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データ構造の特徴と該当するC#のコレクション

Last updated at Posted at 2017-07-02

主にWEB+DB PRESS vol.91を参考に、ポイントだけを抜粋しました。
データ構造の基礎が全然無いと感じる方は、↑を読むのが一番良いと思います。
僕も、初めてデータ構造の基礎をまともに学んだのですが、非常に分かりやすかったです。

配列

  • 構造

    • 連続したメモリ領域を確保
    • 使用しているメモリが連続しており、配列の中身の型が同じため、ランダムアクセスが一発でできる
  • 特徴(どんな操作に強くて、どんな操作に弱いか)

    • ○ : ランダムアクセス
    • × : 要素の追加
  • C#で該当するコレクション

    • List

連結リスト

  • 構造

    • メモリに、要素の値と次の要素への参照を持つ
  • 特徴

    • ○ : 要素の追加
    • × : ランダムアクセス
  • C#で該当するコレクション

    • LinkedList

ハッシュテーブル

  • 構造

    • bin(あるいはバケット)と呼ばれるものを配列で沢山用意し、その各要素に連結リストへの参照を持つ
    • キーのハッシュ値とbinの要素数の剰余を取って、binの該当する要素に値を格納する
    • 要素数が増えたら、rehashを行う。rehashとは、更に要素数の多いbinを用意し、古い要素を移動すること。
      • 連結リストの要素数が増え、探索のコストが大きくなるため
  • 特徴

    • ○ : ランダムアクセス・要素の追加・削除
    • × : メモリ効率
  • C#で該当するコレクション

    • Dictionary
    • HashSet
  • Dictionary・Setのどちらを選択するか
    Setは、要素の値を重複させたくない場合に利用

ツリー

  • 構造

    • 親ノードの左のリーフノードに親ノードより大きな値を持った要素、右に小さな値を持った要素など、一定の規則に従って要素を持つ
  • 特徴(どんな操作に強くて、どんな操作に弱いか)

    • ○ : ハッシュテーブルよりもメモリ効率が良い
    • × : 運が悪いと探索のコストが大きくなる
  • C#で該当するコレクション

    • SortedDictionary
    • SortedSet

参考

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