こんにちは、Azure アーキテクトのやまぱんです。
GitHub の基礎認定資格「GH-900 : GitHub Foundations」に合格したので、勉強法・使った教材・出題傾向などをまとめました。
GitHub をなんとなく使っていたけど、体系的に学びたい
DevOps / DevSecOps に踏み込みたい
という方の参考になれば嬉しいです。
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間違いがあれば 優しく 教えてください 🙏
本記事で取り上げる「GH-900 : GitHub Foundations」は、GitHub が提供する認定資格の 1 つです。GitHub 関連の認定資格には今回の GH-900 他にも以下のようなものがあります (2025/10 時点)。
その他の GitHub 関連資格
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GH-900 : GitHub Foundations
GitHub の基礎知識を体系的に学べる認定資格。初心者向け。 -
GH-200 : GitHub Actions Certification
CI/CD や自動化ワークフローの設計・運用に関する知識を問う資格。DevOps 志向の方におすすめ。 -
GH-500 : GitHub Advanced Security Certification
セキュリティ機能 (Code scanning、Dependabot、Secret scanning など) の活用方法を学ぶ資格。セキュリティ担当者向け。 -
GH-100 : GitHub Administration Certification
GitHub Enterprise の管理・運用、組織設定、権限管理などを扱う資格。管理者・リーダー層向け。 -
GH-300 : GitHub Copilot Certification
GitHub Copilot の機能とプロンプトエンジニアリングの実践的な知識を問う資格。AI を活用した開発ワークフローの最適化を学びたい開発者向け。
各資格の詳細や最新情報は MS Learn の GitHub 認定資格ページ や GitHub Docs の認定資格ページ を参照してください。
TL;DR
最近 DevOps、DevSecOps などのキーワードをよく聞くことがあって、エンジニアなら GitHub は Microsoft PowerPoint や Excel ぐらいの必須ツールになってきているのを感じていたのをきっかけに、なんとなく使っていた GitHub を改めて勉強して合格したので、体験記・アドバイスを書いてみました。
認定証と得点分布
認定証です。
こちらが点数とドメインごとの得点率です。
プライバシーとセキュリティ管理がよくないです。勉強不足でした。

GH-900 : GitHub Foundations の概要
発表 : 2024 年 (Microsoft と GitHub が認定試験シリーズを公開)
Microsoft 認定試験として提供開始 : 2024 年 7 月 1 日以降 (Pearson VUE 経由)
それ以前は GitHub 公式サイトの「GitHub Certifications 登録ページ」から試験を予約する必要があったらしいです。
まあそんな感じで、比較的新しい資格です。
試験予約ページは下記です。
試験の基本情報
- 試験時間 : 90 分
- 問題数 : 約 75 問
- 試験形式 : 選択問題 (単一選択、複数選択)
- 合格点 : 700 点 (1000 点満点)
- 受験料 : 99 USD (学生は無料 - GitHub Education 得点)
- 受験方法 : オンライン監督付き試験またはテストセンター
- 有効期限 : 2 年間 (取得後 2 年間有効)
参考: GitHub Foundations - 公式ページ
出題範囲
ドメインは以下のようになっています。
- ドメイン 1 : Git と GitHub の概要 (Introduction to Git and GitHub) 22%
- ドメイン 2 : GitHub リポジトリの操作 (Working with GitHub Repositories) 8%
- ドメイン 3 : コラボレーション機能 (Collaboration Features) 30%
- ドメイン 4 : 先進開発 (Modern Development) 13%
- ドメイン 5 : プロジェクト管理 (Project Management) 7%
- ドメイン 6 : プライバシー、セキュリティ、管理 (Privacy, Security, and Administration) 10%
- ドメイン 7 : GitHub Community の利点 (Benefits of the GitHub Community) 10%
詳細は Study guide for GH-900 を参照してください。
学習方法
使用した教材
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Microsoft Learn と GitHub Docs
最初の 1 週間で MS Learn のラーニングパスをざっと眺めつつ、GitHub Docs も確認しました。
- GitHub Foundations Part 1 of 2 - 公式ラーニングパス
- GitHub Foundations Part 2 of 2 - 公式ラーニングパス
- 無料で体系的に学べるのでおすすめです
- 特に GitHub Actions や Codespaces の部分は重要
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Udemy 講座
直前 1 週間で以下の Udemy を 3 周しました。正直これだけでも合格することは可能だと思います。急いでる人にはおすすめです~!
