はじめに
Sambaを立てるたびに何か文献にあたってはを繰り返している自分に向けての記事です。設定はあんまり凝らないので、内容は「何番煎じだよ」という感じなのですが、説明がわかりやすいなと思った方だけストックにでも入れといてください。
環境
OS:ubuntu20.04
samba:Version 4.11.6-Ubuntu
インストール
何はともあれアプデです
$ sudo apt update && sudo apt upgrade
次はapt installです。
$ sudo apt install samba -y
これで先ほどの環境で書かれているバージョンが入ります。(2020/7/2時点)
今回はホームディレクトリに共有フォルダを作る場合を考えましょう。
$ mkdir ~/Share
設定ファイルをいじりましょう。好きなテキストエディタを使ってください。
$ sudo nano /etc/samba/smb.conf
以下の内容をファイルの一番下の方に記述します。pathの名前は変えてね。
[Share]
comment = SHARE
path = /home/user/Share
read only = yes
browsable = yes
force user = asana
guest ok = yes
それぞれの意味は
comment: 共有した際に名前とは別に表示される文字列。win10の場合はエクスプローラー上でマウスオーバーしたときに表示されます。
path: そのまま。フルパスで書こう。
read only: 読み込みだけにするかどうか。
browsable: browseableのエイリアス。利用可能な共有の一覧に表示させるかどうかを決めます。
force user: どの人の権限でファイルにアクセスすることにするかを定める。使っているユーザー名で設定すると便利。
guest ok: アクセスの際に資格情報を要求するか。
他にもいろいろプロファイル項目はあります。知りたい方は日本Sambaユーザー会の最新マニュアルページをみましょう。
パスワードをつける場合はこのコマンドを使いましょう。ログインしているLinuxユーザーのIDとパスワードと同一になります。userの部分は適切に変更してください。
$ sudo smbpasswd -a user
以下のコマンドでconfファイルの整合性をチェックできます。
$ testparm
最後に設定ファイルを適用させるために再起動しましょう
$ sudo systemctl restart smbd nmbd
これでおしまいです。
おわりに
お疲れさまでした、これで最低限の準備は整ったはずです。ですが自分の躓いた点に関して書かれていない所があるのでまた記事を新たに書くかもしれません。ここまでお読みくださってありがとうございました。