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GitHub Foundations (GH-900) 合格体験記と学習のコツ🚀

Last updated at Posted at 2025-10-26

こんにちは、Azure アーキテクトのやまぱんです。
GitHub の基礎認定資格「GH-900 : GitHub Foundations」に合格したので、勉強法・使った教材・出題傾向などをまとめました。

GitHub をなんとなく使っていたけど、体系的に学びたい
DevOps / DevSecOps に踏み込みたい
という方の参考になれば嬉しいです。

ぜひ いいね・拡散・コメント お願いします 🥺
間違いがあれば 優しく 教えてください 🙏

image.png

本記事で取り上げる「GH-900 : GitHub Foundations」は、GitHub が提供する認定資格の 1 つです。GitHub 関連の認定資格には今回の GH-900 他にも以下のようなものがあります (2025/10 時点)。

その他の GitHub 関連資格

  • GH-900 : GitHub Foundations
    GitHub の基礎知識を体系的に学べる認定資格。初心者向け。

  • GH-200 : GitHub Actions Certification
    CI/CD や自動化ワークフローの設計・運用に関する知識を問う資格。DevOps 志向の方におすすめ。

  • GH-500 : GitHub Advanced Security Certification
    セキュリティ機能 (Code scanning、Dependabot、Secret scanning など) の活用方法を学ぶ資格。セキュリティ担当者向け。

  • GH-100 : GitHub Administration Certification
    GitHub Enterprise の管理・運用、組織設定、権限管理などを扱う資格。管理者・リーダー層向け。

  • GH-300 : GitHub Copilot Certification
    GitHub Copilot の機能とプロンプトエンジニアリングの実践的な知識を問う資格。AI を活用した開発ワークフローの最適化を学びたい開発者向け。

各資格の詳細や最新情報は MS Learn の GitHub 認定資格ページGitHub Docs の認定資格ページ を参照してください。


TL;DR

最近 DevOps、DevSecOps などのキーワードをよく聞くことがあって、エンジニアなら GitHub は Microsoft PowerPoint や Excel ぐらいの必須ツールになってきているのを感じていたのをきっかけに、なんとなく使っていた GitHub を改めて勉強して合格したので、体験記・アドバイスを書いてみました。

認定証と得点分布

認定証です。

こちらが点数とドメインごとの得点率です。
プライバシーとセキュリティ管理がよくないです。勉強不足でした。
image.png

GH-900 : GitHub Foundations の概要

発表 : 2024 年 (Microsoft と GitHub が認定試験シリーズを公開)
Microsoft 認定試験として提供開始 : 2024 年 7 月 1 日以降 (Pearson VUE 経由)
それ以前は GitHub 公式サイトの「GitHub Certifications 登録ページ」から試験を予約する必要があったらしいです。
まあそんな感じで、比較的新しい資格です。

試験予約ページは下記です。

試験の基本情報

  • 試験時間 : 90 分
  • 問題数 : 約 75 問
  • 試験形式 : 選択問題 (単一選択、複数選択)
  • 合格点 : 700 点 (1000 点満点)
  • 受験料 : 99 USD (学生は無料 - GitHub Education 得点)
  • 受験方法 : オンライン監督付き試験またはテストセンター
  • 有効期限 : 2 年間 (取得後 2 年間有効)

参考: GitHub Foundations - 公式ページ

出題範囲

ドメインは以下のようになっています。

  • ドメイン 1 : Git と GitHub の概要 (Introduction to Git and GitHub) 22%
  • ドメイン 2 : GitHub リポジトリの操作 (Working with GitHub Repositories) 8%
  • ドメイン 3 : コラボレーション機能 (Collaboration Features) 30%
  • ドメイン 4 : 先進開発 (Modern Development) 13%
  • ドメイン 5 : プロジェクト管理 (Project Management) 7%
  • ドメイン 6 : プライバシー、セキュリティ、管理 (Privacy, Security, and Administration) 10%
  • ドメイン 7 : GitHub Community の利点 (Benefits of the GitHub Community) 10%

詳細は Study guide for GH-900 を参照してください。

学習方法

使用した教材

  1. Microsoft Learn と GitHub Docs

    最初の 1 週間で MS Learn のラーニングパスをざっと眺めつつ、GitHub Docs も確認しました。

  2. Udemy 講座

    直前 1 週間で以下の Udemy を 3 周しました。正直これだけでも合格することは可能だと思います。急いでる人にはおすすめです~!
    似たような問題も半分くらいは出てきたかなと思います!

