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総当たり攻撃用の「.txt」ファイルを作ってくれるソフト【Crunch】の使い方

Last updated at Posted at 2016-03-20

すべて初心者であり、不備がたくさんあると思いますのでご教授お願いします。

1.やること

テスト.png

具体的にはこんな感じのテキストファイル(.txt)を作ります。
何文字から何文字まで、とかどの文字からどの文字までも指定することができます。


2.さっさと作りたいって人向け

現在のディレクトリにpass.txtって名前で保存します。

Crunchのインストール
sudo apt-get install crunch

charset.lstの確認
vim /usr/share/crunch/charset.lst

小文字アルファベットの組み合わせ(1文字から3文字)
crunch 1 3 -o pass.txt

数字の組み合わせ(1文字から3文字)
crunch 1 3 0123456789 -o pass.txt

一番使えそうな小文字アルファベット+数字の組み合わせ(1文字から3文字)
crunch 1 3 abcdefghijklmnopqrstuvwxyz0123456789 -o pass.txt

小文字大文字記号の組み合わせ(1文字から3文字)
crunch1 3 -f /usr/share/crunch/charset.lst mixalpha-numeric-all-space -o pass.txt

password[(3文字の小文字アルファベットの組み合わせ)]
crunch 13 13 -o pass.txt -t password[@@@]




3.どんなときそのファイルが必要になるか

文字をいちからすべてためす「総当り攻撃」をするときには、LinuxOSでインストールできる【Hydra】というソフトを使います。

しかしいざ総攻撃をしようとすると【Hydra】
「すべての文字列が乗っているテキストファイル(.txt)が欲しい(´・ω・`)」
と言ってくるのでその時に渡す用に必要となります。





4.必要なソフトを手に入れる

①LinuxOSを手に入れる。

Linuxのインストール方法などはいろんなところでわかりやすく乗っています「Linux インストール」とかで調べてください。

②【Crunch】のインストール

sudo apt-get install crunch

で入れられるとおもいます。

無かったら

http://kumonchu.com/oss/hydra-crunch-ubuntu/




5.使い方

基本.1(ターミナル上に)

crunch (何文字から) (何文字まで)

例 :crunch 1 3
動き:1字のアルファベットすべてから3字のアルファベットすべてまで

これだけだと ターミナル上に表示されるだけです。



基本.2[-oオプション](テキストファイルに)

crunch (何文字から) (何文字まで) -o pass.txt

もしくは

crunch (何文字から) (何文字まで) > pass.txt

例 :crunch 1 3 -o pass.txt
動き:1字のアルファベットすべてから3字のアルファベットすべてまでをテキストファイルに保存する。

これでテキストファイル(.txt)に保存できます。もちろんテキストファイル(.txt)の名前は何でもいいです。



基本.3(決めた文字の組み合わせ)

crunch (何文字から) (何文字まで) (組み合わせたい文字)

例 :crunch 1 3 abc123@*
*動き:1字のabc123@**から3字のabc123@*の組み合わせまで

【\(バックスラッシュ)】は【 (スペース)】として組み合わせます。


応用.1[-fオプション][-tオプション](.lstファイルで定義された文字列で&決めた文字をまぜて使う)

crunch (何文字から) (何文字まで) -f /usr/share/crunch/charset.lst (charset.lstで定義された文字列)-t pass[@@@] -o pass.txt

例 :crunch 9 9 -f /usr/share/crunch/charset.lst mixalpha-numeric-all-space -t pass[@@@] -o pass.txt
動き:pass[(3字の大文字、小文字、記号、数字のすべての組み合わせ)]の形でテキストファイルに保存

具体的にはこんな感じ。

Screenshot from 2016-03-20 01-40-43.png

注意するのはここで指定する(何文字から何文字まで)は@の数ではなく、この例でいうpass[]も含めた文字数となる。



応用.2[-sオプション](どの文字からスタート)

crunch (何文字から) (何文字まで) (組み合わせたい文字) -s (スタートする文字) -o pass.txt

例 :crunch 1 3 abc123@* -s c
*動き:1字のc123@**から3字のabc123@*の文字の組み合わせまでをテキストファイルに保存

本来【a b c 1 2 3 ...】と続いていくのが【c 1 2 3 ...】となります。
一文字の【a b】 は出力されません。



応用.3(文字列の組み合わせ)

crunch (何文字から) (何文字まで) -p (組み合わせたい文字列)... -o pass.txt

例 :crunch 1 3 -p cat dog Michael
動き:1つの文字列のcat dog Michaelから3つの文字列のcat dog Michaelまでをテキストファイルに保存

文字列を文字として組み合わせるイメージです



6.蛇足

charset.lstについて

  • /usr/share/crunchを省略して書きたかったけど、勉強不足でどうしたらいいのかわからなかったです。
  • 私のubuntu1.5.10とkalilinux2.0は/usr/share/crunch/charset.lstとなっていたため、そのように書きました



7.更新

  • メモに使いやすくするために「さっさと作りたい人」を上に持ってきました
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