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ChatGPTが長いチャットで重くなったときに使っている「引き継ぎプロンプト」

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こんにちは。
今回は、ChatGPTを使っているときに自分がよく感じていた

「同じチャットをずっと使っていると、だんだん重くなる…」

という悩みと、そのときに便利だった
新しいチャットへスムーズに移るための引き継ぎプロンプト
について紹介。

ChatGPTを使って開発の相談をしたり、記事の下書きを作ったり、設計の相談をしていると、つい1つのチャットでずっと会話を続けてしまいませんか?

自分もかなりやってしまうタイプです。
ただ、会話が長くなってくると、

  • 動作が少し重く感じる
  • スクロールしづらい
  • どこまで話したか見返しにくい
  • 情報は残したいけど、新しいチャットに移るのが不安

みたいな状態になることがありました。

特に最後の
「新しいチャットにしたいけど、今までの流れがちゃんと引き継がれるか不安」
というのが、かなり大きかったです。

今回は、そんな不安を減らしながらチャットを切り替えるために、自分が使いやすいと感じた方法を紹介します。


長いチャットをそのまま使い続けると何がつらいのか

長いチャットには良いところもあります。

たとえば、

  • 前提を共有しやすい
  • 以前のやり取りを踏まえて相談しやすい
  • 同じテーマを深掘りしやすい

といったメリットがあります。

ただ、その一方で、開発や学習用途だと1つのチャットに情報が集まりすぎることがあります。

たとえば、

  • やりたいことの整理
  • エラー内容
  • 試したこと
  • 修正案
  • 決定事項
  • 保留事項
  • 次にやること

などが全部1つに入ってくるので、後半になるほど扱いが難しくなりやすいです。

そして、いざ
「そろそろ新しいチャットに移ろうかな」
と思っても、次は別の悩みが出てきます。

それが、

「要約したら大事な情報まで落ちそう」

という不安です。


「ここまでの内容を要約して」だけだと少し不安だった

最初は自分も、ChatGPTにこんな感じで頼めばいいかなと思っていました。

ここまでの内容を、次のチャットでそのまま作業再開できるように整理して

もちろんこれでもある程度はまとまります。
ただ、実際に使うと少し不安を感じました。

なぜかというと、この一文だけだと

  • 何をどこまで残すべきかが曖昧
  • 「短くまとめる」方向に寄りやすい
  • 新しいチャットに移る理由が残らない
  • 決定事項と未解決事項が混ざることがある
  • 次に何を依頼すればよいかまで整理されないことがある

ということが起きやすかったからです。

要するに、
ただの要約ではなく、作業を引き継ぐための情報整理
が必要でした。


そこで「要約」ではなく「引き継ぎメモ」を作らせるようにした

この問題を解決するために、自分は
要約ではなく、次のチャット用の引き継ぎメモを作らせる
ようにしました。

この考え方に変えてからかなり使いやすくなりました。

ポイントは、

  • このチャットの目的
  • なぜ新しいチャットに移るのか
  • 背景や前提条件
  • ここまでの経緯
  • すでに決まっていること
  • まだ決まっていないこと
  • 次にやるべきこと
  • 新しいチャットで最初に貼る依頼文

まで含めて整理させることです。

こうすると、単に短くまとめるだけではなく、
別スレッドに移っても認識ズレを起こしにくい形
で情報を残せるようになります。


使いやすいと感じた汎用的な引き継ぎ用プロンプト

実際に使いやすいと感じたのは、次のようなプロンプトです。

ここまでの会話内容を、次の新しいチャットでそのまま作業を再開できるように、情報漏れがない引き継ぎメモとして整理してください。

要約ではなく、「別チャットに移っても同じ前提で作業できること」を目的にまとめてください。
そのため、重要な背景・会話の経緯・決定事項・未解決事項・次に依頼すべきことを省略せず整理してください。

以下の形式で出力してください。

【1. このチャットの目的】
- このチャットで何を達成しようとしていたか
- 最終的に目指していたゴール

【2. 新しいチャットに切り替える理由】
- なぜ新しいチャットに移るのか
- 例:会話が長くなった、動作が重くなった、話題を整理したい、添付ファイルや論点が増えた など
- 次のチャットでは何をしやすくしたいのか

