はじめに
この記事を読んでいただきありがとうございます。
この記事ではUdemy講座を最大限に活用してAWS全冠を目指す方法案を書かせていただきます。
私自身がAWS全冠取得の際に用いていたノウハウを交えつつ、せっかく勉強するのであれば少しでも実践で活かせるようにするにはここを気をつけたほうが良いよ!みたいな部分も書いていきたいと思います。
記事の後半で今から受講するならこの講座が良さそうだよといったおすすめ講座をご紹介しますので参考にしてください。
※講座の選定にあたっては受講講座を中心に良さそうなものは紹介しています
口コミやレビューを参考に選んでいますが最後はご自身の責任でご購入をお願いいたします
AWS認定をどの様に攻めていくか
現在有効なAWS認定試験
まずは2023年11月現在有効となっている試験について確認しましょう。
現時点では下記の記事にSAP on AWS - Specialtyが加わった12つの試験が受験可能です。
(現在ベータ版公開中のData Engineer - Associateを除く)
※補足情報:Data Analytics - Specialtyの廃止が発表されています。受験をされる場合は要項を確認の上で期限内に受験ください。
注: この認定は、2024年4月9日に廃止されます。以下の試験の復習タブにある試験準備リソースは、2024年4月8日まで利用可能であり、2024年4月9日に廃止される予定です。
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-data-analytics-specialty/?ch=sec&sec=rmg&d=1
個人的難易度所感
続いて試験の難易度について考えてみます。
認定試験の難易度は受験者の前提知識にも依りますので、あくまで私個人の意見としてご参考ください。
難易度 | 名称 | 個人の印象 |
---|---|---|
激難 | AWS Certified Advanced Networking - Specialty | ネットワーク周りの知識がかなり必要。DX接続の経験有無によってかなり難易度は変わる。 |
難 | AWS Certified Solutions Architect - Professional | 問われる知識の範囲が広い。文章量もなかなかなので解く速さも重要。 |
難 | AWS Certified DevOps Engineer - Professional | DevOpsな開発をしているかにも寄るが問われる範囲も多く、こちらも得速さが重要 |
やや難 | AWS Certified Database - Specialty | DBサービスを何処まで触っているかで体感が違う。感覚としてはSAPの問題をDB関連に絞った感じ。 |
やや難 | AWS Certified Data Analytics - Specialty | 分析サービスを何処まで触っているかで体感が違う。Kinesisをしっかり理解する必要あり。 |
やや難 | AWS Certified Machine Learning - Specialty | 機械学習の知識が必要。 |
やや難 | AWS Certified: SAP on AWS - Specialty | SAP製品の利用経験次第ではかなり簡単になるかもしれないが、基本的な事項は他の試験に包含されるイメージ。 |
やや難 | AWS Certified Security - Specialty | Specialtyの中では一番取り組みやすい印象。セキュリティの知識は他の試験にも活用できる。 |
普通+ | AWS Certified Solutions Architect - Associate | 改訂を重ねる中で範囲も広く難しくなっている印象。Associateの中では一番難易度が高いと思われる。 |
普通 | AWS Certified SysOps Administrator - Associate | 標準的な難易度。 |
普通 | AWS Certified Developer - Associate | 標準的な難易度。 |
入門 | AWS Certified Cloud Practitioner | AWSサービスを広く浅く学ぶことができる。 |
私個人としては、非IT学部からの新卒入社1年目から取得し始め、3年目に全冠までいけました。
そのため、ネットワーク等の知識がほぼ皆無の状況を前提とした難易度となっております。
Specialty系はその人の前提知識にかなり依存すると思いましたが、ANSに関しては求められる知識量の多さから 激難 とさせていただいています。
個人的おすすめ受験順序
個人的なおすすめ順序は下記のとおりです。(試験の略称で記載しています)
SAA or CLF -> SOA -> SCS -> SAP
-> ANS -> DVA -> DOP
-> 各種Specialty
イメージとしては以下の学習計画です。
- SAAもしくはCLFから初めてAWSの基礎的なアーキテクトを学びます。
