はじめに
コンピュータ囲碁やコンピュータ将棋に加えて、最近ではRNA合成やルービックキューブにも適用されているMCTS(Monte Carlo Tree Search: モンテカルロ木探索)を日本語で学ぶことができる書籍を紹介します。
書籍紹介
コンピュータ囲碁―モンテカルロ法の理論と実践―
ディープラーニングが囲碁に適用される前の2012年11月刊行の書籍ですが、モンテカルロ木探索や、それに関連するUCTアルゴリズムについて、わかりやすく解説されています。
最強囲碁AI アルファ碁 解体新書
2017年7月刊行の書籍で、2016年1月のAlphaGoの論文を理解するための一通りの解説があり、モンテカルロ木探索も解説されています。2018年7月に刊行予定の増補改訂版では、AlphaGo Zeroにも対応しているようです。
将棋AIで学ぶディープラーニング
2018年3月刊行の書籍で、AlphaGoやAlphaZeroの手法をコンピュータ将棋に適用した将棋AIが一通り解説されています。モンテカルロ木探索のPythonによる実装も読むことができます。