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Dockerを使ってロードバランシング環境構築

Last updated at Posted at 2015-12-14

この記事は Docker Advent Calendar 2015 15日目の記事です。

目的

Dockerを利用して、2台のサーバーに対してロードバランシングする環境を作成する。

-

ではさっそく構築に取り掛かります。

最終的な構成としては以下にになります。

  • ロードバランサー
    • 1台
  • Webサーバー
    • 2台

今回はNginxの機能を使用してロードバランシングを実現します。

別の方法としてはhaproxyを使う方法があります。
dockerfile/haproxy
Dockerで簡易的にロードバランシングを行いたい場合はこちらで充分でしょう。

前提知識

Nginxでのロードバランシング設定
Using nginx as HTTP load balancer
Nginxを使用してのロードバランシング

上記設定を用います。
今回はデフォルトのラウンドロビンにします。

docker-compose.yml

nginx_server:
  image: nginx
  links:
   - web
  volumes:
   - ./loadbalancer:/etc/nginx/conf.d
  ports:
   - "80:80"

web:
  image: kitematic/hello-world-nginx
loadbalancer/nginx.conf
upstream web {
    server loadbalance_web_1;
    server loadbalance_web_2;
}

server {

    listen       80;
    location / {
           proxy_pass http://web;
    }
}

設定は以上です。

構築していきます。

-

mkdir loadbalance
cd loadbalance

docker-composeは使用できるものとします。

docker-compose up -d

このタイミングでは、nginx_serverのコンテナでloadbalance_web_2のhostが見つからないとエラーになると思います。

webサーバーを2台に増やします。

docker-compose scale web=2

このコマンドを実行することでwebコンテナが2台に増えます。
nginx_serverのコンテナをリスタートします。

docker-compose restart nginx_server

これで完成です。

docker-machine ip default

で、IPを確認し、アクセスしてみます。


http:192.168.99.100

docker-log等で2台のwebサーバーのログを確認しつつアクセスしてみましょう。
ロードバランシングされていることが確認できます。

解説

docker-composeではlinkしたコンテナがhostsに設定されます。

172.17.0.33 loadbalance_web_2
172.17.0.33 loadbalance_web_2.bridge
172.17.0.34 loadbalance_web_1
172.17.0.34 loadbalance_web_1.bridge

scaleコマンドを発行する前はweb_2のhosts設定がなかったためエラーとなり起動ができませんでした。
scale後は再起動することでhostsに反映されます。

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