概要
Mac 上の Virtual Box に日本語化した Kali Linux(2020.2) を入れて遊んでいたところ、バックスラッシュ \
が入力できなくて困った。
結果、ろ
に割り当てられているのを発見した。
便利そうなので Mac でも同じ方法で入力できるように設定した。
Windows 10 は ¥
と ろ
が両方 ¥
(にみえる \
)に割りあたっていた。
これはもしかして常識…?
on (Kali) Linux
以下の方法で日本語化した。キーボードレイアウトは 日本語 (OADG 109A) とした。
Kali Linux 2020.1 導入と日本語化 | セキュリティ | DoRuby
ターミナルで作業していたところ \
を含むコマンドが必要になった。
Mac の作法に倣って Alt + ¥
と押すと謎の文字 �
が入力された。これはさすがに違う。
Windows のノリで ¥
キーを押したら、¥
が出てきた。気にせずコマンド実行したらエラー。あかんか。
で、いろいろ触っていたら ろ
(右 Shift の左隣)で \
が入力できることを発見した。
on Mac OSX
アンダーバー・アンダースコア _
は Shift + ろ
と指が覚えてしまっているが、 Mac では Shift
なしの ろ
だけで _
を入力できる。
ならば Linux に合わせてしまおう。Karabiner-Elements を使ったキーバインドの変更方法は、以下を参照。
Macでバックスラッシュを入力しやすくする設定 by Karabiner-Elements - モノラルログ
追記:そのまま適用すると VirtualBox でも入力が置換されてしまい本末転倒だった。 frontmost_application_unless
で VirtualBox を除外すると良い。
設定例
{
"title": "backslash",
"rules": [
{
"description": "underscore to backslash",
"manipulators": [
{
"from": {
"key_code": "international1"
},
"to": [
{
"key_code": "international3",
"modifiers": [
"option"
]
}
],
"type": "basic",
"conditions": [
{
"type": "frontmost_application_unless",
"bundle_identifiers": [
"^org\\.virtualbox\\.app\\.VirtualBoxVM"
]
}
]
}
]
}
]
}
on Windows 10
ところで Windows はどうだったか、と確認したところ、 ¥
と ろ
は同じ入力、つまり ¥
にみえる \
に割りあたっていた。どちらに見えるかはアプリケーションに依存する。
いったい、なぜ今まで気づかなかったのか…