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ソフトウェアファースト 備忘録 1章〜2章

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Last updated at Posted at 2026-01-08

はじめに

最近読んだ書籍で良かったので紹介をします。
『ソフトウェアファースト』という書籍です。
本書はフレームワークや設計手法を解説する本ではありませんが、
ソフトウェア開発がうまくいかない現象を過去の例から、
そして今後はどうしていくべきかなど構造的に説明してくれる一冊でした。

この記事では、第1章〜第5章までを読んで印象に残った部分を
自分用の備忘録としてまとめていきます。

第1章 サービス化する社会

全てのものはいずれ移り変わっていく

音楽業界での例

昔はレコードが当たり前だったが、時代が進むにつれて
アナログ→デジタル と移行してきた。

貸しレコード屋が一般的無時代から、ウォークマン→ipodと移り変わって行き、
現在ではCDプレイヤーを所有していない人も珍しく無い時代になった

産業がサービス産業化したことでこの様な変化が起きたが、
これは音楽業界だけの話ではなく全ての産業で起きつつある

サービス化を象徴するSaaS

SaaSとは何か?
→ソフトウェアをクラウドで提供するもの
例 GmailやGoogleDriveなど

SaaSがもたらした破壊的な変化
→今まではソフトウェアはパッケージ販売が主流だったが、現在ではサブスクリプション形式になっていてユーザーが利用し続ける限り収益を得ることが可能になり、会社側も成長を続けることになる
結果、買い切りのパッケージに比べより良いものが出来上がるようになった

ユーザーの利用状況を把握も出来る様になり、
その情報を活用すればさらに支持されるプロダクトを目指しやすくなる

機敏性を高めるアジャイル開発手法

・アジャイル開発は「ユーザーに使われるものを素早く届ける」ための考え方の総称
・目的は全体工程の短縮ではなく、変化への対応を高速に行う
・短い反復(イテレーション)を通じて、仮説検証を継続的に回し続ける
・発注者だけでなく、実際にソフトウェアを使うユーザーを重視する点が特徴
・常に動くものを提供し、フィードバックを価値改善に直結させていく開発手法

事業やプロダクト開発を成功させるには

ソフトウェアの可能性を知りつつ
ソフトウェアの抱える限界も理解しながら開発に望む姿勢が必要

ソフトウェアファーストで大事なことは変化しないものを理解し、
日々進化するソフトウェアを活用し変化し続ける手段を用いること

その中でも変えてはいけないものもあり
それはビジョンやミッション(課題や価値観)である

第2章 IT・ネットの"20年戦争"に負けた日本の課題と光明

上位にランクインしている企業の顔ぶれ
GAFA(Google / Apple / Facebook / Amazon)やMicrosoft
中国ではBAT(Baidu / Alibaba / Tencent)やTikTok

世界の変化を生んだものの正体

興味深いのは、世界を大きく変えたサービスの多くが、
最初は「おもちゃのようなもの」に見えていたというもの
完成度の高さよりも、体験の新しさや使う楽しさが先行し、
そこから一気にユーザー価値が広がっていく

PCもマニアの週末の遊び道具に過ぎなかったが、
結果的に世界を変えた

当時は機能面が備わっていることが重要だと考えられていたが、
当時の日本にはユーザビリティの大切さに気付くのが遅れ
サービス、ハードウェアの両面で韓国や中国にシェアを奪われて行った

今後に必要な転換点

これからのIT開発では、次のような考え方へのシフトが避けられない
• ソフトウェア開発の内製化
• アジャイルやSaaS的な開発・運用モデルの採用
• 「守るためのセキュリティ」ではなく「使われ続けるためのセキュリティ設計」
• データ活用を目的化せず、まずはプロダクトそのものの価値を高めること

ソフトウェアは工業製品のように一度作って終わりのものではない。
スケールし、使われるほど価値が増すビジネス資産だ、という認識が重要になる

フィジカル × サイバーが生む価値

日本が本来強みを発揮できるのは、
リアルな現場とデジタルを組み合わせた領域だと思っている
• 無人コンビニ、スマートストア
• 家電の操作と決済のシームレス化
• 自動車や移動手段のサービス化
• 電子部品の受発注や業務フローの自動化

現場で培われてきた知見とソフトウェアを組み合わせることで、
単なる効率化ではない、新しい価値を生み出せる余地はまだ大きい

狩野モデル

「機能を足せば足すほど満足度が上がるわけではない」
という前提で顧客満足を分類して考えるためのモデル

① 当たり前品質(Must-be)
必須なもの
• ログインできる
• データが保存される
• 落ちない・遅すぎない

② 一元的品質(Performance)
不足すると不満が出る
• 表示速度
• 検索精度
• バッテリー消費

③ 魅力的品質(Attractive)
あると嬉しい
• 自動入力が賢い
• 使い方を理解して先回りしてくれる
• 「オッッ」と思うUI/UX

④ 無関心品質(Indifferent)
あってもなくてもいい
• 誰も使わない設定
• 開発者の自己満足機能

⑤ 逆品質(Reverse)
あることで不満になる
• 過剰な通知
• 複雑すぎる設定
• 「便利の押し売り」

イノベーションを起こすために特に必要な部分は②一元的品質③魅力的品質である

ITサービスのアイデアは「フィジカル × サイバー」にある

日本が本当に強みを出せるのは、
現実世界(フィジカル)とソフトウェア(サイバー)を組み合わせる領域

実例で見るフィジカル × サイバー

無人コンビニ・スマートストア
• 入店・購買・決済がすべて非接触
• センサー・カメラ・決済基盤をソフトウェアで束ねる
• 人件費削減だけでなく「体験の再設計」が本質

洗濯機の操作 × 決済
• 洗濯機を「操作する」だけじゃない
• アプリから予約・稼働・決済まで完結
• 利用データを元に最適化やメンテナンス連携も可能

自動車・移動手段のサービス化
• 所有から利用へ(カーシェア・MaaS)
• 走行データ・利用状況をソフトウェアで制御
• 保険・整備・課金モデルまで含めて再設計

電子基板の受発注自動化
• 発注・見積・納期調整が人依存
• 在庫・工程・需要をデータで接続
• 製造現場とITを直接つなぐ

今回はここまでの内容にします

続き
https://qiita.com/azuma-takuya/items/1c0c9b066b9874168824

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