    GH-900: GitHub Foundations Certification 2025

  1. ハンズオン

    今回の試験対策にしたわけではないですが、以下程度の経験はあり。

    • 実際にリポジトリを作成して操作
    • MS Learn サイトやチームブログへの Issue、Pull Request 作成
    • 検証環境構築時などに GitHub Actions を使用した環境作成

学習期間

  • 業務経験 : 業務で GitHub を個人用に使用していた経験あり。チームの技術ブログの更新などに使っていたが、本格的なチーム開発の経験はなし
  • 私の場合 : 約 2 週間 (MS Learn 1 週間 + Udemy 1 週間)
  • 初心者の場合 : 1〜2 ヶ月程度が目安

試験のポイント

重要なトピック

以下は特に重要なパートです。

  1. コラボレーション機能 (ドメイン 3 : 30%)

    • Pull Request のレビュープロセス
    • ブランチ保護ルール
    • CODEOWNERS の使い方
    • フォークとクローンの違い
  2. Git と GitHub の基礎 (ドメイン 1 : 22%)

    • Git の基本的なワークフロー (add, commit, push, pull)
    • ローカルリポジトリとリモートリポジトリの違い
    • ブランチとマージの概念
  3. GitHub Actions (ドメイン 4 : 13%)

    • ワークフローの基本構文
    • トリガーの種類と使い分け
    • シークレット管理
    • CI/CD パイプラインの基本
  4. セキュリティ機能 (ドメイン 6 : 10%)

    • Dependabot の役割
    • Code scanning と secret scanning
    • セキュリティアドバイザリ
    • ブランチ保護ルール

受験のアドバイス

  • Git と GitHub の違いをしっかり理解しておく
    (Git = バージョン管理システム、GitHub = Git のホスティングサービス + コラボレーションプラットフォーム)
  • GitHub の各機能の 「なぜ使うのか」 を意識する
  • GitHub Actions や Codespaces などの先進開発機能に注目
  • GitHub Enterprise と GitHub.com の違いに注意
  • Team や Organization の機能、権限周りの理解
  • Gist の機能と用途
  • GitHub DiscussionsIssue の使い分け
  • 問題は素直なものが多いので、落ち着いて解答する
  • GitHub の思想 (オープンソースコラボレーション、透明性など) を理解する

まとめ

GitHub Foundations は GitHub の基礎を体系的に学べる良い機会でした。普段なんとなく使っていた機能の意味や、使ったことがなかった機能についても理解が深まりました。

特に GitHub Actions やセキュリティ機能については、業務でもすぐに活用できる知識が得られたので、受験して良かったと思います。

DevOps / DevSecOps に興味がある方、GitHub をもっと使いこなしたい方にはおすすめの資格です!

今後とりたい GitHub 資格

GH-900 合格を機に、次は以下の資格取得を目指しています。
今後は重要そうな GH-200 か GH-300 からチャレンジして GH-500 もとってみたいなーと思っています。

  1. GH-200 : GitHub Actions Certification

    • CI/CD パイプラインをより深く理解したい
    • 自動化ワークフローの設計スキルを磨きたい
    • 業務での GitHub Actions 活用の幅を広げたい
  2. GH-300 : GitHub Copilot Certification

    • AI を活用した開発ワークフローを最適化したい
    • プロンプトエンジニアリングのスキルを体系的に学びたい
    • Copilot の効果的な使い方をチームに展開したい
  3. GH-500 : GitHub Advanced Security Certification

    • DevSecOps の実践的なスキルを身につけたい
    • セキュリティ機能の活用方法を深く理解したい
    • Code scanning や Dependabot の運用ノウハウを習得したい

参考リンク

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