前書き
前提条件として、今までなぜかアップデートするとうまく動かなくなっていたので、動く中で一番新しい4.3.2を使用していた。
多分記事的にあると思うが、自分の検索力では見つけられなかったので投稿。
前準備
もしdocker全体を入れなおす人は現在使用しているdocker imageを
docker save レポジトリ名:タグ名 > backup_image.tar
でバックアップを取っておくことをお勧めする。
(イメージによってはかなり重いので注意。)
状況
アップデート前はうまく動いていたのに、
アップデート後はUIが表示されず、うまく動いていないのかと思ってdocker desktopを再度起動しても
failed to initialize
docker desktop is shutting down
みたいな感じのエラーが出て起動しない。
ネットで調べても
Roamingのdockerを消して~とかしか出てこずやっても意味がなかった。
一からインストールしても、同じ現象が起こる。
(wsl2の設定はされているにも関わらず、wslで実行のチェックボックスがでない...)
4.3.2くらいであれば今まで通りインストールしたら起動したのでそれで放置してた。
しかし、さすがにversionが4.9まで増えているとちょっとアップデートした方がよさそうな気がしてきたのと少しだけ時間ができたので、気になってたこちらの問題を解決することにした。
解決策
気になったissueが出ていて、そちらで今までは削除を求められてこなかった
C:\Users<ユーザー名>.dockerの削除
をするのを求めていたので実行したら起動した。
おそらくだが、ログを見たところ署名か何かが変わって読めていなかったらしい。
しかもdockerのアンインストールでも消去されずに結果的に起動しなくなっていたと思われる。
また、wsl仕様でインストールができていなかったため当然hyper-vで動く仕様になっておりstoppedのまま動かない。
そちらについては参考を元に
C:\Users<ユーザー名>\AppData\Roaming\Docker\settings.json
のwslEngineEnabledがfalseになっているのをtrueにすることできちんとwsl経由で起動することに成功した。
あとは、もし再インストールなども行っていれば
docker load --input backup_image.tar
などで入れていたimageを復元すればOK。