はじめに
VS CodeのIBM i 向け開発環境を提供するCode for IBM i は、さまざまな機能を提供していますが、今回はAIとの連携機能を試しに使ってみました。
Code for IBM i のインストールについては、この記事が参考になりますので、ぜひ一読ください。
Code for IBM i をぼちぼちはじめてみる①インストール編
設定方法については、こちらの情報を参考にしました。
Code Assistant
前提条件
この機能を利用するためには、VS CodeにAIの拡張機能を導入する必要があります。
ガイドではGitHub CopilotとContinueの2つについて紹介されています。今回はGitHub Copilotを使ってみました。
GitHub Copilotの導入に際してはGitHub IDが必要になります。詳細はこちらの情報が参考になると思います。
GitHub Copilot のクイック スタート
GitHub Copilot
GitHub Copilot Chatも導入しましょう。
使い方
-
アイコンからIBM iに接続します。
- 以下の要領でCopilot Chatを開始します。
- 開始するとこんな感じになります。
このChatを使っていろいろ試してみます。 - Db2 for i へ要求を投げる場合は、チャットの入力画面の最初に"@db2i"と入力します。
- 例えば、「sample.employeeテーブルのカラム情報を得るにはどうしたら良いですか?」と入力してみると以下のような答えが返ってきます。
- もう少し高度なことをお願いしてみましょう。「sample.departmentテーブルを活用する方法を教えてください」と入力してみると以下のような答えが返ってきます。
- 試しにこんなことを聞いてみました。「sample.employeeテーブルのデータを表示してください」
流石に教えてくれませんでした。
この機能の説明は以下のURLにありますが、この機能でできないこととして以下の記述があります。
Code Assistant
・お客様のテーブル、ビュー、プログラムなどからデータを送信しません。
・IBM i システムからユーザー情報を送信しません。
・お客様のシステムから取得したデータを使用して外部サービスをトレーニングしません。
・ユーザーが AI 機能を使用していない場合、いかなるサービスに対してもリクエストを送信しません。
SQLの生成などのプログラミングのサポート機能としては使えそうな機能ですので、興味のある方は使ってみてはいかがでしょうか?