0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

【Mac】"システムデータ"が100GB超え!? ストレージ大掃除のすゝめ

Last updated at Posted at 2025-10-27

こんな方におすすめ

  • Macの慢性的な容量不足に困っている方
  • 「システムデータ」が謎に肥大化している方
  • 開発環境(Xcode, Android Studio, Flutter など)で容量がカツカツな方

はじめに

どうも、とある企業にてモバイルアプリエンジニアをしております、Andyと申します。

macOS 26(Tahoe)も公開されてはや一ヶ月。
そろそろ動作も安定したかなということで
(え、面倒で放置していただけって。まさか( ͡° ͜ʖ ͡°))、相棒のMacBook Airをアップグレードしようとした訳です。

ストレージが不足しており、アップデートできません

( 'Θ' ) < ワオ

慌ててストレージを確認してみると、なんとと空きストレージがわずか1GB

これではMacのアップデートどころか、最近話題の ChatGPT Atlas すら入れられないぞという事で、諸々原因を探り無事解消することが出来たので皆様にもご共有です。

スクリーンショット 2025-10-26 21.49.00.png

掃除後のストレージ。心なしかMacの打鍵音も普段より軽やか


環境

  • macOS: 14.4
  • MacBook Air M2 (Apple Silicon)
  • Xcode / Android Studio / Flutter / Ollama など開発環境あり
  • Homebrew 使用中
  • ターミナルには フルディスクアクセス付与済み

まずは犯人探し:duで全体を俯瞰する

最初に、du でどのディレクトリが重いのかを調べます。
macOS の du は GNU 版とはオプションが違うので注意。

sudo du -x -d 5 -h /System/Volumes/Data 2>/dev/null | sort -hr | head -20

ポイント:
• -x: 他のボリュームを跨がない
• -d 5: 深さ制限(これ以上深掘りすると激重)
• 2>/dev/null: “Operation not permitted” エラーを無視

出力例(抜粋):

175G	/System/Volumes/Data
132G	/System/Volumes/Data/Users
131G	/System/Volumes/Data/Users/me
 71G	/System/Volumes/Data/Users/me/Library
 24G	/System/Volumes/Data/Users/me/.gradle
 21G	/System/Volumes/Data/Users/me/Library/Developer/CoreSimulator
 20G	/System/Volumes/Data/Users/me/Library/Android/sdk
 13G	/System/Volumes/Data/Users/me/.ollama/models

見事に 開発環境まわり が主犯格でした。。

削除可否判断

出力をchatGPTに食べさせてみたところ、以下の回答もらいました。
もちろん環境によって差はあるので、削除前にバックアップや確認をおすすめします。

🟢 安全に削除してOKなもの
/Users/me/.gradle/caches 21 GB Gradle のビルドキャッシュ
→ Gradle のビルドキャッシュ。再生成されるので削除OK。

/Users/me/Library/Developer 24 GB Xcode 関連全般(DerivedData、Archivesなど)
→ DerivedData フォルダを削除OK。

/Users/me/.ollama/models 13 GB Ollama の LLM モデルデータ
→ 不要モデルを削除可。 ollama list → ollama rm で削除。

これらを削るだけで、ざっと 60GB は解放できます。

🔴 削除NGまたは非推奨

(システムやアプリに必須)

/System/Library, /System/Library/AssetsV2, /System macOS の中核。触らない。
/Applications アプリ本体。不要アプリのみアンインストーラで削除。
/Library システム全体設定。開発ツールが入っている場合もあるが慎重に。

結果

私の環境では、調査の上以下を削除しました。

  • gradle関連のキャッシュ
  • ollamaのLLMデータモデル

その結果、約40GBのストレージ掃除に成功!
無事に macOS 26 へのアップデートと、ChatGPT Atlas のインストールが完了しました 🎉

XCodeの中間作成ファイルに関しては都度削除していた為、特段削除可能なデータが残っていませんでした。

感想

普段の開発作業や、なんとなく試したOSS(Ollamaなど)が、
知らぬ間にストレージを圧迫していたことに気づかされました。

定期的なストレージの棚卸しは、Macを長く快適に使うコツ。
半年に一度は du コマンドで可視化して、健康診断してあげるのがおすすめです。

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?