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【JavaScript】Map/Set② 〜Set〜

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概要

JavaScriptを学習、理解を深めるため「JavaScript Primer 迷わないための入門書」を読み、
理解した内容等を記載していく。

【JavaScript】JavaScript入門一覧」に他の記事をまとめています。

この記事で理解できること

  • Set、WeakSetオブジェクトについて
  • Set、WeakSetオブジェクトで使用できるメソッドについて

Set

  • セット型のコレクションを扱うためのビルトインオブジェクト。
  • 配列と異なり要素は順序を持たず、インデックスによるアクセスはできない。

セットとは
重複する値がないことを保証したコレクションのこと。
※コレクションは「何らかのデータをまとめて格納するデータ構造」

セットの作成と初期化

  • Setオブジェクトをnewすることで、新しいセットを作成できる。
  • コンストラクタの初期値として、iterableオブジェクトを渡すことができる。
const set = new Set();
// 作成した時点では何も持っていない
console.log(set.size); // => 0
// 配列はiterableオブジェクト
const numbers = [1, 2, 3, 3];

const set = new Set(numbers);
// セットは重複する値が存在しないことを保証するため同じ値は1つにまとめられる
console.log(set.size); // => 3

値の追加と取り出し

以下のようなセットの要素を扱うメソッドが存在する。

メソッド 概要 構文 返り値
add セットに新しい値を追加 mySet.add(value) (要素が追加された)Setオブジェクト
has セットが指定したvalueに紐づく要素を持っているか確認 mySet.has(value) 存在している場合「true」、存在しない場合「false」
delete セットから指定した要素を削除 mySet.delete(value) 要素を削除できた場合「true」、指定した要素が存在しない場合「false」
clear セットが持つすべての要素を削除 mySet.clear() undefined
const mySet = new Set(["value1", "value2"]);
// 初期値のサイズ
console.log(mySet.size);              // => 2

// 新しい要素の追加
mySet.add("value3");
console.log(mySet.size);              // => 3

// 指定した値に紐づく要素を持っているか確認
console.log(mySet.has("value1"));     // => true
console.log(mySet.has("value4"));     // => false

// 指定した値に紐づく要素を削除
console.log(mySet.delete("value3"));  // => true
console.log(mySet.delete("value3"));  // => false

// セットが持つすべての要素を削除
console.log(mySet.clear());           // => undefined

console.log(mySet.size);              // => 0

セットの反復処理

  • セットが持つ値を反復処理するには、forEachメソッドを使用する。
  • forEachメソッドではセットが持つすべての要素を、セットへの挿入順に反復処理が可能。
  • また、Setオブジェクト自身もiterableなオブジェクトであるためfor...of文で反復処理が可能。
    (keysvaluesentriesメソッドが存在するが、Mapのkey相当の物もないため、あまり有用的ではない)
const mySet = new Set(["value1", "value2"]);

mySet.forEach((value, key, map) => {
  console.log(`value: ${value}`);
});
// => value: value1
// => value: value2

// Setオブジェクトをfor..ofで反復処理
for (const value of mySet) {
  console.log(value);
}
// => value1
// => value2

WeakSet

  • Setと同様にセットを扱うためのビルトインオブジェクト。
  • WeakSetはオブジェクトのみを扱うことができるコレクション。
  • Setと同様に、 WeakSet内の各オブジェクトは重複しないことを保証。
  • Setと違う点は、キーを弱い参照(Weak Reference)で持つこと。
  • WeakSet内に格納されているオブジェクトへの参照が他にない場合、ガベージコレクションによりメモリ領域が解放される。

以下のようなセットの要素を扱うメソッドが存在する。(ここでのセットとはWeakSetのこと)

メソッド 概要 構文 返り値
add セットに新しい値を追加 myWeakSet.add(value) (要素が追加された)Setオブジェクト
has セットが指定したvalueに紐づく要素を持っているか確認 myWeakSet.has(value) 存在している場合「true」、存在しない場合「false」
delete セットから指定した要素を削除 myWeakSet.delete(value) 要素を削除できた場合「true」、指定した要素が存在しない場合「false」
const obj1 = {};
const obj2 = {};
const obj3 = {};

const myWeakSet = new WeakSet([obj1, obj2]);

// 新しい要素の追加
myWeakSet.add(obj3);

// 指定した値に紐づく要素を持っているか確認
console.log(myWeakSet.has(obj3));     // => true
console.log(myWeakSet.has({}));       // => false

// 指定した値に紐づく要素を削除
console.log(myWeakSet.delete(obj3));  // => true
console.log(myWeakSet.delete(obj3));  // => false
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