- SOA・SCSでセキュリティ関連の事項をしっかり身につけます。そうすることで後の資格に向けてセキュリティを1からやる必要がなくなります。
- AWSの全体アーキテクティングをより学ぶためにSAPを取得します。
- SAPの学習の中でもDX接続関連の話題が出るのでそのままANSを取得します。
- 毛色を変えてDVA・DOPにて開発目線の知識を取得していきます
- 最後は残った認定試験を自分の知識や興味に応じて受験する
今回はアーキテクトの取得メインで書いていますのでこの順序にしました。
受験順序に正解はないので参考にしていただいてご自身の計画を立案いただければと思います。
勉強法の仕方
ここからは実際の勉強方法について記載していきます。
本記事では、試験への合格だけではなくできる限り実務的な知識までを身につけるイメージで試験対策を提案させていただきます。
あくまで試験を合格したいという方は一部のステップを省略して学習いただければと思います。
おすすめ勉強法
勉強のやり方としては以下の4つの繰り返しです
- 試験要項の確認
- 解説動画を見てサービスのイメージを作る(合格のためだけなら不要かも)
- 問題演習
- 公式ドキュメントを読み込む
以下各項目でやることを確認していきます。
試験要項の確認
意外かもしれませんがまずやるべきは試験要項の確認です。
各試験には以下のようなページが用意されており、試験の出題範囲が記載されています。
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-cloud-practitioner/?ch=sec&sec=rmg&d=1
試験によっては問題が改訂されている場合もあるのでよく確認しましょう。
解説動画を見てサービスのイメージを作る(合格のためだけなら不要かも)
要項を確認したら問題を解く前に可能であれば試験範囲の解説講座を受講しましょう。
もちろん全ての試験で解説講座を受講する必要があるのではなく、自分の苦手な領域の試験や、全くの知識0の状態から受験する場合に受講するイメージです。
要項を確認して何を行っているのか全くわからないサービスが半分を超えているようであれば受講することをおすすめします。
ここでの目的は実際のコンソール等を用いて動かす動画を見ることで実際のサービスにイメージを持つことです。
実環境でそのサービスを触れる場合には省略しても大丈夫です。
また、Udemyでは一度購入してしまえば何度で視聴することができるので合格後もサービスの振り返りのために視聴することができるのもポイントです。
問題演習
概要を掴めたところで問題演習です。
問題演習は人によってやり方が色々ですが、私個人としてはまず最初は1つの問題をじっくりと考えて回答するのがおすすめです。
その際になぜそれが正解なのか、また、他の設問の何処が不正解なのかをしっかり調べて参考となるドキュメントまでを整理するのが良いと思います。
公式ドキュメントを読み込む
問題演習と交互に行うのがドキュメントの読み込みです。
実際の試験では「よくある質問」に記載されているような 実際に利用する場合にどう使うのが良いんだろう、何処に気をつければ良いんだろう といった事項が設問にされていることがあります。
問題演習で整理したドキュメント一覧を読み込む中でそのサービスの理解を深めます。
また、こうすることでサービスの制約が理解できるので問題の選択肢から不正解を判断する材料が増えるのでおすすめです。
受験の目安
私の受験の目安としては上記4つを周回し、問題集で解けない問題が無くなるまでやり込むようにしています。
問題数の目安ですが私は150問くらいを完璧に解けることを目指しています。
問題数をむやみに増やしても重複する問題が増えてしまうので、1問から学べる内容をフルに学んでいくことを意識しています。
試験別おすすめ講座
いよいよ、おすすめの講座をご紹介いたします。
紹介順は先に述べた個人的おすすめ受験順序の順としています。
すべての講座を私が受講しているわけではないのですが、執筆時点で有用そうだと思ったものをご紹介いたします。
私が今から勉強するならどの講座がおすすめかを記載していますのでご参考ください。
※Udemyの受講方法については簡単に後述しますのでよろしければご参考ください。
AWS Certified Cloud Practitioner
私は受験順序的に最後の方に受験したので実際に受講したことはありませんが、入門的な試験ということもあり教材はかなり豊富なようです。
最近、問題が更新されたようなので購入の際は十分に注意しましょう。
解説動画
問題演習
AWS Certified Solutions Architect - Associate
こちらもAWS認定資格としてはかなり有名なので教材も豊富です。
私はSAA-C01の時代に合格したのですが、現在はSAA-C03が最新となっていますので注意しましょう。
解説動画
↑私はこの講座のSAA-C01版を利用していました。
↑英語教材だととても有名な方の日本語版です。
