このたび、「英語日記+」というWebアプリをリリースしました 🎉
- モバイルアプリ開発歴:7〜8年
- Web開発経験:ほぼゼロ(趣味で少し触れた程度)
というスペックの私が、約1ヶ月半でWebアプリリリースまで漕ぎ着けることができたので、その過程でやってよかったことを紹介できればと思います。
開発をはじめた時は、リリースまでいけるのか?という不安な気持ちでいっぱいだったので、これから同じようにチャレンジする方の後押しになればうれしいです。
1. ランディングページから作る
Webアプリを作り始めると、つい「この機能も欲しい」「あの機能も入れたい」と夢が膨らみます。しかし、すべてを作る時間はないし、作ったあとで価値を感じられないリスクもあります。
そこで私がやって良かったのが、最初にランディングページを作ることです。
なぜランディングページから作るのか?
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時間の大幅節約
→ ランディングページはユーザーにサービスの価値を伝える画面
→ 完成したページを見て「これは微妙かも」と早い段階で方向修正できる -
開発中に方向性のズレに気づける
→ 横道に逸れたときに気づきやすい
サービスの言語化
やってみて良かったのが「ABOUT FACE」1章の最後に用意されているリストに従った言語化です。
- ユーザーは誰か
- ユーザーはどのようなゴールを達成しようとしているか
- ユーザーはどのようなエクスペリエンスに魅力を感じ、評価しているか
- はじめて使うユーザーに製品をどのように紹介するか
書籍では、13個の項目がありますがまずはこの4項目を書きました。
これを書くだけでも結構あたまを使いますし、どんどんコアとなる機能を絞ることができます。
書籍「ABOUT FACE」はこちら
コーディング
Claude Code, Figma Makeの2つに先ほどの文章を投げてランディングページを作ってもらいました。デザイン面ではFigma Makeの方が優れてるだろうという思い込みがあったのですが、それほど違いは感じませんでした。
現在はすべてClaude Codeに任せています。
2. ユーザー体験をAI任せにしない
Claude CodeなどのAIエージェントを使って開発すると、いろいろ楽ができるためつい仕様もAIに考えてもらいたいと考えてしまいます。目的だけ与えて、HOWは考えてもらうということを試してみましたが、期待を超えるクオリティのものはなかなかできませんでした。
ほとんどの場合は自分が期待したものと違ってやり直しのコストがかかるため、少し時間がかかっても自分で考えた上で文章をAIエージェントに渡すスタイルに落ち着きました。
また、AIエージェントのやり直しを防ぐコツとして、「どのように理解したのか確認する」「不明点がないか確認する」「実装計画を確認する」というのが有効です。すこし抽象的かな?という思う指示をするときは特にしっかり確認しましょう。
3. なるべくやさしい技術選定をする
今回開発した「英語日記+」は
- フロントエンド(Vercel)
- バックエンド(Render)
- Supabase
- DB
- Auth
という構成で稼働していますが、Supabaseを使うことでDBや認証まわりの実装難易度がぐんと下がりました。SupabaseでなくAWSを選定していたらいまだに苦しんでいたでしょう。
慣れないうちは背伸びしないことが重要ですね。
4. 完璧じゃなくてもリリースする
これは開発者あるあるじゃないかと思いますが、はじめは最低限の機能でリリースしようと思っていたのに、いざリリースできるタイミングになると、細かいところが気になってチマチマとした修正を延々と続けてしまいます。
まさに私もこの状態になり、「いまのままリリースしたら、せっかくサイトに来てくれたユーザーをがっかりさせるんじゃないか」と思って二の足を踏んでいました。
しかし、そんな心配はまったくいりません。なぜならリリースしただけでユーザーが勝手に訪問してくれることはないからです!(悲しいですが)
完璧じゃない状態でもリリースすると、次のような良いことがあります。
- 身内に共有することでフィードバックを貰える
- ユーザーと同じ目線でサービスを見ることができる
なにより、モチベーションがアップして開発にブーストがかかりますね。
最後に、宣伝です。
英語日記に特化したWebアプリをつくりました。
英語日記は、英会話や英語でPRを書かないといけない時に求められる「英文をアウトプット」する能力を伸ばすのに適した学習法です。(英語記事は読めるのにコミットメッセージやPRを英語で書くのはムリ。なんてことないでしょうか?)
「英語日記+」は英語日記を楽に続けるためのWebアプリです。
書いた英文をAIが採点・コメントしてくれたり、分からないことをアプリ内でAIに質問することができます。
学習量を自分でコントロールしやすいので、1日1文だけといった気軽な勉強習慣にうってつけです。英語日記を書いて、英語ができるエンジニアを目指しましょう〜
匿名ログインに対応しているので、少し試してみるだけでもぜひ。

