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PL-200 学習メモ (1) : ライセンス、環境、Dataverse

Last updated at Posted at 2024-05-17

はじめに

この投稿は PL-200: Microsoft Power Platform 業務コンサルタントの学習をした内容のメモです。

投稿の一覧は以下のリンク先にあります。

Power Apps のライセンス

# 名称 金額 備考
1 Power Apps Premium $20/user ユーザーごとに課金されるライセンス、アプリの数は無制限(per user plan から名前が変わった?)、30 日間の無料試用あり
2 Power Apps per app plan $5/user/app ユーザーとアプリごとに課金されるライセンス、 アプリが 4 つ未満だと Premium よりお得
3 従量課金プラン - 別途ライセンスを購入せず、Azure サブスクリプションにより支払いを行う
4 開発者 (Developer) 無償 職場または学校のメールアドレスで登録が必要、開発/テスト目的のみ、環境は 3 つまで作成可能、90 日間非アクティブと判断されると環境が削除される

Power Platform における「環境」

Power Platform における「環境」は、テナントにおける Power Apps アプリや Power Automate フロー、データベースなどのコンテナ。アプリの役割やセキュリティ要件などにより、環境を分けて管理する

環境は Power Platform 管理センターから作成できる。

環境の種類

# 名前 備考
1 既定 (default) テナントに自動的に作成される環境、テナントの全ユーザーからアクセス可能
2 実稼働 (Production) 実運用環境
3 サンドボックス (Sandbox) Production 環境を模したテスト環境、Production 環境をコピーして作成できる、リセットして環境を初期化できる
4 試用版 (Trial) 試用版ライセンスで作成できる環境(作成できるのは 1 つだけ)
5 開発者 (Developer) Developer ライセンスで作成できる環境(3 つまで作成できる)
6 Dataverse for Teams Teams からアプリやボットを作成した際に自動的に作成される環境、チームごとに 1 つの環境があり、チーム内のアプリやフローが保存される

Dataverse

  • 環境におけるデータの保存先、データはテーブルに保存される

  • あらかじめ一般的な用途のテーブルが既定で用意されていて、環境を作成する際にテーブルとサンプルデータを追加することができる

  • データのバリデーションを行うビジネスプロセスや、ビューやフォームを定義し、Power Apps などから利用できる

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Dataverse テーブル

テーブルの種類

  • 標準 (Standard)

    • アカウント、部署、連絡先、タスク、およびユーザー テーブルなど
    • テーブル名の変更や列の追加などのカスタマイズを行うことができる
  • アクティビティ (Activity)

    • 開始時刻、終了時刻、期日、期間などのアクティビティのテーブル
    • 予定、タスク、電子メール、電話 テーブルなど
  • 仮想 (Virtual)

    • Dataverse 以外の外部ソースからデータを投入するテーブル

テーブルの所有者

  • テーブルの所有者はテーブル作成時に設定することができ、後から変更できない
    • ユーザーまたはチーム
      ビジネスユニット、またはユーザーごとのアクセス権を制御できる
    • 組織
      組織全体のアクセス権のみを制御できる

テーブルの新規作成

  1. [新しいテーブル] からテーブルを新規作成
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  2. [高度なオプション] からテーブルの種類や所有者を指定
    image.png

  3. [プライマリ列] からテーブルで一意なキーとなる列を指定
    image.png

[高度なオプション] からはテーブルについての様々なプロパティの有効/無効を指定することができます。
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列の種類

以下のような種類の列を作成できます。
■ 例:

  • テキスト
    • 1 行テキスト/複数行テキスト
  • 数値
    • 整数
    • 小数
    • 浮動小数点
  • 通貨
  • 日付
    • 日時
    • 日付のみ
  • 選択肢
    • 複数選択
    • Yes/No
  • 画像

オートナンバー列を使用すると行が作成される度に、自動的に番号が採番される列を作成することもできます。

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小数 (Decimal) と浮動小数点 (Floating) の違い

正確な値を保存する必要がある場合には [小数] を使用します

名前 小数点以下の桁数
小数 0 から 10
浮動小数点 0 から 5
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[高度なオプション] から 列レベルのセキュリティ を有効にすることで、[セキュリティプロファイル] による列レベルのアクセス制御を行うことができます。
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テーブルのキー列

一意なキー列として設定するプライマリ列は [データの種類] として [オートナンバー] を指定することができ、桁数やプレフィックスを指定して自動採番することができます。

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プライマリ列以外の列の組み合わせを一意なキーとして指定することもできます。

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リレーションシップ

  • テーブル間のリレーションを定義
    • 多対一
    • 多対多

Dataverse テーブルには一対一のリレーションシップがありません。

  • 関連付けされたテーブルの行が削除された際の動作を設定
    • 合わせて削除(親子関係:Parental)
    • 参照されている行は削除できないように制限

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数式列/ロールアップ列

  • 数式列
    数式で列の値を定義
    値はリアルタイムで算出される
    算出された値によるソートは行えない

  • ロールアップ列
    12 時間ごとのバッチ処理で非同期に値が算出される
    通所の列と同様にフィルタやソートが行える

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その他のテーブル作成方法

Copilot から作成

Copilot を使って対話形式でテーブルを作成することができます。列の変更や追加も対話形式で行えます。テーブルとキャンバスアプリを一括で作成できます。

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Excel ファイルからインポート

Excel ファイルからインポートしてテーブルを作成できます。既存のテーブルを Excel ファイルにエクスポートしたり、Excel 上で編集することもできます。

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その他の機能

PowerPlatform 管理センターの [環境] - [設定] - [データ管理] から、以下のような設定を行うこともできます。

名前 説明
重複データの検出 重複しているレコードを検出し、自動的にマージするよう設定できます。重複の条件は値の完全/部分一致、日付/時刻の一致などの条件を指定できます。
一括削除 誤ってインポートしたデータや古いデータなどを一括削除することができます。

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