はじめに
この投稿は PL-200: Microsoft Power Platform 業務コンサルタントの学習をした内容のメモです。
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承認フロー
承認 アクションを利用すると、Power Automate で承認ワークフローを作成することができます。
[開始して承認を待機] アクションは、承認が承認者によって処理されるまでフローを待機し、承認または却下されたら後続の処理を行います。
承認処理中
承認処理後
フローの共有
Power Automate のフローを共有する方法には以下の 3 つがあります。
名前 | 説明 |
---|---|
共同所有者に追加する | 共有されたユーザーはフローの編集や削除が自由に行えます。 |
実行権限のみを付与する | 共有されたユーザーはフローの実行のみが行えます |
フローのコピーを共有する | フローをコピーし新たに別のフローとして共有します。 |
共同所有者
実行権限のみ
- [実行済みのユーザー] の [編集] をクリック
- [ユーザーやグループを招待] で共有したいユーザーを追加
※ [使用する接続] で接続の情報を実行時に指定するか、フローの接続情報を使用するかを選択できます。
- 追加されたユーザーに届くメールの [View Flow] のリンクから、フローの実行が行えます。
コピーを送信
[コピーを送信] からフローをコピーし新たな別のフローとして他のユーザーに共有します。
キャンバスアプリとの連携
キャンバスアプリ内で Power Automate フローを作成し、呼び出すことができます。
キャンバスアプリでのフローの作成
キャンバスアプリからのフローの呼び出し
キャンバスアプリからフローを実行するには、OnSelect プロパティに以下を設定します。
【フローの名前】.Run()
例:
ConvasToAutomate.Run()
キャンバスアプリとの入出力
キャンバスアプリとフローの間でデータのやり取りは以下の方法で行えます。
- キャンバスアプリからフローへの入力
【フローの名前】.Run(【入力する値】)
- フローからキャンバスアプリへの出力
Set(【変数名】, 【フローの名前】.Run())
例:
Set(AutomateResult, ConvasToAutomate.Run())
4. 以下のようにフローから出力された値を参照することができます
ビジネスプロセスフロー
ビジネスプロセスフローを利用することで、モデル駆動型アプリでレコードをウィザード形式で登録することができます。
名前 | 説明 |
---|---|
ステージ | ウィザードにおける各画面に相当します、ステージの遷移を条件分岐で指定することもできます |
ステップ | データの入力などのステージにおける個々の操作です |
Power Automate で作成できるフローのほかに、クラシックワークフローというものがあります。
現在は Power Automate フローの利用が推奨されていますが、非同期で実行される Power Automate フローとは異なり、クラシックワークフローは同期的(トリガーの後すぐに)実行することも可能です。
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