーマン( @beajourneyman )です。システムインテグレーターでCOBOLプログラマ、SE、PM、マーケターを経て、またITの現場に戻っています。プロジェクトマネジメントプロフェッショナル(PMP)の更新が近いので、更新に関するエントリーを残します。

こちらは個人で10日分書く Journeyman GW アドベントカレンダー 2019 の5日目 #令和初日 05/1(水)の記事です。

< #GWアドベントカレンダー とは?>
@wicket が作られた「個人アドベントカレンダーシステム」です。以下、ご紹介のエントリーを書かれていますので、ご覧ください。
https://qiita.com/wicket/items/f2aa70ac9cd734a01c7d

PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)とは?

このエントリーを読まれる方は、これから取得されようとしているか、既ホルダーの方が多いと思いますが、改めてPMPの解説を添えます。

PMP® とは、PMI 本部が認定しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格です。PMP® 試験は、PMI が策定した知識体系である PMBOK® (Project Management Body of Knowledge) ガイド に基づいて実施され、受験者のプロジェクトマネジメントに関する経験、教育、知識を測り、プロフェッショナルとしての確認を目的として実施されます。専門知識を有していることを証明するために、米国PMI本部が資格認定を行うものであり、法的な資格、免許ではありません。PMP® 資格は、プロジェクトマネジメントに関する資格のデファクト・スタンダードとして広く認知されており、プロジェクトマネジメント・スキルの評価基準として、IT・建設をはじめとする多くの業界から注目されています。
[PMI日本支部解説ページより引用] https://www.pmi-japan.org/pmp_license/

近年、さまざまなクラウドサービスの利用が広がり、プラットフォーマーの認定資格が注目を集めています。一方で、マネジメントやディレクションの資格は根強い需要があり、PMPも例外ではありません。こちらはトレーニングで有名な「トレーノケート」さんの興味深い調査結果です。PMPは2位、そしてGCPとScrumのランクアップが印象的です。※リンクには15位までのランキングと過去分の掲載があります。

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PMP更新とCCR(Continuing Certification Requirements Program)について

PMPは3年ごとの更新で、CCRという独特の更新システムを持っています。CCRでは非常にバラエティーに飛んだ活動(アクティビティ)で報告が可能です。

試験に合格して資格保有者となった後も、プロジェクトマネジメントに従事するプロとして、継続的な教育および職務能力の育成のために、CCR(Continuing Certification Requirements Program)と呼ばれるプログラムに従事する必要があります。 CCRサイクル(3年間)毎に、更新手続きが必要となります。

更新のベースになるのは、PDU (Professional Development Unit) という単位です。高校や大学で取得する単位のイメージで、学習およびプロフェッショナルとしてのサービス・アクティビティを定量的に測定する目的で設定されています。この単位PDUを3年間で60取得し、報告・承認されるコトで、資格更新となります。

##PDU取得アクティビティについて
では、PDU取得のためのアクティビティはどのようなラインナップなのでしょうか? **「スキル強化のための学習(Education)とナレッジ・スキル共有の貢献(Giving Back)」**の2つです。

まず、ひとつ目は**「スキル強化のための学習(Education)」**です。以下、項目をご紹介します。

  • コースまたはトレーニング (Course or Training)
  • 組織のミーティング(Organization Meetings)
  • オンラインまたはデジタルメディア(Online or Digital Media)
  • 読書(Read)
  • 非公式学習(Informal Learning)

こちらのカテゴリーで一般的なのはコースまたはトレーニングかと思います。各トレーニング機関で受講可能な有償講座が多数あります。ご興味がある方は「PDU対象コース」で検索してみてください。多数のリストがヒットします。他のトレーニング同様、学習のねらいと期待できる効果を参考に選定して受講します。PMPの場合は、講座受講時に取得できるPDUがいくつなのか?という観点が加わります。組織のミーティング、オンラインまたはデジタルメディア、読書については、以下、PMI日本支部に掲載されている「CCRハンドブック」に詳しく記載されているので、そちらを参照してください。以下にリンクしています。日本語へローカライズいただいた方に感謝です。

もう一方**「ナレッジ・スキル共有の貢献(Giving Back)」**の項目をご紹介します。

  • 実務者として仕事をする(Work as a Practitioner)
  • コンテンツ作成(Create Content)
  • プレゼンテーションの実施(Give a Presentation)
  • 知識の共有(Share Knowledge)
  • ボランティア(Volunteer)

ご覧いただくととある言葉が浮かび上がって来ませんか? そう**「コミュニティ活動」**です。ブログやスライドの公開、コミュニティでのセッション登壇やLT(ライトニングトーク)が該当するのです。詳細は同じくハンドブックをご覧ください。

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(https://www.pmi-japan.org/pmp_license/pdf/CCR%20Handbook_JP_20170403.PDF)

##報告編につづく…
知識編、いかがでしたでしょうか? PMPとニーズ、更新プログラムであるCCR、PDUやアクティビティについて概要をまとめました。プロジェクトマネジメントは実践しているけど資格取得は考え方コトがない、取得してしばらく経ったけど、どうやって更新するんだなど、少しでもイメージがつけば幸いです。

実際の報告は後編にあたる**「報告編」**でまとめます。上記のアクティビティの中の3つの項目について言及します。

  • 実務者として仕事をする(Work as a Practitioner)
  • コンテンツ作成(Create Content)
  • 非公式学習(Informal Learning)

それぞれの内容ご紹介すると、「実務者として仕事をする」は実際のプロジェクト実務、「非公式学習」はカンファレンスやミートアップなどのコミュニティ勉強会、「コンテンツ作成」はQiitaのブログエントリーになります。最後まで読んでいただきありがとうございます。「報告編」でお会いしましょう。

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