似たような問題も半分くらいは出てきたかなと思います!
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ハンズオン
今回の試験対策にしたわけではないですが、以下程度の経験はあり。
- 実際にリポジトリを作成して操作
- MS Learn サイトやチームブログへの Issue、Pull Request 作成
- 検証環境構築時などに GitHub Actions を使用した環境作成
学習期間
- 業務経験 : 業務で GitHub を個人用に使用していた経験あり。チームの技術ブログの更新などに使っていたが、本格的なチーム開発の経験はなし
- 私の場合 : 約 2 週間 (MS Learn 1 週間 + Udemy 1 週間)
- 初心者の場合 : 1〜2 ヶ月程度が目安
試験のポイント
重要なトピック
以下は特に重要なパートです。
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コラボレーション機能 (ドメイン 3 : 30%)
- Pull Request のレビュープロセス
- ブランチ保護ルール
- CODEOWNERS の使い方
- フォークとクローンの違い
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Git と GitHub の基礎 (ドメイン 1 : 22%)
- Git の基本的なワークフロー (add, commit, push, pull)
- ローカルリポジトリとリモートリポジトリの違い
- ブランチとマージの概念
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GitHub Actions (ドメイン 4 : 13%)
- ワークフローの基本構文
- トリガーの種類と使い分け
- シークレット管理
- CI/CD パイプラインの基本
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セキュリティ機能 (ドメイン 6 : 10%)
- Dependabot の役割
- Code scanning と secret scanning
- セキュリティアドバイザリ
- ブランチ保護ルール
受験のアドバイス
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Git と GitHub の違いをしっかり理解しておく
(Git = バージョン管理システム、GitHub = Git のホスティングサービス + コラボレーションプラットフォーム) - GitHub の各機能の 「なぜ使うのか」 を意識する
- GitHub Actions や Codespaces などの先進開発機能に注目
- GitHub Enterprise と GitHub.com の違いに注意
- Team や Organization の機能、権限周りの理解
- Gist の機能と用途
- GitHub Discussions と Issue の使い分け
- 問題は素直なものが多いので、落ち着いて解答する
- GitHub の思想 (オープンソースコラボレーション、透明性など) を理解する
まとめ
GitHub Foundations は GitHub の基礎を体系的に学べる良い機会でした。普段なんとなく使っていた機能の意味や、使ったことがなかった機能についても理解が深まりました。
特に GitHub Actions やセキュリティ機能については、業務でもすぐに活用できる知識が得られたので、受験して良かったと思います。
DevOps / DevSecOps に興味がある方、GitHub をもっと使いこなしたい方にはおすすめの資格です!
今後とりたい GitHub 資格
GH-900 合格を機に、次は以下の資格取得を目指しています。
今後は重要そうな GH-200 か GH-300 からチャレンジして GH-500 もとってみたいなーと思っています。
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GH-200 : GitHub Actions Certification
- CI/CD パイプラインをより深く理解したい
- 自動化ワークフローの設計スキルを磨きたい
- 業務での GitHub Actions 活用の幅を広げたい
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GH-300 : GitHub Copilot Certification
- AI を活用した開発ワークフローを最適化したい
- プロンプトエンジニアリングのスキルを体系的に学びたい
- Copilot の効果的な使い方をチームに展開したい
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GH-500 : GitHub Advanced Security Certification
- DevSecOps の実践的なスキルを身につけたい
- セキュリティ機能の活用方法を深く理解したい
- Code scanning や Dependabot の運用ノウハウを習得したい
