#目標
LAN内で接続できるファイルSambaのファイルサーバーを実装する。
WANから接続できるようにするためには、プラスでVPNの実装が必要です。
WireGuardでRaspberryPiにVPNを実装する方法で詳しく方法を書きました。ubuntuでもやり方は変わらないと思います。rootアカウントで利用できるようにする。
#手順
##Sambaをインストールする
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade
sambaをインストールする。
$ sudo apt -y install samba
インストール中、英語でファイルの設定をdhcpようにしておきますか?という質問が出た場合はNOにしておく。
設定する内容は以下の通りです。ファイル内の他の設定項目はコメントアウトしても問題ありません。
Sambaの設定ファイルを編集する
Sambaの設定ファイルを編集する
$ sudo vim /etc/samba/smb.conf
#以下の部分は設定ファイルの一番下に追加してください。
[root]
valid users = root
browseable = No
read only = no
writeable = yes
guest ok = no
path = /
guest only = no
#設定ファイルの構文が正しく書かれているかチェックするコマンド
$ testparm
##Sambaユーザの追加する
# rootアカウントにパスワードがなかった場合、パスワードをつける
$ sudo passwd root
# rootアカウントをSambaユーザアカウントに追加する
$ sudo pdbedit -a user1
# Sambaユーザの確認
$ sudo pdbedit -L
##Sambaの起動する
# OS起動時Sambaが自動で起動するようにする
$ sudo systemctl enable smbd
# Sambaを起動する
$ sudo systemctl start smbd
# Sambaが起動しているか確認する
$ sudo systemctl status smbd
##クライアントから接続する
ファイルエクスプローラーのアドレス欄に
\\RaspberryPiのipアドレス\root
# RaspberryPiのipアドレスの確認方法
$ ifconfig
と入力すれば接続できる。
サーバーのipアドレスは、サーバー側で以下のコマンドを実行すると確認できる。
認証時のユーザはrootパスワードはSambaユーザを登録したときに入力したパスワード
ファイルをRaspberryPiからコピーするときに『これらのファイルを開くと、コンピューターに害を及ぼす可能性があります』と出てくるので、http://honda-consulting.com/kyouyuu-keikoku/に書いてある方法で出てこないようにする。
#もし動かなかったら
ファイヤーウォールの設定で通信が途切れているのかもしれないです。
$ sudo ufw allow from any to any app Samba
#詰まった点
ファイアーウォールの設定をしていなかったため、動かなかった。
#参考資料
Ubuntu/DebianでSamba(ファイルサーバー)のインストールと設定
日本 Samba ユーザー会
Sambaの環境構築手順