【gnuplot】三項演算子によって条件付きのプロットをする

グラフを書く際に用いるgnuplotですが、基本的な使い方は既に紹介されているサイトが多いため、少し変わった使い方を1つ紹介します。

定義域条件付きのグラフをプロットしたい

例えば、$y<0$が存在しない現象に対して近似した数式が$x=0$の時$y<0$だとします。例えばこんな式です。

$y=12x-40$
$y<0$が存在しないですがモデル式として成立させるため$y<0$の時$y=0$だと仮定します。

$y=12x-40　(y≧0)$
$y=0(y<0)$

このような時、gnuplotでどうプロットすればよいのでしょうか。

plot時に三項演算子が使える

gnuplotでplotする際のコマンドは今回の場合では

plot 12x-40

となります。そうすると、

このようなグラフになります。（体裁を整える部分の説明は割愛）

$y<0$のとき$y=0$にすればよいので、plotする際のコマンドは

plot 12*x-40 <0 ? 0 : 12*x-40

となります。

これで、$y<0$のとき$y=0$にできました。

まとめ

gnuplotで何らかの条件付き数式のグラフを作成したい場合、三項演算子を用いると実現できます。逆に一定部分を描画しないという設定もすることもできます。