Ubuntu24.04でUS配列キーボードのCapslockキーをIME切替に割り当てる

概要

宗教上の理由でUS配列のキーボードを利用しているが、Ubuntu24.04でデフォルト利用できるmozcではIME切り替えができない。
mozcではキー割当がカスタマイズできるが、Capslockの割り当てを変更できない。
JIS配列では下記の設定でできるようだが、US配列にはそもそも英数変換キーが存在しないため実現不可能。
代替手段としてinput-remapperを用いる方法を利用したのでメモする。

環境

$ cat /etc/os-release 
PRETTY_NAME="Ubuntu 24.04.2 LTS"
NAME="Ubuntu"
VERSION_ID="24.04"
VERSION="24.04.2 LTS (Noble Numbat)"
VERSION_CODENAME=noble
ID=ubuntu
ID_LIKE=debian
HOME_URL="https://www.ubuntu.com/"
SUPPORT_URL="https://help.ubuntu.com/"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.launchpad.net/ubuntu/"
PRIVACY_POLICY_URL="https://www.ubuntu.com/legal/terms-and-policies/privacy-policy"
UBUNTU_CODENAME=noble
LOGO=ubuntu-logo
$ apt list fcitx5-mozc input-remapper
一覧表示... 完了
fcitx5-mozc/noble,now 2.28.4715.102+dfsg-2.2build7 amd64 [インストール済み]
input-remapper/noble,noble,now 2.0.1-1 all [インストール済み]

方法

設定＞キーボード＞入力ソース で日本語(MOZC)を選択。
︙からmozcの設定を開き、一般＞キー設定＞キー設定の選択＞編集 を選択。
下図の通り、任意のキーでIMEの有効化、無効化ショートカットを作成する。
今回はCtrl+Spaceを利用した。

input-remapperをインストールする

sudo apt install -y input-remapper

input-remapperを開き、Devicesでキーボードを選択、PresetsでNewを選択する。
EditorでInputのAddを選択し、RecordでCapslockを記録する。
OutputでTargetにkeyboardを選択し、先程設定したショートカットを入力する。
最後に適当な名前をつけて保存し、Autoloadを有効化したら終了。

参考