全世界で 50 万人以上が受講したベストセラー講座の完全日本語版!ハンズオンで0から学ぶ AWS 認定 SAA の完全ガイドです。スライド・ハンズオンとも日本語で新規収録しています。
問題演習
問題演習も豊富なのでお好みなものをご利用ください。
AWS Certified SysOps Administrator - Associate
アソシエイト資格なので日本語教材がいくつかあります。お好みでお選びください。
解説動画
日本語教材
英語教材
↑英語で問題なければこのシリーズはかなりおすすめです。
問題演習
日本語教材
英語教材
AWS Certified Security - Specialty
認定試験になると急に日本語の講座が減ります。私は英語の教材を翻訳しながらで学習しました。
解説動画
日本語教材
英語教材
問題演習
日本語教材
日本語で良さそうな講座を見つけられませんでした。。見つけ次第更新します。
英語教材
AWS Certified Solutions Architect - Professional
思ったよりも日本語教材が少ないです。私も前回受験時は日本語教材を受講したのですが、次回更新時は英語の教材を翻訳しながらで利用しようかと考えています。
解説動画
日本語教材
日本語で良さそうな講座を見つけられませんでした。。見つけ次第更新します。
英語教材
問題演習
日本語教材
日本語で良さそうな講座を見つけられませんでした。。見つけ次第更新します。
英語教材
AWS Certified Advanced Networking - Specialty
日本語の解説講座は発見できませんでしたが、英語教材に優秀なものが多いです。
私も年明けに認定試験の更新があるのでしっかり受講して認定更新したいです。
解説動画
日本語教材
日本語で良さそうな講座を見つけられませんでした。。見つけ次第更新します。
英語教材
↑認定試験更新に向けて現在受講しています。実際の流れも理解できるのでとてもおすすめです。
問題演習
日本語教材
日本語問題もいくつかありましたがレビューも少ないのでご参考までに。
英語教材
AWS Certified Developer - Associate
解説動画
日本語教材
英語教材
問題演習
日本語教材
英語教材
AWS Certified DevOps Engineer - Professional
解説動画
日本語教材
日本語で良さそうな講座を見つけられませんでした。。見つけ次第更新します。
英語教材
問題演習
日本語教材
英語教材
AWS Certified Database - Specialty
解説動画
日本語教材
日本語で良さそうな講座を見つけられませんでした。。見つけ次第更新します。
英語教材
問題演習
日本語教材
レビュー数は少ないですがご参考までに。
英語教材
AWS Certified Data Analytics - Specialty
前述のとおり来年廃止予定の認定試験となりますのでご購入のタイミングにはご注意ください。
解説動画
日本語教材
日本語で良さそうな講座を見つけられませんでした。。見つけ次第更新します。
英語教材
↑受験の際に何度も見ました。サービスの特徴がわかりやすく大変おすすめです。
問題演習
日本語教材
レビュー数は少ないですがご参考までに。
英語教材
AWS Certified Machine Learning - Specialty
解説動画
日本語教材
日本語で良さそうな講座を見つけられませんでした。。見つけ次第更新します。
英語教材
↑受験の際に何度も見ました。サービスの特徴がわかりやすく大変おすすめです。
問題演習
日本語教材
英語教材
AWS Certified SAP on AWS - Specialty
認定試験としては最も新しく追加された試験となります。英語の教材もまだ少ないのでこれからに期待ですね。。
私が受験した頃は日本語教材がなかったのですが今は問題集があるようでしたので掲載しています!
解説動画
日本語教材
日本語で良さそうな講座を見つけられませんでした。。見つけ次第更新します。
英語教材
↑とても参考にしていました。SAPが未経験でもイメージが付くので良いかと思います。
問題演習
日本語教材
英語教材
Udemy利用方法
Udemy受講方法
Udemyの受講方法については以下を参照いただければと思います。
また、Udemyでは定期的にセールを実施されているのでそのタイミングで購入するのも良いかもしれません。
直近ではブラックフライデーセールが実施されていました。
英語講座の受講方法
英語講座は受講しにくく感じますが優良なものが多くあるのでどんどん活用しましょう。
特にサービスの解説系は英語のもののほうが講座数も多くサービスのカバー範囲も広いように思われます。
残念ながらChromeの翻訳機能が上手く使えないので、下記の記事をご参考いただきEdgeにて翻訳してご利用ください。
おわりに
長くなりましたが私のUdemy講座受講方法を書かせていただきました。
こちらの記事が誰かのお役に立てれば幸いです。