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潜在意識を操作する

Last updated at Posted at 2020-05-08

こちらの記事は、Luis Cuende 氏により2014年8月に公開された『 Subconscious manipulation』の和訳です。
本記事は原著者から許可を得た上で記事を公開しています。

私は子供の時にどんな質問を両親にしたかを今でも覚えています。5才から7才の時が一番質問していました。父に宇宙の起源を聞いたこともあります。

もちろん父は私に納得のいく答えをくれませんでした。「ビッグバンはどこから来たんだろう?」と自問してからはビッグバンについても納得できなくなりました。答えが見つからず、私の物理学やその類の興味関心はどんどん高まっていきました。

何にも知らないただの子供が宇宙のことを聞くなどおかしな話だと思うかもしれません。しかし問題はその答えを理解できるかどうかではなく、社会的に「当たり前」とされていることを問うことだと思います。

私たち人間は社会的な存在です。私たちは他の人に影響を与え、他の人も私たちに影響を与えられます。高校生活ではそれが顕著に現れます。誰もが普通でいたいので、縁取りをすることはあまりないでしょう。異質でいたいかって?いいやイケてる子の言うことを聞いて、その子の着ているものを真似して、その子がやってるゲームをしていればいい。最後には典型的な高校生になっているはず。しかしながらこの恐ろしい行動は高校に入る前から、それどころか私たちの人生のとても早い段階からはもうすでに始まっているのです。

私には3歳と2歳になる姪っ子が二人います。最近の子供達と同じように、いつもテレビや映画を見ています。私もたまにしますけどね。好きだからじゃありません。本当はテレビが大嫌いです。それでも見るのは脅威を感じるからです。

これらの映画やテレビのシリーズの多くは中世の王や女王を題材にしています。しかし、歴史とは裏腹に、中世の世界は魔法があって素晴らしい時代であり、王は人民の英雄であると考えられています。 なぜなら彼らは王であり、他を支配する力を与えられているからです。

朝9時から5時まで働いて、車を持っていて、猫を飼っていて、奥さんがいるような男性や、自分自身の為に何かをするのではなく、人々を救うヒーローをよく見かけます。自然を見かけることがどんどん少なくなり、その代わりにピンク色をした牛や、運転をする豚や人を襲う狼などが出てきました。そして残念なことに私の姪っ子達は狼に似ているからという理由だけで私の犬のSiraという名のアラスカンマラミュートを怖がっています。それは青は男の子、ピンクは女の子の色といったようなシンプルな理由です。

現実世界ではこれを ステレオタイプ偏見 と言います。

私はつい最近Brave New World by Aldous Huxleyという本を読み終えました。もし読んだことがないなら 絶対に 読むべきです。その本は、皆が幸せで、全てが造り物で、政府によって慎重にコントロールされている闇の社会の事が書かれています。

Brave New Worldでは睡眠学習を使っています。睡眠学習とは、誰かが寝ている間に何度も同じ文章を読み聞かせ、それを信じ込ませる事です。テレビや映画と、この睡眠学習には共通しているものがあります。それは 全てを無意識に学んでいるという事 です。人々は知らないうちに学んでいるという事です。

そしてこれは実際に気付く事はとても難しいのです。 これらの思考は人々の思考にくっついて離れず、そして人々はこれに対して何の疑問も持ちません。

無力感が漂い、人々は何に頷いているのかも分からず適当に相槌をしている。私は何年か前にこの社会に違和感を持ち始めました。

eye.jpeg

しかしこの疑問が何年か前に解消されました。

パラノイア(被害妄想)と呼ぶこともできますが、私はそうは思いません。社会というものはこういうもので、これが現実なのです。人々は様々なメディアを介して操られてきました。私には目に見えてわかるような操りは怖くありません。怖いのは、ほとんどの人が気付かないで 無意識に操られる事 です。

そしてその 無意識に操られていることに気付いた人たちは、異常者としてのレッテルを貼られます 。ですがここで問題なのは、メディアVS気付いた人々ではなく、操られていることに気付いていない人VS気付いている人です。なぜなら、新たな思考が自分の気付かないうちに頭に入ってくると、 ふとした瞬間にそれを疑問に思うまで 、自分の中の一つの考えであると混乱するからです。しかし 正しいと思い込んでいるその思考が、操作されたものかどうかを疑問に思う事はほぼないでしょう

それによって多くの人々は、自分たちの、すなわちメディアの考えを信じはしませんが、それを必死に擁護しようとします。ここで私が言いたい事は、自分の考え方を信じられなくても、いつか無力感と現実の中で、自分が持っている考えが自分のものではないと気付くでしょう。

なので、 無力だと思わないで 下さい。

私たちが創り上げたこのおかしな世の中を止めて下さい

目を見開いて真実を見極めて下さい

最後に、 全ての事柄に対して疑問を持って下さい

2014年8月6日

自由の為に戦っているAragonの共同創設者より。

翻訳協力

Original Author: Luis Cuende
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この記事は以下の方々のご協力により公開する事が出来ました。
改めて感謝致します。
選定担当: @nottakis
翻訳担当: @azumana
監査担当: @nottakis
公開担当: @azumana

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