15
19

More than 5 years have passed since last update.

MacBook Pro で Jetson AGX Xavier をセットアップ

Posted at

2018年11月現在のセットアップ方法を記載していきます。
Jetson TX2 の時と同様にセットアップしていきます。

(Jetson TX2(右)よりも立体的にコンパクトになった Jetson Xavier(左))
image.png

前提

今回セットアップするのは「 NVidia Jetson AGX Xavier Developer Kit 」です。スペックは以下の通り。

スクリーンショット 2018-11-07 12.03.59.png

セットアップのために用意するホスト PC は「 MacBook Pro (Retina, 15-inch, 2017) 」です。
こちらのスペックは以下の通り。

スクリーンショット 2018-11-07 12.00.39.png

このあたりの記事を参考にセットアップしていきます。
* Jetson Xavier を動かしてみた。
* Mac Book Pro で Jetson TX2 のセットアップ

準備

  • Jetson AGX Xavier Developer Kit に入っているもの(で今回使うもの)
    • Jetson TX2
    • 電源アダプタ
    • 電源コード
    • USB Type-C - USB3.0(オス)ケーブル
    • USB Type-C - USB3.0(メス)ケーブル
  • 自分で準備するもの
    • USB Hub (USB 3.0)
    • USB キーボード
    • USB マウス
    • ディスプレイ
    • HDMI ケーブル(Jetson は HDMI 出力しかできないので注意)
    • 無線 LAN カード(NEW!!)
    • WiFi 環境
    • 3 ピンプラグ用電源タップ
    • JetPack インストール用 Host PC (MacBook Pro)

1. Xavier を起動する

配線はこんな感じ。電源、USBポート(マウス + キーボード)、HDMIを挿した状態。
image.png

一番右の POWER ボタンを押して Xavier を起動する。
image.png

すると、下記のような端末が表示される。
image.png

上記の指示通りに、以下のコマンドを入力して、Ubuntu 18.04 をインストールし、再起動する。

$ cd NVIDIA-INSTALLER
$ sudo ./installer.sh
$ sudo reboot

2. Xavier を WiFi につなげる

Jetson Xavier は TX2 と異なり、WiFi や Bluetooth のアダプタがついてないので、WiFi を利用するには別途 WiFi カードを購入する必要があります。「Jetson AGX Xavier Dev. KitをWiFiに繋げるには」を参考に、WiFi 接続を試みます。

1. 無線 LAN カードを購入する

参考記事に従って、Intel の無線 LAN カードを購入する。

2. 無線 LAN カードをとりつける

IMG_7894.JPG

3. ファームウェアをインストールする

下記コマンドでインストールできる。

$ sudo cp iwlwifi-8265-22.ucode /lib/firmware
$ sudo reboot

4. 確認

ネットワークに繋がることを確認する。

3. Host PC に VirtualBox で Ubuntu 環境を構築する

Jetson Xavier ユーザーガイドによるとインストールには Ubuntu 18.04 or 16.04 が入った Host PC が必要とのこと。手元には Mac Book Pro しかないので、VirtualBox で Ubuntu 18.04 環境を手に入れます。

  1. Ubuntu 18.04 のイメージを入手: http://www.ubuntulinux.jp/download/ja-remix
  2. MacにVirtualBoxとUbuntuをインスールしてみた に従って Ubuntu 環境を入手

    • 作成時の Disk Space は 32GB ぐらいに設定しておくとよいかも。
    • 32GBで「容量が1GBしかありません」という警告が出てました。
  3. Ubuntu が起動したら、Jetpack 4.1 をダウンロードする

    • Jetpack | NVIDIA Developer からダウンロードできます(NVIDIAのユーザー登録が必要です。)
    • 今回は、"JetPack-L4T-4.1-linux-x64_b5.run" でした。

4. Xavier をホスト PC に接続してリカバリーモードにする

  1. Xavier とホスト PC を接続する

    • Xavier の電源を落とし、付属の USB Type-C - 3.0(オス+メス) ケーブルで、Xavier とホスト PC を接続する。
    • このとき、電源ライトの側のUSB Type-C に接続しないと、認識しませんでした。 image.png image.png
  2. Xavier をリカバリーモード(FORCE RECOVERY MODE)にする

    • 真ん中の FORCE RECOVERY ボタンを押しながら、右の POWER ボタンを押して、両方を同時に離す。
    • 電源ライトがついていながら、ディスプレイに何も映らなければリカバリーモードになっています。
  3. ホスト PC 側の VirtualBox で、USB ポートの設定を行う

    • VMの設定画面から「ポート」 > 「USB」のプラスアイコンを押して「NVIDIA Corp.*」を追加する。
    • USBポートの割当 を参考

4. JetPack をインストールする

  1. 先ほどダウンロードした JetPack 4.1 を以下のコマンドで実行可能状態にし、実行する

    $ chmod +x ~/JetPack-L4T-4.1-linux-x64_b5.run
    $ ./JetPack-L4T-4.1-linux-x64_b5.run
    
  2. TX2 の時と同様にガイドに従ってインストールをする

5. 確認する

smokeParticles を動かして動作を確認します。

$ cd ~/NVIDIA_CUDA-10.0_Samples/bin/aarch64/linux/release
$ ./smokeParticles

Screenshot from 2018-11-08 08-39-23.png

お疲れ様でした。

15
19
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
15
19