はじめに
こんにちは
今回はコンピューティングサービス分野の 「EBS」 についてご紹介いたします。
これもどこかで見たことあるようなサービスですね
とあるAWSのストレージサービスになります。
Amazon EBS
EBSとは 「Elastic Block Store」 の略称です。
EC2インスタンスにアタッチして使用するAWSのストレージサービスになります。
※Elastic → 弾力がある、伸縮性がある（用途に合わせて柔軟な使用ができる特徴）
ストレージは確か 「データを保管するもの」 でしたよね
パソコンやスマホ、ゲーム機器などでよく耳にしたり目にしたりするかと思いますね。
EBSは、EC2のインスタンスのデータを保管しておくことができるサービス
どんなサービスに対応しているのでしょうか？
データベースやアプリケーションなど様々なサービスに対応可能です。
でも主に使用されるのは 「仮想マシンサービス」であるEC2のストレージですね。冒頭で少し記載した「アタッチ」と呼ばれる、EC2上の仮想マシンにEBSボリュームを割り当てることで、仮想マシンのストレージ管理を柔軟に行うことができます。
ちなみに「アタッチ」は接続する・取り付けるなどの意味があります。
余談ですがFPS関連のゲームをよくやっている人は、「アタッチメント」と書いたらなんとなくピンとくるのではないでしょうか（サプレッサー、スコープ、マガジンやストックなど…）
EBSの可用性
可用性とは、システムを障害で停止させることなく稼働し続ける性能のことです。
EBSは、99.999%の稼働率があります。
そのため可用性が非常に高いサービスとなっております。
この稼働率はEBSの停止期間（ダウンタイム）が一年間で5~6分程度に収まる計算となります。
また稼働率だけでなく、年間故障率(AFR)も0.001%という低い水準で提供されているのもポイントになります。これは1年間に10万分の1の確率でデータが破損してしまう計算になります。
ボリュームタイプ
AWSでは、システムの用途によって複数の「EBSボリュームタイプを提供」しています。
・「EBSの利用予算」
・「データの保存容量」
・「スループット」
などからシステムに最適なEBSを選ぶことができます。
スナップショット
EBSはとても高い可用性を誇りますが、万が一の場合に備えて 「スナップショット」 というものを作成することが可能です。
スナップショットは差分のみを保存対象として容量を抑えた上で、Amazon S3という別の安価なストレージサービスに保存されます。
スナップショットは簡単に言うと 「バックアップ」 のようなものです
EBSとS3の違い
EBSとS3の最大の違いは、ストレージの 「種類」 にあります。
Amazon S3は 「オブジェクトのストレージ」
Amazon EBSは 「ブロックのストレージ」 というデータの保存方法を取っています。
Amazon S3は耐久性が高く大量のデータを保存しやすいです
Amazon EBSでは、特に処理速度を高速化したいデータの保存に適しています
おわりに
ちょっとしたまとめになります。
EBSとは、EC2インスタンスにアタッチして使用するAWSのストレージサービス
EBSは、99.999%の稼働率があり、可用性が非常に高いサービス
システムの用途によって選べる複数のEBSボリュームタイプがある
万が一の場合に備えてスナップショットを作成することが可能
可用性が99.999%と非常に高いですが、障害発生の可能性は0ではないため、システム停止が重大な損害に繋がらないように対策（スナップショットなど）をすることが重要であると分かりました。
最後までお読みいただきありがとうございました！
日頃より活用している参考書です。
「参考書」
AWS認定クラウドプラクティショナー改定第3版「AWS公式サイト」
AWS EBS「参考元」
Amazon EBSとは？