すべて初心者であり、不備がたくさんあると思いますのでご教授お願いします。
1.やること
具体的にはこんな感じのテキストファイル(.txt)を作ります。
何文字から何文字まで、とかどの文字からどの文字までも指定することができます。
2.さっさと作りたいって人向け
現在のディレクトリにpass.txtって名前で保存します。
Crunchのインストール
sudo apt-get install crunch
charset.lstの確認
vim /usr/share/crunch/charset.lst
小文字アルファベットの組み合わせ(1文字から3文字)
crunch 1 3 -o pass.txt
数字の組み合わせ(1文字から3文字)
crunch 1 3 0123456789 -o pass.txt
一番使えそうな小文字アルファベット+数字の組み合わせ(1文字から3文字)
crunch 1 3 abcdefghijklmnopqrstuvwxyz0123456789 -o pass.txt
小文字大文字記号の組み合わせ(1文字から3文字)
crunch1 3 -f /usr/share/crunch/charset.lst mixalpha-numeric-all-space -o pass.txt
password[(3文字の小文字アルファベットの組み合わせ)]
crunch 13 13 -o pass.txt -t password[@@@]
3.どんなときそのファイルが必要になるか
文字をいちからすべてためす「総当り攻撃」をするときには、LinuxOSでインストールできる【Hydra】というソフトを使います。
しかしいざ総攻撃をしようとすると【Hydra】は
「すべての文字列が乗っているテキストファイル(.txt)が欲しい(´・ω・`)」
と言ってくるのでその時に渡す用に必要となります。
4.必要なソフトを手に入れる
①LinuxOSを手に入れる。
Linuxのインストール方法などはいろんなところでわかりやすく乗っています「Linux インストール」とかで調べてください。
②【Crunch】のインストール
sudo apt-get install crunch
で入れられるとおもいます。
無かったら
5.使い方
基本.1(ターミナル上に)
crunch (何文字から) (何文字まで)
例 :crunch 1 3
動き:1字のアルファベットすべてから3字のアルファベットすべてまで
これだけだと ターミナル上に表示されるだけです。
基本.2[-oオプション](テキストファイルに)
crunch (何文字から) (何文字まで) -o pass.txt
もしくは
crunch (何文字から) (何文字まで) > pass.txt
例 :crunch 1 3 -o pass.txt
動き:1字のアルファベットすべてから3字のアルファベットすべてまでをテキストファイルに保存する。
これでテキストファイル(.txt)に保存できます。もちろんテキストファイル(.txt)の名前は何でもいいです。
基本.3(決めた文字の組み合わせ)
crunch (何文字から) (何文字まで) (組み合わせたい文字)
例 :crunch 1 3 abc123@*
*動き:1字のabc123@**から3字のabc123@*の組み合わせまで
【\(バックスラッシュ)】は【 (スペース)】として組み合わせます。
応用.1[-fオプション][-tオプション](.lstファイルで定義された文字列で&決めた文字をまぜて使う)
crunch (何文字から) (何文字まで) -f /usr/share/crunch/charset.lst (charset.lstで定義された文字列)-t pass[@@@] -o pass.txt
例 :crunch 9 9 -f /usr/share/crunch/charset.lst mixalpha-numeric-all-space -t pass[@@@] -o pass.txt
動き:pass[(3字の大文字、小文字、記号、数字のすべての組み合わせ)]の形でテキストファイルに保存
具体的にはこんな感じ。
注意するのはここで指定する(何文字から何文字まで)は@の数ではなく、この例でいうpass[]も含めた文字数となる。
応用.2[-sオプション](どの文字からスタート)
crunch (何文字から) (何文字まで) (組み合わせたい文字) -s (スタートする文字) -o pass.txt
例 :crunch 1 3 abc123@* -s c
*動き:1字のc123@**から3字のabc123@*の文字の組み合わせまでをテキストファイルに保存
本来【a b c 1 2 3 ...】と続いていくのが【c 1 2 3 ...】となります。
一文字の【a b】 は出力されません。
応用.3(文字列の組み合わせ)
crunch (何文字から) (何文字まで) -p (組み合わせたい文字列)... -o pass.txt
例 :crunch 1 3 -p cat dog Michael
動き:1つの文字列のcat dog Michaelから3つの文字列のcat dog Michaelまでをテキストファイルに保存
文字列を文字として組み合わせるイメージです
6.蛇足
charset.lstについて
- /usr/share/crunchを省略して書きたかったけど、勉強不足でどうしたらいいのかわからなかったです。
- 私のubuntu1.5.10とkalilinux2.0は/usr/share/crunch/charset.lstとなっていたため、そのように書きました
7.更新
- メモに使いやすくするために「さっさと作りたい人」を上に持ってきました