「AWS の最新情報、追いつくだけで一日が終わる――。」
英語で洪水のように流れ込む “AWS News Blog” を前に、リンクを開く気力すら湧かない──そんな開発者の悲鳴を一瞬で解決する仕組みを、Dify とサーバーレスで作りました。
※実際に確認可能なURLは文末にリンクをはっていますので、ぜひ日々の情報キャッチアップにご利用ください
はじめに ──「英語記事つらすぎ問題」とは?
AWS 公式の “AWS News Blog” や “What’s New with AWS?” は、毎日 5〜10 本のペースで英語記事を公開します。(re:Inforce2025のときは20本以上も!)
ところが――
- 量が多い:夜中の 2 時頃(日本時間)にまとめてドバッと上がる
- 全部英語:専門用語も多く公式の翻訳待ちでは情報が遅い
結果、「読み切れない」「そもそも開かない」という状況に陥っていました。
この記事では、その課題を Dify と AWS サーバーレス構成 で一気に解決した仕組みと、実際に運用してみた感想をまとめます。
解決アプローチ概要:日本語ダイジェストで“秒読み”
- RSS で新着記事を検知(EventBridge → Lambda)
- Dify で要約+翻訳+グラレコ風 HTML 生成
- S3 に静的公開し一覧化
出来上がるのは スマホでも読める 1 枚 HTML。ぱっと見で理解しやすいレイアウトなので、スクロール 10 秒で内容把握が可能です。
Dify って何? 30 秒でわかるツール紹介
Dify は OSS のノーコード LLM ワークフロー開発ツール。ブロックを並べる感覚で「Web スクレイピング → 要約 → 翻訳 → HTML 出力 → Amazon S3へのアップロード」まで実装できます。API 経由で外部呼び出しも可能なので、サーバーレスとの親和性が高いのも特徴です。
全体アーキテクチャ
- トラフィックバースト対策で SQS をバッファに使用
- Dify の LLM は Claude 4.0 Sonnet を Amazon Bedrock 経由で利用
- 生成 HTML は S3 + CloudFront で配信、一覧は API Gateway + Lambda + DynamoDB で構築
実装ステップ詳細
1. 入力
- 変換対象 URL
- S3 URI
2. 処理
-
WebScraperブロックで本文取得 -
LLM (summary)で 500 文字程度に要約 -
LLM (translation + HTML)でグラレコ風レイアウトを生成(CSS クラス固定) -
AWS Toolsで S3 アップロード
3. 出力
- 日本語ダイジェストHTML
- メタ情報(タイトル/タグ/公開 URL)を DynamoDB に格納
4. 自動実行
夜中 2 時の “記事集中タイム” には 10 件以上が溜まるため、Lambda タイムアウト→高負荷→失敗の連鎖が課題に。
→ SQS のバッチサイズ=1 & Lambda 同時実行数=2 で平準化し安定運用を実現しました。
ハマりどころ&解決策メモ
| 課題 | ハマったポイント | 解決策 |
|---|---|---|
| Lambda タイムアウト | 投稿が一気に 10 件 | SQS でキューイングし並列数を抑制 |
| Dify 高負荷 | API 連続呼び出し | 同時実行 2 件に制限 |
| HTML レイアウト崩壊 | LLM が自由にタグ生成 | 固定 CSS class をプロンプトで強制 |
| 同記事の重複変換 | SQS バッチ=10 で多重実行 | バッチサイズ=1 に設定 |
使ってみた!一覧ページの UI と活用例
文末記載の公開一覧ページではカテゴリ/キーワード検索が可能。リンクから飛ぶと 1 クリックで日本語ダイジェストが開きます。スマホ幅でもカードが 1 列表示になるレスポンシブ設計です。
利用者の声と導入効果
「朝一で一覧を見るだけでも大枠の流れをざっとつかめるようになった」
「自分に関係ある記事かどうかの判断をすぐつけることができる」
「以前はやってみた系ブログで情報のキャッチアップをしていたが、それよりも早く知ることができるので、より理解が深まるようになった」
「情報キャッチアップ時間が平均 70% 削減」という声もあり、新機能の早期検証にもつながり、プロジェクト初動が速くなったという副次効果も得られました。
まとめ
- 英語記事つらすぎ問題を Dify + Serverless で解決し、“秒で読める” 日本語ダイジェストを自動生成
- SQS バッファと同時実行制御で 夜間 10 本爆速更新にも耐える構成
- 英語が苦手なエンジニアの キャッチアップ時間 70% 削減・検証スピード向上を確認
Dify の新機能(複数 LLM 選択やフロー分岐)を活かし、多言語同時配信や 要約粒度の可変化 を目指します。
“英語記事? もう怖くない。”
AWS What’s New を日本語でサクッと理解し、実装に活かしましょう!
日々のWhat's Newのキャッチアップはこちらから可能です![]()
https://cloudassist.jp/knowledge/aws-intro/aws-news/

