ChatGPTの引き継ぎプロンプト
私がやっていることを、他にもやっている人がいました。
ChatGPTが長いチャットで重くなったときに使っている「引き継ぎプロンプト」
今回紹介するプロンプトの方も、いい結果に繋がるかも知れません。
以下がChatGPTからの回答です。
| 方式 | 読まれ方の傾向 | 引き継ぎ精度 | 長文への強さ | 手軽さ |
|---|---|---|---|---|
| 通常文を本文に貼る | プロンプトの一部として直接読む | 中 | 低~中 | 高 |
| Markdownを本文に貼る | 構造を保ったプロンプトとして直接読む | 高 | 中 | 高 |
| Markdownファイルを添付 | 添付資料として解析・検索して参照する | 中~高 | 高 | 中 |
ここで言う「長文への強さ」というのは、数万文字規模のことなので無視していいです。
構造化されたMarkdownをプロンプトに貼るのが一番いいとのことです。
ファイル添付による引き継ぎについては、
ChatGPTから以下の注意を受けています。
質問に関連すると判定された部分が優先され、
細かな前提が検索対象から漏れる可能性があります。
会話が進むと、モデルが現在の会話を優先し、
添付ファイル内の細かい条件を再参照しない場合があります。
v5.x系に入ってからずっと研究してきた
ChatGPTと100スレッドは優に超えるだけの会話をしてきました。
もちろんどのスレッドもすさまじく長くなり、重くなり、画面が固まるので、
別スレッドに移行せざるを得ません。
スレッドから新スレッドへの引き継ぎプロンプトを研究するのは必然でした。
スレッドの種類によって「ベストなプロンプト」は変わる
研究していく中で分かったことは、スレッドの種類によって
「引き継ぎプロンプト」が変化することです。
- プログラミング技術スレッド
- AI内部構造勉強スレッド
- チーム組織作りスレッド
- お悩み相談スレッド
- 社会問題スレッド
- 色々と話題が飛んでしまって雑談も混じっちゃったスレッド
これら様々なスレッドを上手くまとめるために私が生み出した方法があります。
ChatGPTはたまに勝手に上手くまとめてくれるときがある
ChatGPTはたまに、
「いいところまで来ましたね。ここまでの話を一度まとめてみましょう」
と言って勝手にいい感じにまとめてくれることがあります。
今までの経験上、これらは驚くほど非常に洗練されている。(いつもやってよ…)
そして私は必ずそのときに聞いて来ました。
「今のまとめを引き出すプロンプトを教えて」。
ChatGPTにオススメされ続けた末の引き継ぎプロンプト
それらの様々な種類のスレッドで編み出された「まとめプロンプト」を「統合」したもの。
それがこの「構造化型の引き継ぎプロンプト」です。
このスレッド全体を、
別スレッドで会話・作業・思考を継続するための
「引き継ぎ資料」として再構造化し、
Markdownコードブロックで出力してください。
目的は、
単なる要約ではなく、
次スレッドでも同じ文脈・判断・思考プロセスを
再現できる状態を作ることです。
## 出力要件
以下を整理してください。
# 1. このスレッドの目的
・ユーザーが何を解決・探究しようとしていたか
・途中で目的が変化している場合は分離
# 2. 前提・状況・制約
・環境
・健康
・技術
・時間
・金銭
・人間関係
・既存知識
など、
推論に必要な前提条件
# 3. 主要論点
論点ごとに整理する。
各論点には以下を含める:
・問題
・ユーザーの視点や価値観
・出た仮説
・確認できた事実
・有効だった考え方や行動
・却下された案(必要なら)
・未解決部分
# 4. 時系列で重要だった流れ
・何をきっかけに認識や方針が変わったか
・重要だった試行錯誤
・転換点
# 5. 再利用可能な構造・原理
このスレッド内で得られた、
他でも再利用可能な構造や考え方を整理。
・構造
・適用条件
・具体例
# 6. 現在の状態
・現時点での暫定結論
・保留事項
・迷っている点
・次に考えるべきこと
# 7. 次スレッド開始用プロンプト
この引継ぎ内容を前提として、
次スレッドで自然に続行できる
最初の依頼文を作成。
## 制約
・抽象化しすぎない
・枝を無理に統合しない
・ユーザーが言っていない意図を補完しない
・一般論を混ぜない
・途中思考や無関係な雑談は圧縮してよい
・ただし重要な価値観や判断基準は残す
・「有効だった」「良かった」だけで終わらせず、
何に対してどう有効だったかを書く
・構造だけで会話を再開できる粒度を維持する
最後に必ず自己チェックを行い、
読みづらさ・曖昧さ・情報欠落を修正してから、
Markdownコードブロックのみを出力してください。
最後に
LLMでよく言われていると思いますが、重要なのが「禁止事項」です。
・抽象化禁止
・枝統合禁止
・ユーザ未発言補完禁止
・構造維持
・具体例保持
・自己チェック
これが物を言います。
おすすめなのが「自己チェック」。非常に強力です。
LLMと会話すると、たまにあるんですよね。
「これやらないでって言いましたよね」
「申し訳ありません、再度実行します」
このようなやり取りを自分自身で実行してくれるので、正確性が向上します。
参考になれば幸いです。