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TypeScriptに手出す前に頭に入れておきたかったこと

Last updated at Posted at 2022-07-07

TypeScriptとは

 TypeScriptとはJavaScriptが既存で持っている機能を全て含んだ上で、より機能が拡張して作られたプログラミング言語です。
 TypeScriptは「AltJS」のひとつであり、次世代のJavaScriptの最有力候補です。AltJSとは、「Alternative JavaScript」の略称で「JavaScriptの代わりになるもの」という意味が込められた造語です。JavaScriptより優れた機能を持ち、コンパイル(トランスパイル)後はJavaScriptのコードが生成される言語のことです。

TypeScriptについて知っておきたい事

 先程の記述した通り、TypeScriptはプログラミング言語であると同時にJavaScriptに変換するコンパイラでもあります。つまり、最終的にブラウザで実行されるものは、通常のJavaScriptです。つまり、TypeScriptを使うのは、コードを書いているときだけです。
 TypeScriptはJavaScriptの機能を拡張して作られているので、コード内でJavaScriptの構文を使うことができます。
 JavaScriptに無い、新しい便利な機能(型の定義)が追加されたものがTypeScriptです。

JavaScript TypeScript
動的型付け 静的型付け

動的型付け
『動的に型を付ける』とそのまま読んでの通り、プログラムを書く時に、変数や関数に何の種類が入ってくるかというのが特に決まっていない形を指します。つまり、プログラマーが変数や関数に「1」を代入すれば「なんとなく数値型だろう」とプログラム側が予測し入るデータの型を自動で決めてくれます。

静的型付け
プログラマーが変数や関数に型を予め定義しておき、その型以外のデータを変数では使えません!この変数は整数値を扱うのです!”Hello”は文字列じゃないですかこの変数では扱えません!ということを予め定義するものです。

メリット

強力な型推論
 静的型付けであるTypeScriptでは型を明確にすることで、JavaScriptでは実行しないと知れなかったエラーを未然に防いでくれます。

JavaScriptとの互換性がある
 構文だけでなく、JavaScript向けのライブラリ・フレームワークをTypeScriptで使用することが可能です。

可読性が高く読みやすい
 「静的型付け」の効果もあり、JavaScriptよりもより人間が読みやすいコードになっていると感じます。

エディタによるコード補完やチェックメッセージが強力
 TypeScriptではエディタ 1のコード補完機能を使えばよりスムーズに解決し書くことが実現できます。

デメリットとしてネットで見かける事

型の種類が多いため学習コストがかかること
 →TypeSciptに手を出そうとしている人なら今まで多少なりとも積み上げてきた学習経験があはずです。プログラミングの基礎を習得した時と比べればなんてことない気がします。。

日本語訳が少ない
 →JavaScript様には劣るとしても日に日にユーザーが増えていることもあり、翻訳サイトも出てきました。しかし、躓いている事に対してどう調べたら良いか検索の仕方として「TypeScript ◯◯」というように検索ヒントのサジェストはあまり期待できないかもしれません。そういう時はSNSやテラテイルやUdemyのQ&Aなど検索以外にも方法は多く存在するので試行錯誤していきましょう!
 私自身、「初歩的な質問で申し訳ございません」を申し訳程度に最後に付け加えるのが日常になってきました。。

終わりに

 TypeScriptは大都会出身の真面目で気配りができる子なわけです。

  1. 個人的にはTypeScript向けのエディタとしては、開発元のMicrosoft社がリリースしている「Visual Studio Code」がオススメです。

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