2020/01/17
文章の気になるところを修正、他の大きな変更はありません…
久々に確認しましたが思った以上に酷い…これいつ書いたんだっけ…
OpenStackとは
VMwareばかり触っていましたが、クラウドに興味が出来たので調べてみました。
しかしいまいち良く分からない。
暫くして、そもそも単純にESXiと比べることが間違っていることに気が付いたので、簡単にまとめてみました。
##OpenStackとは
そもそもOpenStackというパッケージは無いです。
OpenStackパッケージ群という括りで、8個のサービスと関連パッケージがあります。
すべてをインストールすれば1台でもシステムとして使用できます。
本来であれば最低限の稼働台数が3台なので、障害が起きた時のパージ分が必要です(+n)です。
(例えば4台なら1台壊れても大丈夫)
##で結局、VMware ESXiとどう違うの
ひとつずつ確認します。自分が疑問に思ったところ中心です。
###インストールOS
VMware ESXi:イメージをVMwareからダウンロードしてCD焼いてインストールする。
OpenStack:Linuxで基本的に動作します。
→開発はFedoraで行っているという話で、Cent-OSやRedHatも対応している。
そのOS上でデフォルトはKVM上で動かすみたい。
###クラスターとして
VMware ESXi:vCenterでHAとか
OpenStack:管理画面はNovaというWebで操作できるサービスがあります。基本的に仮想マシンの管理は自動。
純粋に仮想マシンを動かすスペースとして使用するサーバーはリソース軽減のためNovaを入れないことがあるとかないとか
ドキュメントには10GとIPMI繋げば、PXEブートをし必要なパッケージインストール、DHCPで自動ノード割り当て、という運用方法もあるそうな。
###ストレージ(ホストデバイス)
VMware ESXi:ホストデバイスハードウェアRAID必須。
OpenStack(必要ソフトウェアはSwift):HBAが推奨される。ハードウェアRAIDは邪魔らしい。通常はノード内で1+nでミラーされ保護している。
###仮想マシンの動き
VMware ESXi:ESXi上で動く。複数台でvCenterを動かしている時は手動でサーバーを選択でき、分散することができる
OpenStack(動作ソフトウェアはコンピュート):自動配置で基本的に変更しない。できない?
###ネットワーク
VMware ESXi:ネットワークアダプタと仮想スイッチでタグとか
OpenStack:VXLAN対応、柔軟すぎてネットワークのCPUオーバーヘッドが重いとの事。10GB以上イーサネット推奨されている。余力必須
###VMware Horaizonと比べる
Horaizonはスナップショットを作成してそれをコピーするイメージ
OpenStackはvCenterのテンプレートと似ている。テンプレートを作成して、それをコピーするイメージ。
##そもそもVMwareESXiとOpenStackを比べるのは
間違っている。
噂によると、ESXiはペットであると。サーバーから大切に作りこむと。
OpenStackは経済動物であると。障害が起きたらテンプレートから作り直す。
最近の傾向としてマルチサーバーで作動させるのが前提のため、障害時の対策としてソフトウェアでの対策を盛り込むことを要求されているみたい。
→k8sになるんだろうね。巻末参照
##費用的な話。
ライセンスかからない分、OpenStackの方が安いのかもしれない。
ただ保守は無いから小規模であればまだESXiの方が使いやすいのかも。
RedHatが有償でやるとかやらないとか。
##じゃあ最終的にどう使い分ければ。
OpenStackが光るところってほぼDCオンリー
あとは開発の検証ですね。
##おまけ:dockerについて
マシンの仮想化が進んだ結果、ソフトウェアの仮想化も進んでいます。
LAMPなイメージ。
プラットフォームは特に気にせず、それぞれに対応できる、らしい。
##おまけ:Kubernetesについて
dockerをクラウドに対応させたイメージ
dockerが1台に対して、Kubernetesは複数台を効率よく管理できる、らしい。
クバネティス/クバネテス/クーべネティスと読むけど覚えられない。
名前が長すぎるのでk8sという愛称がついている。