0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

【ネットワーク】パブリックサブネットとプライベートサブネットの違いとは??🤔

Posted at

目次

疑問の背景

AWSのコンソールを触ってネットワークを設定しているときに、サブネットの設定のところで以下のような質問はありません。

「このサブネットはパブリックにしますか?プライベートにしますか?」

これは実は自分たちで設定をいじって、それらに応じて

  • これはプライベートサブネット
  • こっちはパブリックサブネット

という概念を当てているにすぎません。

この設定の違いで何が違うんだっけ?という疑問が生じたので、今回整理しようと思いました。

結論

パブリックサブネット → インターネットと直接的につながっている
プライベートサブネット → インターネットと直接的につながっていない

この違いだけです。

「え?これだけ?」という方のために、もう少し詳細をお伝えすると...

外向きの通信がインターネットゲートウェイを向いたルートテーブルが設置されているサブネットが「パブリックサブネット」、それ以外が「プライベートサブネット」となります。

※「直接的に」という表現をしているのは、たとえパブリックサブネットでもInternet Gatewayを通らないといけないためです。後続の記述で理解できるかと思います。

詳細な解説

サブネットを作る際に、ルートテーブルをアタッチします。

そのルートテーブルの設定で以下のように、0.0.0.0/0 の宛先がInternet Gatewayを向いているとします。

image.png

この状況を具体的な日本語にすると、

「このサブネット内のリソースが、インターネット上の任意の場所(0.0.0.0/0)へ通信する際は、Internet Gatewayを経由してルーティングする」

ということです。

逆に、インターネットへ直接出られずNAT Gatewayなどを経由して外に出るようなサブネットが「プライベートサブネット」と呼ばれます。

よくある誤解

Q: セキュリティグループでパブリックかプライベートかって決まるんじゃないの?

A: No! セキュリティグループはインスタンスレベルでのトラフィック制御であり、サブネットレベルの話ではそもそもありません。

セキュリティグループは、パブリック/プライベートどちらのサブネットにあるリソースに対しても適用でき、インバウンド/アウトバウンドの通信を許可・拒否します。

一方、サブネットの種類(パブリック/プライベート)は、あくまでルートテーブルの設定によって決まります。


まとめ:

  • パブリック/プライベートの区別 = ルートテーブルにIGWへの経路があるか
  • セキュリティグループ = 個別リソースの通信制御(サブネットの種類とは無関係)
0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?