【3. 背景・前提条件】
- 作業の背景
- 前提となる条件
- 関係する技術、環境、制約、ルール
- 会話の中で共有済みの重要な文脈

【4. ここまでの経緯】
- 何を確認し、何を試し、どんな流れでここまで来たのか
- 時系列が分かるように整理
- 途中で出た案や却下した案があればそれも記載

【5. 決定事項】
- すでに決まっていること
- 今後の前提として扱うべきこと
- 変更しないほうがよい内容

【6. 未解決事項・保留事項】
- まだ終わっていないこと
- 判断待ちのこと
- 次に詰める必要があること
- 不明点や確認不足の点

【7. 次のチャットで最初に依頼すべき内容】
- 新しいチャットを開いたら、そのまま貼って使える依頼文を作成
- 依頼文は、今回の引き継ぎ内容を前提に、次にやるべき作業がすぐ始められる形にする

【8. 引き継ぎ本文】
- 上記の内容を踏まえて、新しいチャットの先頭にそのまま貼れる完成形の文章を作成
- 読んだ相手が追加確認なしでも状況を理解しやすいように書く
- 箇条書きだけでなく、必要に応じて自然な説明文も入れる

注意事項:
- 情報を必要以上に短く省略しない
- 重要そうな情報は「たぶん不要」と判断して消さない
- 曖昧な表現を避ける
- 「必要に応じて参照」ではなく、次のチャットだけで再開しやすい粒度にする
- もし会話の中に、次の作業に必要なプロンプト案・文案・コード方針・記事構成案などがある場合は、それも落とさず含める

このプロンプトのいいところ

このプロンプトの良いところは、
**「短くすること」よりも「次のチャットで困らないこと」**を優先しているところです。

普通の要約だと、読みやすさのために情報が圧縮されがちです。
でも実務や開発の相談では、短いことよりも

  • 何が前提か
  • 何が決定済みか
  • 何が未解決か
  • 次に何を頼めばよいか

が分かることのほうが大事です。

つまりこれは、ただのまとめではなく、
作業のバトンを次のチャットに渡すためのプロンプト
として使えるのが強みだと思っています。


実際の使い方はかなりシンプル

次の流れで使うとやりやすいと感じています。

1. まずは同じチャットで相談を進める

エラー対応、設計相談、記事構成、文案作成などを普通に進めます。

2. 会話が長くなってきたら引き継ぎプロンプトを投げる

ここで上のプロンプトを使って、次のチャット用の引き継ぎメモを作ってもらいます。

3. 新しいチャットを開く

作ってもらった「引き継ぎ本文」や「最初に依頼すべき内容」を新しいチャットの先頭に貼ります。

4. 続きから再開する

すると、前のチャットを無理にスクロールして見返さなくても、比較的スムーズに続きを始めやすくなります。


特にこういう場面で使いやすいと思った

このやり方は、特に次のような場面で使いやすいと感じました。

開発相談が長くなったとき

エラー、修正、再実装、追加要件などで情報が増えたときに便利です。

記事作成が長引いたとき

タイトル案、構成、本文、修正方針などが増えてきたときに整理しやすいです。

添付ファイルや話題が増えたとき

論点が散らばってきたときでも、別チャットにテーマを分けやすくなります。

後日また再開したいとき

「前にどこまで進めてたっけ?」となりにくいのもかなり助かります。


特に大事だと思ったポイント

「要約させる」ではなく「引き継ぎさせる」
という考え方がポイントだと思っています。

長いチャットをそのまま使い続けるのではなく、必要なタイミングで区切る。
でも、そのときに単純な短縮要約ではなく、次の作業に必要な情報を落とさず整理させる。

この考え方を持っておくだけでも、ChatGPTの使い方がかなり実務向きになる気がします。


まとめ

ChatGPTを長く使っていると、どうしても重さや見返しづらさを感じることがあります。
そんなときに、新しいチャットへ移ること自体は有効ですが、
ただ「要約して」と頼むだけだと、少し不安が残ることもありました。

そこでは、要約ではなく
「次のチャットでそのまま作業再開できる引き継ぎメモを作らせる」
ようにしています。

この方法なら、

  • 背景
  • 経緯
  • 決定事項
  • 未解決事項
  • 次に依頼する内容

まで整理しやすくなるので、別チャットに移ってもかなり再開しやすいです。

ChatGPTを学習や開発に使っていて、

  • 長いチャットがちょっと重いな…
  • でも新しいチャットに移るのは不安だな…

と感じている人には、かなり使いやすい方法だと思いました。

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