【本のご紹介】
書籍名:もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
著者:岩崎 夏海
【Before】
『もしドラ』は、学生時代にも一度読んだことがある本です。
当時も読みやすく面白い本という印象はありましたが、今回久しぶりに読み返してみると、感じることが大きく変わっていました。
今は自分自身もサービスの運営や、チームマネジメントにも携わらせてもらっています。
ドラッカーの『マネジメント』のエッセンスが非常にわかりやすく物語に落とし込まれており、「業務に活かせることがとても多い」と感じました。
また、マネジメントの本として学びが多いだけでなく、小説としても改めてとても感動しました。
【気づき】
今回、特に印象に残ったのは、
「我々の事業は何か」「顧客は誰か」から始めることの大切さです。
物語では、野球部にとっての顧客は誰なのかを考え、野球部が顧客に提供する価値を明確に定義する場面があります。
これは、とても考えさせられる内容でした。
日々の業務に追われていると、「何を対応するか」「どう効率化するか」に目が向きがちです。
しかし、その前に、
・顧客は誰なのか
・顧客が本当に必要としているものは何なのか
・自分たちのサービスは何のために存在するのか
を考えることが大切なのだと感じました。
また、マネージャーの役割についても多くの学びがありました。
特に印象に残ったのが、
専門家と顧客の間を翻訳することもマネージャーの仕事である
という考え方です。
役割を明確にしたり、フィードバックをしたり、それぞれの強みを組織としての成果につなげたりすることも、マネジメントなのだと感じました。
そして、その根本に必要なのが「真摯さ」である、という言葉も印象に残っています。
【After】
本書の中で、企業は大きくなる必要はないが、常によりよくなる必要がある
という考え方に触れられています。
これは、今の自分にとても響きました。
どこかよりよくなることと規模が大きくなることを、同じ意味に捉えていたことに気づかされました。
「今より少しでも良いサービスにする」
「働くメンバーが強みを発揮できる環境を作る」
「顧客により良い価値を届ける」
ことを積み重ねることも、マネジメントなのだと思います。
また、マネジメントには、
・組織の使命を果たすこと
・仕事を通じて働く人を生かすこと
・組織の強みを使って社会に貢献すること
という役割があることだということも印象的でした。
自分が携わっているサービスでも、目の前の業務を回すだけではなく、
「このサービスで何を提供したいのか」
「誰にどんな価値を届けたいのか」
をこれからも考え続けたいと思います。
学生時代に読んだ時には気づかなかったことが、今だからこそたくさん見つかりました。
今後、自分の役割やチームの状況が変わった時にも、また読み返したいと思える一冊でした。