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Markdown をサッと読むためのアプリ「Marxdown」を Tauri で自作した

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Last updated at Posted at 2026-09-28

Marxdown — Markdown を見る・書くなら、これ。

2026/10/06 追記
macOS 版と Linux 版のプレビューを公開しました(v0.4.0-beta.2)。
詳しくは「macOS / Linux 版もプレビューで出しました」をご覧ください。

image.png

screenshot.png

はじめに

AI に設計や調査、議事録の整理を頼むと、だいたい Markdown で返ってきます。
気づけば、自分で書くより、人が書いた Markdown を読む時間のほうが増えていました。

そうなると、フォントや行間、本文の幅、配色なんかも気になってきます。
どうせ毎日読むなら、もう少し自分好みにして、気持ちよく読めるようにしたい。

普段は VS Code で Markdown を読み書きしています。
書くときはやっぱり VS Code が快適なのですが、1 ファイル読むだけなら、ちょっと大げさに感じることもあります。

ターミナルからサッと開けて、気軽に読める Markdown アプリがあったらいいな……。
そんなところから作り始めたのが Marxdown です。

ちなみに、最近は仕事で開発から少し離れていたので、開発の感覚を取り戻しつつ、AI を使った開発の練習もしたいと思っていました。
自分が普段使うものなら、作っていても楽しそうだし、気分転換にもなりそう。
そんな理由もあって、Markdown ビューアー・エディターを題材として選んだという背景もありました。

技術選定

Tauri

デスクトップアプリの土台には Tauri 2 を使っています。

Electron と違ってブラウザをアプリに同梱せず、OS の WebView を使うので、アプリ自体を小さくできます。Marxdown は常駐させて、必要なときに何度も開く使い方を想定しているので、ここはかなり重要でした。

使う WebView は OS ごとに違い、Windows は WebView2、macOS は WKWebView、Linux は WebKitGTK です。
同じコードのまま macOS / Linux 版を出せたのも Tauri のおかげですが、トレイの有無やキーボードショートカットなど、OS ごとに合わせる部分はそれなりにありました。

Svelte

タイトルバーやステータスバーなどの UI には Svelte 5 を使っています。

起動時にできるだけ余計な JavaScript を増やしたくなかったので、Marxdown のような小さなデスクトップアプリには合っていると思いました。

ただ、Svelte に全部を任せているわけではありません。

Markdown のプレビューは直接 DOM に描画し、エディターには Monaco Editor を使っています。どちらも Svelte には依存していません。

重い処理を無理に UI フレームワークの中へ持ち込まない、というくらいの使い分けです。
ほかにも、Markdown の変換には markdown-it、図には Mermaid、数式には KaTeX などを使っています。

Marxdown でできること

ターミナルから、読みたいときにすぐ読める

marxdown readme.md

2 回目からは、すでに開いているウィンドウにタブとして追加されるので、待ち時間はほとんど感じません。

パイプで渡すこともできます。

llm "設計案を出して" | marxdown -

ファイルに保存するまでもない出力を、そのまま整形して読めます。

読むことに振り切ったプレビュー

表やコード、数式、Mermaid の図なども、そのまま読めます。
GitHub で Markdown を読むときに近い感覚です。

LLM がよく出力する、> [!NOTE] のようなアラート記法にも対応しています。

余白や行間、本文の幅も自分好みに調整できます。
長い設計書を読むことが多いので、個人的にはここをかなり大事にしています。

気になったら、その場で直せる

Ctrl+\ で左右分割にすると、左がエディター、右がプレビューになります。

エディターには VS Code と同じ Monaco Editor を使っているので、普段使っているショートカットもそのまま使えます。

自分好みにできる

配色は 50 種類から選べます。

CSS を追加すれば、自分でテーマを作ることもできます。
フォントや行間なども設定から変更できます。

macOS / Linux 版もプレビューで出しました

公開当初は Windows 版だけでしたが、macOS 版と Linux 版をプレビューとして出しました。
Releases のプレリリース(v0.4.0-beta.2 など)に置いています。

OS ファイル
macOS 14 以降(Apple シリコン) Marxdown_<バージョン>_aarch64.dmg
macOS 14 以降(Intel) Marxdown_<バージョン>_x64.dmg
Linux(x86_64) Marxdown_<バージョン>_amd64.deb / .AppImage

プレビューなので、いくつか制約があります。

  • 自動では更新されません。新しい版は Releases から入れ直してください
  • 署名していないため、macOS では初回の起動を Gatekeeper が止めます
  • ターミナルから marxdown で開くには、自分でリンクを置く必要があります

開き方やリンクの置き方、既知の制約は README にまとめています。
macOS / Linux で動かなかったところがあれば、Issue で教えてもらえると助かります。

余談:アプリ名とアイコン

アプリ名は、まあ何となくです。

ターミナルから起動するので、Markdown っぽい名前がいいなと思い、発音が似ていて、まだ使われていなさそうな Marxdown にしました。

アイコンは、Marxdown の Marx → 星のカービィに登場するマルク → 帽子が M に似ているというところから、色や形をモチーフにしています。

おわりに

Markdown を読む機会が増えた人には、Marxdown が合うかもしれません。
気になった方は、ぜひ一度触ってみてください。
Windows 版に加えて、macOS / Linux 版もプレビューで試せるようになりました。

フィードバックやリクエスト、バグ報告などをいただけると大変うれしいです。
WYSIWYG、リンター、フォーマッター、翻訳、スペルチェックなど、やりたいことはまだまだあります。
これからも少しずつアップデートしていきたいと思っています。

Marxdown — Markdown を見る・書くなら、これ。

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