概要
みなさんはこんな経験ありませんでしょうか・・?
- Slack上で「レビューお願いします!」と投げたはいいものの、他の投稿で埋もれてしまい忘れ去られてしまう
- GitHubのPRやリリース手順書など、「レビューが必要なモノ」の状況が今どうなっているかわからない
私の所属するチームでは、上記のような課題を抱えていたため、それらを解決するためのワークフローを作成しました。
使用技術
- AWS API Gateway
- AWS Lambda
- Slack ワークフロー
- Slack bot (Slack App)
- Notion API
仕組み
① 依頼者がSlackワークフローからレビュー依頼を投稿
② ワークフローがSlack botをメンションで呼び出す
③ メンションをトリガーとして呼び出されたSlack botがAPI Gatewayにリクエストを送信
④ API Gatewayにリクエストが送信されたことをトリガーにLambda関数を呼び出す
⑤ Lambda関数がリクエスト内容をもとにレビュー内容・依頼者の情報を読み込み、Notionにレビュー依頼内容をエクスポートする
※ 詳しい実装方法は今回割愛します
実際に使ってみる
レビュー依頼投稿用のワークフローは以下のような形式になっております。
※ slack-app-for-mention
はメンションをトリガーにAPI gatewayへリクエストを送るSlack botです。
チャンネルのショートカットからワークフローを起動し、レビュー内容を入力します
Submitボタンを押すと、レビュー依頼がグループに投稿されます。
あらかじめ作成しておいたNotionの「レビュー依頼一覧ページ」を確認してみると...
Notionでレビュー依頼一覧が見られるようになっていました!
導入した結果
今回作成したワークフローをチームに導入した結果、以下の効果が得られました。
- リリース手順書やGitHubのPRなどレビューが必要なモノの一覧・ステータスが一目でわかるようになった
- Slackに投稿したレビュー依頼が他のメッセージで埋もれ、忘れ去られることが減った
- レビュー依頼一覧ページを確認し、こまめにレビューをする習慣を作ることができた
おわりに
SlackワークフローやNotion APIなど、普段使用しているコミュニケーションツールが提供する拡張機能を活用することによって、業務改善をすることができました。
みなさんもこうした拡張機能を活用して、業務改善にトライしてみてはいかがでしょうか。
実装にあたって参考にした資料
Notion API関連
Slack bot 関連