1年ぶりにまた来ました、青木です。
グロースエクスパートナーズ Advend Calendar 2024の23日目の記事です。
去年の私の記事でもご紹介したとおり、私は普段、コーポレートコミュニケーション推進チームというチームでGxPグループの広報や採用、研修など、コミュニケーションに関わる仕事を担当しています。
(なので、マークダウン式文章の書き方が久しぶりすぎて、この記事にリンクをつけるのに地味に時間がかかってしまいました。もう心が折れそうですが頑張ります。応援してほしい!!)
ところで当社、2024年9月26日に、東京証券取引所グロース市場に上場いたしました!
その過程で大変ありがたいことに、私の担当領域である“広報”という部分で、私も上場準備に関わることができました。
そしてその際、毎日毎日、夢にまで出てくるくらい向き合い続けたのが、Microsoft社のプレゼンテーションソフト『PPT(PowerPoint)』です。
今回は、上場準備中に私自身が身につけたPPTの小技とともに、きれいなPPT資料作成の基本を、実際に作成した資料(弊社(グロースエクスパートナーズ株式会社)、2024年8月期通期決算説明資料)とともに紹介してみようと思います。
私が思う「きれいなPPT資料」
まずはじめに、私が思う「きれいなPPT資料」とは何かを、共有しておきたいと思います。
私が思う「きれいなPPT資料」とは、以下の4つの要素のバランスが取れている資料です。その4つがこちら。
- フォント
- 余白
- 図形
- 色
この4つのバランスさえ保てれば、きれいなPPT資料作成の基本は抑えられると(勝手に)確信しています。
この先で、上記4つの項目に沿って、それぞれの「どうやってバランスを取るの?」をご紹介していきます。
「フォント」のバランスを取る
「フォント」のバランスを取るために気をつけたいポイントは2つ。
「同じフォントを使う」ということと、「フォントサイズに意味を持つ」ということです。
大前提として、1部を除き、弊社資料のフォントは「游ゴシック」で統一されています。
そして、それぞれのフォントサイズがこちらです。
企業理念、ミッション、ミッションの説明と、それぞれフォントサイズを意図的に変えています。企業理念は、読み手にこの先の事業説明を理解していただく上でのベースとなる情報のため、資料の中でも最も大きなフォントを使用しています。
そうすることで、読み手には潜在的に企業理念を意識した上でミッションを読んでもらえます。
また、ミッションのページでは、上からフォントのサイズを大→小→中とすることで、自然とページ全体を見ていただくように視線誘導をすることができます。
「フォント」のバランスを取る
- フォントの大きさに意味を持たす
- 重要な順番を視覚的に伝えられ、視線誘導をすることができる
ちなみに、資料全体を通じて、見出しはこのフォントのサイズ、説明文はこのフォントのサイズ、など、基本ルールも定まっています。
「余白」のバランスを取る
続いて、「余白」のバランス についてです。
赤い矢印、緑の矢印、それぞれ共通した余白サイズに揃え、また点線のように、ブロック内それぞれの縦横のセンタリングを揃えることで、情報の統一感を出すことができます。
ここで「でも一つずつ余白や縦横のセンタリングを整えるの、地獄の作業では・・」と思う方もいるかと思います。
ご安心ください。PPT標準機能の「整列」を使いましょう。
図形の書式設定 > 整列 から、整列したいイメージで揃えてみて下さい。
ちなみに、複数の図形を選択してそのブロックごとセンタリング調整(図形の書式設定 > 整列 >左右中央揃え)することで、複数の図形を一つのブロックとして扱い、全体的な中央線を意識させることもできますよ〜。
「余白」のバランスを取る
- 情報の統一感を出す
- 余白の調整は「整列」の機能がめちゃ便利
「図形」のバランスを取る
これはですね、意外と簡単です。
まずは、同じ図形を使い回すということを意識してみて下さい。
ちなみに弊社決算説明資料では、
- 正円形
- 角丸四角形
- 楕円形
を、多用しています。ただし、ここで注意していただきたいことが。
それは、楕円形の使い方です。
以下の画像をご覧下さい。
円形から作る楕円形(左の楕円)は、PPT資料に使うには、実はちょっとダサい。。
ダメとは言わないです。でも、見出しの枠に使うとしても不便だし、あまりおすすめはできないです。
画像のようにPPTに使うのにちょうど良い楕円形(右の楕円)は、バランスもとりやすく見出しの枠にも使えるので本当に便利です。かなりおすすめ。
ただ、作り方に少し工夫が必要です。
挿入 > 図形 > 角丸四角形 を選択し、図形を挿入したら、四角形の頂点が調整できるポイントを最大限円形に近づけましょう。
「図形」のバランスを取る
- 同じ図形を使い回す
- 楕円形の使い方は注意!!
「色」のバランスを取る
こちらは、なんとなく予想できる人もいるのでは。
統一感のある色を使うということです。
ただ、白だって200色ある(らしい)現代。
「え、ここに来て美的センスを求めるのですか」という疑問が生じる可能性がありますが、どうぞご安心しください。
その辺りを乗り越えられそうなサイトを共有しますよ。
「WEB色見本 原色大辞典 - HTMLカラーコード」というサイトです。
URL:https://www.colordic.org/
上記のページにアクセスし、どれれも良いので掲載のあるカラーコード(#+数字ローマ字)のリンクをクリックすると、
そのカラーと相性の良い色を提案してくれます。
この中から色を選択して使っていくことで、あら不思議、誰でもカラーの統一感を保った資料を作成することができます。(よかった〜)
ちなみに、会社の資料はブランドガイドラインでメインカラーが決まっているので、それを軸にカラーを選択して行った、という流れになります。
「色」のバランスを取る
- 系統が取れた色を使う
- WEB色見本 原色大辞典 - HTMLカラーコードを使うと、色のチョイスもめちゃ簡単
さいごに なぜきれいなPPT資料を作るのか
私の答えは「資料を読んでくださった方と、良好なコミュニケーションをするため」です。
冒頭でも書いたとおり、私は普段、コーポレートコミュニケーション推進チームというチームで仕事をしています。
会社を起点とした、社内外を問わない様々な方とのコミュニケーションを推進していくことが私たちのミッションです。
PPTは、コミュニケーション手段の一つと捉えて情報発信をしています。
それを受け取ってくださった方には、当社の情報を正確にご理解いただき、そして、少しでも期待を持ってもらい、そこから様々なコミュニケーションが生まれ、関係性を深めていけるよう、これからも頑張らねば、とPPTをはじめ、日々様々なコミュニケーションを研究している所存です。
(あとはシンプルに、青木が作る資料かっこいいね〜と言われたい。)
これからも、あらゆるコミュニケーション能力、いわゆるコミュ力を高めていけるよう、そしてその高めたコミュ力を誰かのために活かせるよう頑張りますので、
たくさんの方からご意見をいただけたらとっても嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
おわり
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