1. ターミナルって何? 🤔
ターミナルは、macOSの「黒い画面」で動くツール。文字で命令(コマンド)を入れると、Macの情報がサクッとわかります!
🌟 なぜ便利?
- 🖱 マウスより速くMacの状態をチェック!
- 🩺 Macの「健康診断」(名前、スペック、ネット接続)を簡単に行える
- 💡 入社後に「Wi-Fiが繋がらない!」「Macが遅い!」を自分で解決!
📌 起動方法
- Command(⌘)+ Space → 「ターミナル」と入力 → Enter
- または Launchpad > その他 > ターミナル
- 🖤 黒い画面(例:
yourname@MacBook ~ %)が出たら成功 ✨
👉 まず試してみよう!
echo "Hello!"
➡ Hello! が表示されたらOK!
※ 間違えてもMacは壊れないので安心して試してね (๑•̀ㅂ•́)و✧
2. 自分のMacの名前を調べる 🖥
「どのMac?」と聞かれたら答えるのが ホスト名。
hostname
📌 出力例
MacBook-Pro.local
💡 使いどころ
- IT担当者に「このMacです!」と伝えるとき
- 会議室のMacを特定するとき
👉 名前を変えるなら:
システム設定 > 一般 > 情報 > コンピュータ名
3. Macのスペックをチェック ⚙️
ExcelやTeamsが快適に動くかをチェック!
基本情報をまとめて確認
system_profiler SPSoftwareDataType SPHardwareDataType | \
grep -E "Model Name|Model Identifier|Processor Name|Processor Speed|Memory|System Version"
📌 出力例
Model Name: MacBook Pro
Processor Name: Apple M2
Memory: 16 GB
System Version: macOS 15.0
🔎 解説
- Model Name → Macの種類
- Processor → CPUの種類と速さ(Appleシリコン/Intel)
- Memory → メモリ容量
- System Version → macOSのバージョン
OSバージョンだけ知りたい
sw_vers
4. ディスク容量を確認 💾
Macが遅いときは「容量不足」かも!
方法1:Finderで確認
-
Finderを開く → 左の「このMac」
-
ディスク(例:Macintosh HD)のバーを確認
- バーが赤なら容量不足 ⚠
方法2:ディスクユーティリティで確認
- ⌘ + Space → 「ディスクユーティリティ」 → Enter
補足:ターミナルで空き容量
df -h /
💡 不足したらゴミ箱や「ダウンロード」を整理。動画や写真は外付けSSD/HDDへ!
5. ネットワーク情報を調べる 🌐
「Wi-Fiが繋がらない!」を自分で切り分ける基本コマンド。
IPアドレス確認
ifconfig | grep "inet " | grep -v 127.0.0.1
📌 出力例
inet 192.168.1.100 netmask 0xffffff00
ネット接続テスト
ping -c 4 8.8.8.8
📌 出力例
64 bytes from 8.8.8.8: time=10.123 ms
💡 これが出ればネット接続OK!
DNS(名前解決)チェック
dig +short www.google.com
(digがない場合は nslookup www.google.com でもOK)
6. Macが遅い時のチェック 🚨
方法1:アクティビティモニター(推奨)
-
⌘ + Space → 「アクティビティモニター」
- CPU・メモリ使用率を確認
- 重いアプリは選択して「✕」で終了
- ⚠ 知らないプロセスは終了しないこと!
