はじめに
Geminiでキャラを作るプロンプト設計をまとめました!
今回は「ごはんの妖精・ごはんちゃま」、原画を元に個性を引き出す方法を紹介します🍚
※原画がなくても理想のキャラを作れます。
完成した画像
・原画 ・Geminiで生成
最初は背景の指定を忘れて真っ白になったり、
小物の色がグレーになっちゃったりと少し手こずりましたが、
細かくプロンプトを調整し完成にようやくできたのが右側の画像です...!
キャラクターが「生きている」ような仕上がりになって、個人的にはだいぶ満足です✨
使用したプロンプト
# 指示
あなたはプロのAI生成の画家です。
以下の条件と原画を元に[最高の絵]を出力してください。
# 制約条件
・送付する原画は忠実に再現してください。
・原画をベースに色や背景を補完し、キャラクターの個性と雰囲気が最大限伝わるように表現してください。
・デフォルメや過剰なデザインの改変は避け、原画の印象を活かした自然な仕上がりにしてください。
・構図はキャラクターが中心になるように配置してください。
# 詳細設定
性別:女の子
性格:無邪気で元気いっぱい。みんなを笑顔にするのが得意。
特徴:ごはんの妖精。頭に茶碗を被り、水色の箸が髪のように垂れている。
髪飾りは黄色い星。胸のハートマークは感情で色が変わる(喜:黄、怒:赤、哀:青、楽:ピンク)。
# 色指定
髪(箸):水色
髪飾り:黄色の星
肌:薄白ピンク
目:黒
頬:薄ピンク
ご飯:白
胸のハートマーク:ピンク
# ポーズ指定
元気に走っているポーズ。箸を片手に持ち、楽しそうな表情。
# 背景指定
家のリビング(昼間)。明るく、ふわふわした可愛らしい雰囲気。
# 描画スタイル
アニメ調。もとの線画(原画)に忠実に着色・演出してください。
解説のポイント
1. 役割を指定する
# 指示
あなたはプロのAI生成の画家です。
以下の条件と原画を元に[最高の絵]を出力してください。
「あなたはプロのAI生成画家です」と冒頭で明示すると、AIに「どの視点で描くか」を意識させられます。
2. 制約条件で崩れを防ぐ
# 制約条件
・送付する原画は忠実に再現してください。
・デフォルメや過剰なデザインの改変は避け、原画の印象を活かした自然な仕上がりにしてください。
「デフォルメ禁止」「原画の印象を活かす」などを入れることで、AIの過剰表現を防ぎ、元イラストに沿った仕上がりになります。
3. キャラの個性を細かく指示
# 詳細設定
胸のハートマークは感情で色が変わる(喜:黄、怒:赤、哀:青、楽:ピンク)。
「胸のハートが感情で色変化する」こうした要素を入れると、キャラクターの個性が強く出ます。
4. ポーズ+背景でシーン固定
# ポーズ指定
元気に走っているポーズ。箸を片手に持ち、楽しそうな表情。
# 背景指定
家のリビング(昼間)。明るく、ふわふわした可愛らしい雰囲気。
「元気に走っている」「昼間のリビング」などシーンを具体的に入れることで、AIが迷わず表現できるようになります。
まとめ
・可愛い系キャラクターでは色指定・小物指定が特に効果的
・雰囲気ワード(明るい・ふわふわ・可愛らしい)を加えると出力が柔らかくなる
・原画を活かす場合は「忠実に再現」を強く指定するのがコツ
今回の例では「ごはんちゃま」を作りましたが、 プロンプト設計の工夫は オリジナルキャラクター制作や商用イラスト生成 にも応用できます。
ぜひ試してみてください!🍚