「12 Days of OpenAI」Day 10 では、チャットGPTがついに電話回線やWhatsAppで利用可能に。
「スマホもPCもない」「データ通信の調子が悪い」といった状況でも、電話をかけるだけで ChatGPT と話せるのは画期的です。さらに WhatsApp なら国を問わず利用できるので、幅広いユーザーに嬉しいアップデートとなりました。
この記事はChatGPT Advent Calendar 2024の3日目です(空いていたので書いてみました)今年は「12 Days of OpenAI」ということで毎日発表がありましたが、その内容を復習しながらまとめます
主な新機能
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電話で ChatGPT に話しかける (US限定)
- 1-800-CHAT-GPT (1-800-242-8478) にダイヤルするだけ。
- 15分/月 の無料通話が含まれ、アカウントを作ればそれ以上も利用可能。
- スマートフォンだけでなく、古い折りたたみ携帯やロータリーフォンでも動作するデモが披露された。
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WhatsApp で ChatGPT とテキストチャット
- グローバルで利用可能。
- 連絡先に 「1-800-CHAT-GPT」 を登録し、WhatsApp で会話を開始。
- アカウント不要だが、将来的にはアカウントを連携することで画像送信やSearchなどの追加機能も提供予定。
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いつもの使い勝手 + 翻訳やレシピ提案も
- 電話では口頭で質問するだけ、WhatsAppではテキスト入力するだけ。
- 旅行中に見かけた建物を聞いたり、言語翻訳や料理のレシピなども、これまでの ChatGPT 同様に対応。
使い方のイメージ
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電話の場合 (米国限定)
- 電話の連絡先アプリで「ChatGPT (1-800-242-8478)」を登録。
- ダイヤルして質問を話しかける。
- ChatGPTが音声で回答を返してくれる。
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WhatsAppの場合 (グローバル)
- WhatsApp で新規チャット → 連絡先「1-800-CHAT-GPT」へメッセージ送信。
- テキストベースでやりとりがスタート。
- 料理レシピ、旅行プラン、ちょっとした翻訳などを即座に入手。
今回のアップデートの意義
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より多くのユーザーにアクセス可能
スマホのモバイル通信が不安定な場所や、そもそもスマホが使えない環境でも固定電話などで気軽にAIを利用できる。 -
新たなコミュニケーションチャンネル
電話 × AIという意外性があり、シニア層やスマートフォン非所持層にも身近なサービスに。 -
先行体験から正式サービスへ
プロトタイプ的なハッカソン・プロジェクトが実現したスピーディーな導入事例としても注目。
今後の展望
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アカウント連携による機能拡張
電話やWhatsAppでも検索や画像送信を含む高度な機能が使えるよう、アカウント連携が計画中とのこと。 -
「音声 x AI」の利便性の広がり
音声のみでもレシピや地図情報を得られるなど、利用シーンは無限大。 -
他国での電話対応も期待
まずは米国内向けに提供開始されたが、グローバル展開に向けた取り組みにも期待が集まる。