皆さん、こんにちは。戸倉彩です。

今回は、IBM Cloudの従量課金アカウント(標準プラン/PayG)をお持ちの場合、無料で利用できるサービスの一つである「IBM Cloud Kubernetes Service」の作成方法についてご紹介いたします。

前提条件

IBM Cloud Kubernetes Service無料枠を利用するためには、下記をご準備ください。
1. 従量課金アカウント
2. Webブラウザ (Chrome, firefox推奨)

IBM Cloud Kubernetes Service無料枠について

無料で利用できるリソースは制限されています
作成したクラスタは30日間、有効になります。有効期限が切れた後は自動的に削除されますので、動作確認や検証用としてお使いください。
2020年12月14日現在、IBM Cloud Kubernetes Service無料枠でご使用いただけるKubernetesのバージョンは1.18.12_1533です。
無料枠でデプロイされるゾーン(地域)は自動的に割り振られます。東京ゾーンなど指定したい場合には、有償でお使いください。

IBM Cloudアカウントの種類について

IBM Cloudには、ライト・アカウント、従量課金アカウント、およびサブスクリプション・アカウントの3つのアカウントの種類があります。

・ライト・アカウント (無料)

登録するとすぐに取得することができます。登録時にはクレジットカート登録は不要です。
新規ライト・アカウント取得方法の解説動画はこちらから視聴できます

・従量課金アカウント

ライト・アカウントを作成後、クレジットカード登録を行うことで有効化することができます。従量課金アカウントに対して、ライト・アカウントに加えて、IBM Cloud Kubernetes Serviceなど無料枠で利用できるサービスがあります。
ライト・アカウントから従量課金アカウントへアップグレードする方法の解説動画はこちらから視聴できます
※Cloud Foundryなど、一部のサービスは無料ではないものも含まれているため、作成時にはご注意ください。

・サブスクリプション・アカウント

個別にご契約いただくタイプになります。

【参考URL】
アカウントの比較表や最新情報などにつきましては、IBM Cloud公式資料サイト「アカウント・タイプ」をご確認ください。

IBM Cloud Kubernetes Serviceの作成方法

WebブラウザからIBM Cloudにログインする。 (https://cloud.ibm.com/login)

初回の場合、「IBM Cloudにようこそ！」 が表示される場合があります。後で確認したい場合には、水色のほうの [後で確認する」ボタンをクリックし、お時間のある時にIBM Cloudバーチャルツアーをご体験ください。
※両ボタンが同じ内容で表記されている問題については、公式サポートへ報告済みです。

2.「IBM Cloudダッシュボード」が表示される。画面上の [カタログ] メニューをクリックする。

3. 左側に配置されたメニューから [サービス] を選択する。
4. [カテゴリ] → [コンテナ] のボックスにチェックを入れる。
5. コンテナ関連サービースが表示される。その中から [Kubernetes Service] アイコンをクリックする。

6. 下記の項目に設定し、画面側の「サマリー」で内容を確認後に、右下の [作成] ボタンをクリックして作成を実行する。
* Pricing plan → 無料 ★2020年12月14日現在、デフォルトで標準になっているため必ず手動で無料に変更を行ってください
* リソース詳細/クラスタ名 → デフォルトでは「mycluster-free」になっていますので、そのまま進めていただくことができます。もし、ご自身で任意のクラスタ名を設定したい場合には、ボックスの中にクラスタ名を入力してください。
* リソース・グループ → デフォルトでは「Default」になっていますので、そのまま進めていただくことができます。

※ハンズオンなどの場合には、講師がDefaultのまま使用しているケースが多いため、とくにリソース・グループに関して別管理を行いたいなどの理由がない場合には、そのまま進めていただくことをお勧めいたします。