はじめに
Claude Codeを使っていると、何度注意しても言うことを聞いてくれないことがありますよね。突然英語になったり、設定したルールを無視したり、エラーが出ているのに「直りました」と報告したり...本当に困ったものです。
今回は、そんな問題を解決するために「朝礼っぽい復唱ルール」を実装した話を紹介します。
問題の背景
私の場合、以下のような問題が頻発していました:
- 何回注意しても日本語で回答してくれない
-
CLAUDE.mdに書いたルールを無視する - エラーが出ているのに「直りました」と報告する
- ちょっとした設定ミスを追うために、勝手にDockerコンテナの内容を変更したり再起動したり
その都度「CLAUDE.mdの内容をもう一度読め!」と注意する必要があり、本当に面倒でした。
解決策:朝礼っぽい復唱ルールの実装
そこで思いついたのが、**朝礼でよくある「基本原則の復唱」**をClaude Codeにやらせることでした。
実装方法
~/.claude/commands/fukusho.mdに以下のような復唱ルールを定義しました:
# 毎回の作業前に必ず確認すること
## 基本ルール
1. 作業を開始する前に、必ずCLAUDE.mdを読む
2. 回答や作業の前に以下復唱ルールを唱えること
## 復唱ルール
以下の基本原則を復唱してから回答してください:
🫡 一つ!私は日本語で回答します!
🫡 一つ!UI変更時はMCPによる修正確認を行った後、回答します!
🫡 一つ!Docker再起動は必ず上司の判断を仰ぎ、勝手に行わないようにします!
## このルールを忘れないこと
そして、/fukushoコマンドを実行すると、それ以降の回答で必ずこれらのルールを復唱してから回答するようになります。
効果
この実装により、以下のような改善が見られました:
- ルールの遵守率が大幅に向上
- 問題の再発が激減
- Token数の節約(簡潔なルールのみに絞ることで)
ポイント
1. 簡潔なルールに絞る
Token数を節約するため、絶対に守ってほしいルールだけを書くことが重要です。冗長な説明は避け、シンプルで覚えやすい表現にしましょう。
2. 朝礼の形式を活用
「一つ!」という形式は、朝礼でよく使われる表現で、AIにも覚えやすく、実行しやすい形式です。何より、なんか楽しい。
3. 定期的な復唱
重要な作業の前に/fukushoを実行することで、ルールの遵守を確実にします。
まとめ
Claude Codeに朝礼っぽい復唱ルールを実装することで、問題の大部分が解決されました。これは単純なアイデアですが、AIの行動を制御する上で非常に効果的な方法だと思います。
皆さんも、Claude Codeで同様の問題に悩んでいる場合は、ぜひ試してみてください!

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