方法2:ターミナルでざっくり確認
top -o cpu
(終了は q)
7. その他の便利コマンド 🛠
- 👤 ユーザー確認 →
whoami - 📂 フォルダの中身 →
ls -al - 📄 ファイルの中身 →
cat ファイル名.txt
エラーログ確認(直近10分)
log show --last 10m | grep -i "error"
👀 実務シーン
- 「会議中にMacが落ちた」→ 落ちた時間帯のエラーを控えてITに報告
- 「アプリが起動しない」→ 関連エラーが残っていないか確認
8. システム情報(=デバイス相当)で内部を確認 🔧
Windowsの「デバイスマネージャー」に相当する ハード構成確認ツール は macOS では システム情報 です。
ハードウェア構成や、インターフェース、電源・バッテリー、Wi-Fi/Bluetooth、ストレージの型番まで確認できます。
📌 起動方法
- ⌘ + Option(⌥) + (画面左上) → システム情報
- または ⌘ + Space → 「システム情報」
- ターミナル派は:
system_profiler SPHardwareDataType SPNetworkDataType SPStorageDataType
👀 よく見る場所
- ハードウェア > グラフィックス/ディスプレイ:GPUの種類・外部ディスプレイ認識
-
ネットワーク:Wi-Fi(インターフェース名
en0など)・IP・リンク状態 - ストレージ:SSDの型番/接続方式/SMART状況
- 電源(ノート): バッテリー状態・充放電回数
💡(Windowsの“ドライバー”に相当するもの)
- macOSではドライバーは「DriverKit(システム拡張)」や一部**カーネル拡張(KEXT)**として提供されます。
- 多くのデバイスはmacOS標準ドライバーで動作し、ユーザーが個別に入れる場面は少なめ。
- とはいえ、オーディオIF・プリンター・VPN・周辺機器などはメーカー提供の拡張が必要なことも。
📌 状態の確認(必要なときだけ)
systemextensionsctl list # DriverKitベースの拡張一覧
# 参考:古いKEXTの一覧(Appleシリコンでは制限あり)
kextstat 2>/dev/null | head
📌 こんな症状のとき
- 「Wi-Fiが使えない」→ システム情報 > ネットワーク でハード認識・規格/チャンネルを確認
- 「外部ディスプレイが映らない」→ グラフィックス/ディスプレイ と ケーブル/ハブ を確認
- 「オーディオが出ない」→ オーディオ と サウンド出力設定(システム設定 > サウンド)を確認
👉 簡単な説明
「デバイスは“機械”、ドライバー(拡張)は“説明書”。説明書がなければ機械は正しく動かない」
macOSは標準の説明書が充実しているけれど、特殊機器はメーカーの説明書(拡張)を入れることもあります。
9. Macのポート(端子)を知ろう 🔌
| ポート/規格 | 役割 | ヒント |
|---|---|---|
| ⚡ Thunderbolt / USB-C | 充電・データ・映像 | 外付けSSD・4K/8K出力に対応 |
| 🖱 USB-A | マウス/USBメモリ | 変換アダプタで接続可能 |
| 🎥 HDMI | モニター/TV出力 | プレゼンに必須 |
| 📸 SDカード | 写真・動画取り込み | カメラから直接読み込み |
| 🎧 3.5mmヘッドフォン | 音声入出力 | 会議や配信で安定 |
10. よく使う業務ツール 📲
| ツール | 用途 | 始め方 | ヒント |
|---|---|---|---|
| Google Workspace | メール/共有 | workspace.google.com | 同時編集が強い |
| Microsoft Teams | 会議/チャット | teams.microsoft.com | 予定はOutlookと連携 |
| Zoom | ビデオ会議 | zoom.us | バーチャル背景で印象UP |
| Slack | プロジェクト連絡 | slack.com | 通知の整理で集中力UP |
| Outlook | メール/予定 | outlook.live.com | iOS/Androidアプリも便利 |
11. 新入社員が知っておくべき基本ルール 📚
- 🔄 週1回は再起動(安定動作)
- 💾 容量は常に10%以上の空きをキープ
- 🔌 ケーブルやハブは丁寧に扱う(抜き差し時は強く引かない)
- 🌐 ネット不調はまず
ping - 📝 トラブルは「症状+時刻+画面表示」をメモしてITに報告
- 📌 Dockにアプリをピン留め(起動を素早く)
- 🗂 Time Machineでバックアップ習慣化
👉 Macは「使えば使うほど仲良くなる」友達 (๑•̀ㅂ•́)و✧
12. まとめ 🎀
📌 必須コマンドまとめ
-
名前:
hostname -
CPU/メモリ:
system_profiler … -
OS:
sw_vers -
ネット:
ifconfig/ping/dig -
ファイル:
ls/cat -
ログ:
log show -
デバイス相当:システム情報(GUI)/
system_profiler(CLI)
⚡ 困ったときの順番
- アクティビティモニターで重いプロセス確認
- 空き容量の確保(ゴミ箱/ダウンロード整理)
-
pingでネット疎通確認 →digでDNS確認 - ログでエラー時間帯を確認
- システム情報でハード認識(ディスプレイ/ネット/ストレージ)を確認
- 解決しなければITに状況を報告(症状・時刻・再現手順)
✅ これで ターミナル + macOS標準ツール を使った「Macセルフ診断ガイド」の完成です!